食べてはいけない『ネギ』の特徴3選

新鮮な2本のねぎ

副菜として、汁物の具材として、さまざまな調理方法が可能なネギは便利ですよね。栄養価も高いので、積極的に摂取したい食材でもあります。そんなネギが腐ってしまった場合、どのような特徴が出るのでしょうか。今回は食べてはいけないネギの特徴と共に、栄養素や賞味期限なども解説していきます。

味噌汁や副菜に大活躍のネギは主婦の味方!

ねぎを持ってOKサインを出している女性

1年を通して手に入りやすいネギは、味噌汁の具材としてはもちろん、主菜や副菜、さらにはネギだけでもう1品、簡単なメニューを作ることも可能な主婦の味方です。常に1~2本はストックしているという方も多いのではないでしょうか。

そんなネギは、風邪予防や肌荒れ予防など、さまざまな効能を持っています。多くの栄養素を含むネギは、家族全員の健康を維持するためにも欠かせない食材なのです。

ネギの栄養素と効能

複数のねぎと小口切りのねぎ

ネギには、主に以下のような栄養素が含まれています。

  • アリシン…血行促進、風邪症状緩和
  • カリウム…高血圧予防
  • βカロテン…免疫力向上、風邪予防
  • ビタミンC…シミ皺予防、肌荒れ予防

このような効能を持つ栄養素がたっぷり含まれているので、老若男女、多くの人々にとって欠かせない食材です。特に風邪予防には効果的なので、季節の変わり目や冬に積極的に摂取したいですね。

加熱すると栄養価が落ちるって本当?

多くの栄養素を持つネギですが、実はネギに含まれているアリシンやカリウム、ビタミンCは水溶性なので、加熱したり、長時間水にさらしてしまうと栄養が流れ出てしまいます。

そのため、ネギを使う際は、なるべく短時間で水洗いしたり、加熱調理するのであれば、サッと炒める程度にすることで、栄養価をなるべく多く摂取することができます。

しかし、味噌汁などの汁物の具材として使う場合は、味噌汁の中に栄養素が溶け出るだけなので、味噌汁の汁ごと摂取することで、しっかり栄養を吸収できます。ちなみに、近年の研究によると、味噌汁の味噌は血圧を上昇させないことがわかっているので、安心して味わってくださいね。

ネギの賞味期限ってどのくらい?

竹ざるにのせた沢山のねぎ

野菜などの食材は、明確な賞味期限、消費期限が設定されていません。そのため、基本的には毎日状態を確認し、腐ったり傷んでいたりする物は廃棄するのが正解です。しかし、どの野菜にも「これくらいまでに食べるべき」という目安はあります。

ネギの場合、約1週間前後で傷んでしまうことが多いです。そのため、購入してから4日が過ぎた頃から、注意して腐っていないかどうかを判断することが大切です。腐ってしまった食材は、ネギに限らず、他の食材にも悪影響を及ぼす恐れがあるので注意しましょう。

食べてはいけない『ネギ』の特徴3選

灰色の背景にある2本の新鮮なねぎ

では、傷んだり腐ったりして食べられなくなってしまったネギには、どのような特徴が見られるのでしょうか。腐ったネギを食べてしまうと、下痢や嘔吐、腹痛といった軽い症状が現れる恐れがあります。間違って食べないよう、食べてはいけないネギの特徴を知っておきましょう。

1.臭いが強烈になる

ネギは元々、刺激的な匂いがほのかに香っていますが、ネギが腐ってしまうとその匂いが強烈な物となります。ネギをとりだした際、鼻を近付けなくても「くさい」とわかるほどです。

刺激臭が強くなるため、冷蔵庫で保存している場合は、冷蔵庫内が臭くなってしまうことがあります。他の食材に臭いが移らないよう、別の冷蔵室に保存するなどして対処してください。

2.水分が漏れ出てくる

ネギが腐ってしまうと、ネギに含まれた水分が漏れ出てきます。そのため、水っぽくしなびていたり、元々ネギが持っているぬめり気と混ざり合い、ぬめぬめとした不快感を感じる人もいるでしょう。

水分が漏れ出てきているネギは、傷んでしまい食べることができないので、丸まる1本残っていたとしても無理に食べない方が無難です。

3.ドロドロになって柔らかくなっている

水分が漏れ出てしまったネギは、中から徐々にドロドロになっていくのも特徴的です。この時にはすでに匂いも強烈になっているため、ドロドロになっていることを確認しなくても、「腐っている」と異変を感じ取る人が多いでしょう。

ドロドロになって柔らかくなってしまったネギは、もちろん使えません。食べてしまうと、繁殖した雑菌が体内に侵入し、下痢や嘔吐といった症状を引き起こす恐れがあります。食べずに廃棄しましょう。

栄養価の高いネギでも腐った食材は食べずに廃棄しよう

竹ざるの上の2本のねぎ

今回は、ネギの栄養素や食べてはいけないネギの特徴などを紹介してきました。腐ったネギは、強烈な臭いを放つため、判断がしやすいと思います。特に小さなお子様やご年配の方は、腹痛や下痢といった症状を起こしやすいので、食べずに廃棄してください。

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