目次
もしかして腐ってる?りんごが腐った時のサインは?
もらったりんごや買ったりんごをしばらく保管していて、ある日「食べよう」と取り出してみると、保管した当時に比べて様子が違うということはありませんか。りんごは日持ちしやすい果物ですが、いつまでも保管しておける果物ではありません。
以下のようなサインが見られたら、りんごが腐っている可能性が高いです。
- 酸っぱい臭いを放っている
- りんごの皮が茶色く変色する
- 触ると柔らかくなっている
- シワシワに干からびている
- カビが生えている
このようなサインが現れたら、腐敗していたり、傷みが進行している状態なので、無理に食べようとせず、残念ですが廃棄することをおすすめします。
りんごは保存方法で日持ち期間が異なる
りんごは比較的日持ちしやすい果物です。しかし、いつまでも日持ちする食材ではないので、以下の期限を目安に食べきりましょう。
- 常温保存…約1ヶ月
- 冷蔵保存…約2ヶ月
- 冷凍保存…約1ヶ月
適切な方法で冷蔵保存すると、約2ヶ月間日持ちしますが、これは皮のまま丸ごと保存した場合です。一度切ってしまったりんごは、冷蔵保存しても1~2日で品質が劣化してしまいます。
りんごを保存する際は常温、または冷蔵で保存する方法が一般的です。以下では常温で保存する方法と冷蔵で保存する方法を解説します。
常温で保存する方法
常温で保存する場合は、乾燥を防ぐためにも1個1個をキチンペーパーや新聞紙に包んでください。包んだ後、直射日光の当たらない涼しい場所で保管します。ダンボールやカゴなどに入れて保管することをおすすめします。
冷蔵で保存する方法
冷蔵で保存する場合は、野菜室の温度が適しています。りんごはエチレンガスを放出する果物なので、そのまま保管してしまうと、他の野菜や果物が傷んで腐ってしまいます。そのため、キッチンペーパーや新聞紙で1個ずつ包んだ後、ポリ袋に入れ、空気を抜いた状態で密封してください。
りんごが腐ってしまう『NG行為』4選
適切な保管方法を理解した上で、りんごが腐ってしまうNG行為を解説します。間違った保存方法を行っていれば、早めにりんごが腐ってしまうので、このような行為は控えましょう。
1.18℃以上の場所に保管する
りんごの適温は、0℃~5℃です。寒い場所で育つ果物なので、18℃以上の場所に放置してしまうと、傷みが早くなり、腐る原因になります。
りんごは通常、常温で保存が可能な果物ですが、夏場は室内の温度も上がるため、常温保存は避けて冷蔵保存した方が良いでしょう。
2.日光の当たる場所に保管する
りんごの保存方法にも「直射日光の当たらない場所で保管する」とお話ししました。日光がりんごに当たってしまうと、りんごが温まってしまい、腐るスピードも速くなります。そのため、りんごは涼しい場所で、且つ日光の当たらない暗い場所で保存しなければいけません。
3.運ぶ際に落として傷を付けてしまう
りんごを運ぶ際、落としたり何かにぶつけたりして、傷を付けてしまうことはありませんか。りんごは傷が付いてしまうと、その傷口から細菌が入りやすくなり、傷んでしまう原因となります。
細菌が入り込むことで、りんごの安全性も保てなくなってしまうのでりんごを運ぶ際は、落としたりぶつけたりしないよう、細心の注意を払うようにしてください。
4.りんごをそのまま他のりんごと保管
りんごをキッチンペーパーや新聞紙で包まず、他のりんごと一緒に段ボールへ入れたり、袋に入れたりして保管する行為はNGです。
りんごはエチレンガスを放出するため、何も対策をせずにりんご同士を同じ場所に保管してしまうと、お互いにエチレンガスを放出し合い、傷むスピードがより早くなってしまうのです。
りんごを複数個保管する場合は、1個ずつきちんとキッチンペーパーや新聞紙で包み、なるべく離して保管するようにしましょう。野菜室で保管する場合は、ポリ袋に入れることも忘れないでください。
エチレンガスを放出するりんごの保存には対策を!
今回はりんごが腐ってしまうNG行為を紹介しましたが、いかがでしたか。りんごは温度やエチレンガスの放出に気を付けて保存する必要があります。保存する際は、しっかり対策をしてりんごも周りの食材も影響を受けないようにしましょう。