使うべきではない『ごま油』4選

香りも良く、多くの使い方ができる『ごま油』は、1つ置いておくと、いざという時に便利ですよね。ごま油は健康にも良い成分を含んでいるため、他の油の代わりに取り入れたい油です。しかし、そんなごま油も傷んでしまうと使えなくなってしまいます。今回は、使うべきではないごま油の特徴を紹介します。

古くから馴染みのある『ごま油』は万能油

ごま油は万能な油

中華料理で特に使われることの多い『ごま油』は、日本でも昔から多くの家庭で愛されてきた油の1つです。香りも良く、味も美味しいため、中華料理だけでなく、サラダのドレッシング代わりとして、料理の香り付けとして、さまざまな使い方ができます。

『ごま油』には健康に良い成分がたっぷり!

昔から家庭でもよく使われてきた『ごま油』には、健康に良い成分が豊富に含まれていることをご存知でしょうか。特に、ごま油に含まれている『オレイン酸』は、さまざまな病気の予防に役立っています。主な効能は以下の通りです。

  • コレステロール値抑制
  • 動脈硬化予防
  • 心筋梗塞予防
  • 脳卒中予防
  • 抗酸化作用(がん予防)
  • アンチエイジング効果
  • 便秘改善
  • 美肌効果

オレイン酸だけでも、これだけの効能が期待できます。生活習慣病が気になる中高年層から、美容が気になる主婦層まで、あらゆる人々にとって良い影響を与えてくれる油なのです。

冷蔵保存はNG?ごま油は常温保存が基本!

ごま油は常温保存が基本

ご家庭でも大活躍するごま油ですが、ごま油の正しい保存方法をご存知でしょうか。ごま油は、基本的に未開封の状態であっても、開封後であっても常温保存が適しています。

冷蔵庫に入れて保存してしまうと、沈殿物が現れたり、低温によって固まってしまう恐れがあります。すると、品質も劣化するため、味や香りが落ちてしまうのです。したがって、ごま油は常温保存が最も理想的です。

ごま油を常温保存する際のポイント

では、ごま油を常温保存する際、どのようなポイントを押さえるべきなのでしょうか。ごま油は酸化してしまうと劣化し、傷みが早くなってしまいます。早々に傷まないよう、以下の点に注意して保存しましょう。

  • 空気が入らないようしっかり蓋を閉める
  • 直射日光の当たる場所は避ける
  • 湿気の少ない涼しい場所に保存する

この条件を守って保存することで、できるだけ長持ちさせることができます。

ごま油のパッケージやラベルには、賞味期限が記載されていますが、賞味期限はあくまで味や香りなどの品質を保証する期間です。そのため、この時期を過ぎたからといって食べられなくなるということではありません。

使うべきではない『ごま油』の特徴4選

NGなごま油とは

他の調味料に比べても酸化しにくいといわれている『ごま油』ですが、保存方法を間違えたり、長期間放置していると傷んでしまいます。では、酸化で傷んでしまったごま油には、どのような特徴が現れるのでしょうか。

1.色が濃くなる

ごま油が酸化している状態を見た目で判断する場合は、色を確認しましょう。通常、ごま油は透明感のある状態で販売されています。しかし、酸化が進むと色が濃くなり、透明感がなくなってしまいます。

色が濃くなっただけでは使ってはいけないとまでは言いませんが、品質が劣化し、風味や味が落ちてしまっているため、早めに使い切るか新しいごま油を購入するべきでしょう。

2.油臭くなる

通常、ごま油はごま油特有の香ばしい香りが特徴的です。しかし、酸化してしまうと油の臭いが強くなり、きつい臭いを放つようになります。

ごま油を使う理由としては、香りを良くする目的が大きいため、香りが変わってしまったり、臭いと感じるような臭いを放つようになった場合は、ごま油として上手に活用することが難しいです。新しいごま油に買い換えるべきでしょう。

3.ドロッとした粘り気が出てくる

ごま油が酸化してしまうと、トロッとした感触ではなく、ドロッと粘り気のある状態で容器から出てきます。粘り気が出てきたごま油は、すでに傷んでいる可能性が高いので、食べずに廃棄するようにしましょう。

4.低温で熱した際に煙が上がる

ごま油を使おうとフライパンに引く際、低温で熱してみてください。低温で熱した時に、煙が上がるようであれば、品質が劣化しているサインなので、すでに酸化が進んでいる可能性があります。

ごま油を使っていると、使っている最中に不純物が入り込んでしまうケースはよくあります。その不純物によって傷みが進行し、使うべきではない状態になってしまうのです。

『ごま油』に違和感を感じたら新しいものに買い換えて

無理して使うべきではない

今回は使うべきではないごま油の特徴を紹介しました。元々腐ることのないごま油ですが、保存状態や使い方によっては酸化してしまい、使うべきではない状態になってしまうことも。このような特徴が現れたら、無理に使わず、新しいごま油に買い換えましょう。

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