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年末の行動で新年の運勢を上げるために
年末が近づいてくると、日増しに忙しくなってきますよね。掃除や買い出しなどやらなければいけないことがどんどん押し寄せる時期なので、何からすればいいか混乱してしまうこともあるでしょう。
年をまたいだり年末大詰めの時期は、行ってはいけないことがあります。新年によい運気を呼び込むためにも、年末のNG行動を把握しておきましょう。
年末の計画を練るときや、片付けるべき事柄の優先順位決めにも役立つかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。
年末にすべきではないNG行動6選
年末に避けたい行動は、複数あります。早いうちに済ませておきたいことや、年越しのときのNG行動を集めたので要チェック!
家族みんなで少しずつ気を付けて、新年によい運気を呼び込めるよう、準備しましょう。
①.お正月飾りの準備
お正月飾りは、12月28日くらいをめどに準備を済ませておきましょう。
お正月飾りを飾り付けるのは、年神様を迎えるための大切な儀式。30日以降に飾り付けを行うのは縁起がよくないとされています。
29日の9は苦を連想させる数字なので、できるならばお正月飾りを設置するのは避けたい日です。
特に気を付けたいのが、12月31日。翌日がお正月であるこの日にお正月飾りを出すのは、一夜飾りといって神様に対して失礼な行動ともいわれています。
お正月飾りを出すのは、遅れなどを考慮して12月28日がおすすめです。大荒れの天候であったり多忙を極めているならば、12月30日に設置しましょう。
②.年を越しながら年越しそばを食べる
年越しそばは、長寿の願いを込めた縁起物です。新年への願いを込めて、31日の夜の年越しそばを食べる人は少なくありません。
年越しそばには、長寿のほかに厄を断つ意味も込められています。年越し前に食べきることで、今年の厄払いを行う意味合いも持っているのです。
年を越しながら年越しそばを食べてしまうと、今年の厄を新年にも持ち込んでしまうことにつながります。
厄払いを行う願いを込めて、年越しそばは日をまたぐ前に完食しましょう。そばに乗せる具材は好きなものでOK。神社の役職に禰宜(ねぎ)と呼ばれるものがあるので、厄払いの効果を高めたい場合は同じ発音のネギを散らして年越しそばを食べましょう。
③.煮物料理は年末作ってはいけない
煮物料理を行うと、灰汁が出ます。灰汁は悪を連想させる言葉なので、大晦日に煮物や汁物の料理を作るのはよくありません。
煮物や汁ものは、煮込む時間がかかるものです。年末に長時間台所で火を扱うのは、火の神様に対して失礼に当たります。大晦日は簡単な焼き物や炒め物などをメインに料理をして、台所を清潔な状態にしておきましょう。
煮豆や佃煮、筑前煮やエビ煮を作る場合は、30日に済ませてしまうのがおすすめです。味をしっかりとしみこませる佃煮や煮豆は長期間保存可能。筑前煮やエビ煮は佃煮ほど日持ちしないので、早めに完食できる量を準備してくださいね。
④.お風呂で年越し
大晦日に入るお風呂は、年の湯と呼ばれています。その年の厄や垢を落とす役割があるため、普段よりも入念に体を洗って新年を迎える準備をしましょう。
入浴中に新年を迎えてしまうと、垢や厄を新年まで持ち越してしまいます。そうならないためにも、大晦日の入浴時間には少し気を配って、余裕を持って済ませるのが吉です。
⑤.餅つきの日程に気を付けるべし
お餅はお正月飾り同様に、29日と31日に準備すると縁起が悪いとされています。お正月飾り同様に12月28日に準備を済ませておきましょう。
29日に準備をするお餅は苦餅(くもち)と呼ばれており、その名の通り新年を迎えるものとしては不吉です。31日は飾り付けと同じように一夜餅と呼ばれ、急ごしらえしたお供え物という意味を持ってしまいます。
28日はどうしても都合が悪いのであれば、30日にお餅の準備を済ませるよう調整しましょう。
⑥.31日に掃除をする
年末の大詰めである31日に急いで大掃除をすれば、新年までに間に合うのでセーフと思っていませんか?大掃除は、年末28日を前後に済ませておくのが吉。旧暦では30日が大晦日なので、31日の朝には神様が来るとされています。
31日に大忙しでばたばたと掃除をしていると、神様が家に入りづらく、福を呼び込めません。また、お正月飾りやお餅と同じように、語呂が悪い29日に大掃除をするのも避けたいものです。
31日はあわてず騒がず、家族そろって穏やかな気持ちで過ごしましょう。
お正月にしてはいけないこともチェック
大晦日だけではなく、元旦や三が日にしてはいけないこともあります。
- 朝風呂に入る→福を洗い流してしまう
- 包丁を使った料理→縁が切れる、けがを防止する願いを込めて極力使わない
- 掃除→福を払ってしまう
- ケンカ→悪い運気を呼び込まないよう
- お金を使う→年初めにお金を使うとお金が貯まらないことにつながるという風習がある地域も
あまり神経質になる必要はありませんが、元旦や三が日はのんびりと心穏やかに過ごすようにしましょう。
さいごに
年末は忙しい時期だからこそ、計画を立ててやるべきことを順調に消化していきましょう。
年末に身辺をきれいにして、新たな気持ちで新年を迎えて、気持ちよく1年をスタートさせてくださいね。