目次
ゴムパッキンの臭い取り方法3選!
方法1:重曹とお酢を使う
重曹とお酢を使用してゴムパッキンの臭い取りをすることができます。
50℃くらいのお湯500mlに対しそれぞれ大さじ2杯の重曹とお酢を入れ、ゴムパッキンを入れて2時間程度浸け置きしましょう。浸け置きの時間が経過したらしっかり水洗いをするとゴムパッキンの臭いが取れます。
臭いが残って気になる場合は繰り返し臭い取りを行ってください。重曹とお酢はどちらも殺菌効果がある上、口に入れてしまっても害は無いので安心して使用することができます。
《 ポイント 》
- 重曹には食品用と掃除用があり、成分的には大きな違いはない。
- 水筒やお弁当箱のゴムパッキンの臭いを取る場合には食品用の重曹を使用すると安心。
方法2:酸素系漂白剤を使う
酸素系漂白剤を使用してゴムパッキンの臭い取りをすることができます。
50℃くらいのお湯500mlに対し大さじ2杯の酸素系漂白剤を入れて溶かしてから、ゴムパッキンを入れて2時間程度浸け置きしましょう。
浸け置きの時間が経過したらしっかり水洗いをすることでゴムパッキンの臭い取りをするだけではなく、汚れやカビも落とすことができます。
《 ポイント 》
- 酸素系漂白剤を使用してゴムパッキンの臭い取りをしたときに、細かい隙間に汚れが残ってしまっている場合、それが原因で臭いが出ることもあるので綿棒や使い古しの歯ブラシなどで汚れをしっかり落とす。
方法3:その他のアイテムを使う
重曹とお酢や酸素系漂白剤を使用してゴムパッキンの臭い取りをする方法以外にも、いくつか臭い取りをする方法があるので併せて紹介します。
一般的なご家庭にあるものばかりなので、利用しやすいものを選んで臭い取りをしてください。
煮沸消毒
ゴムパッキンの耐熱温度を確認して100℃以上の温度でも問題ないようでしたら、鍋などに入れて10分~15分ほど煮沸消毒してみましょう。ゴムパッキンの臭いが強いと感じる場合は沸騰させる前に重曹を加えておくとより効果的に臭い取りをすることができます。
茶がらし
お湯1Lに対して、緑茶を飲んだ際の茶がらしを50gほど入れて約2時間浸け置きしておきます。緑茶に含まれているポリフェノールには消臭効果があるので、臭い取りをすることができます。
お米のとぎ汁
お米を研いだときにでるとぎ汁を使用してゴムパッキンの消臭をすることもできます。お米のとぎ汁を消臭に使用する時は、とぎはじめの最初の濃い色のとぎ汁を使用しましょう。お米のとぎ汁にゴムパッキンを半日~1日浸け置きしておくことで臭い取りをすることができます。とぎ汁には界面活性剤によく似た成分が含まれているため消臭効果があると言われています。
レモン
消臭用の臭い取り製品で多く利用されている柑橘系の成分を利用する方法になります。レモンが無ければ、他の柑橘系の果物やポッカレモンなどの柑橘系の果汁製品を代用しても大丈夫です。
レモンを使用した消臭の手順
- レモンを絞ってレモンの皮を小さく刻みます。
- 耐熱容器にゴムパッキンと手順1で用意したレモンを入れます。
- 3分間電子レンジを使い温めます。
- 2時間ほど放置した後、水で洗い流せば完了です。
《 ポイント 》
- 重曹とお酢や酸素系漂白剤を利用する以外にもゴムパッキンの臭い取りをする方法はある。
- 茶がらし、お米のとぎ汁、レモンは一般家庭にある物なのでお好みのものを利用してゴムパッキンの臭い取りをする。
ゴムパッキンのカビを落とす方法
ゴムパッキンの臭い取り以外にカビがついてしまった場合の落とし方も紹介します。
台所用漂白剤
台所用漂白剤を薄めて浸け置きすればカビの程度にもよりますが、軽度のカビでしたら簡単に落とすことができます。
50℃前後のお湯に台所用漂白剤をお湯1Lに対して10ml入れて浸け置き用の液を作ります。カビを落とすためには30分ほど浸け置きをしましょう。
お弁当箱の場合は洗ってから、分解してふた、容器、ゴムパッキン全てを浸け置きするようにしましょう。浸け置き後は流水でしっかり洗い流しましょう。
クエン酸
台所用とは言え、漂白剤を食器に使用することに抵抗がある場合は、クエン酸を使って臭い取りををしましょう。クエン酸は重曹と65℃のお湯が加わることで発泡します。この発泡を利用してカビを落とします。重曹は食品用があるので健康被害が起こってしまう心配がありません。
手順
- ゴムパッキンに重曹とクエン酸をふりかける
カビ取りをしたいゴムパッキンに重曹とクエン酸を粉のままの状態でふりかけます。 - ふりかけた重曹とクエン酸に65℃のお湯を吹きかける
ふりかけた重曹とクエン酸に65℃のお湯を霧吹きなどで吹きかけると化学反応を起こして発泡します。この泡でカビを落とすのでしばらく待ちます。 - カビを拭き取る
泡を拭き取るとカビも拭き取れます。しつこいカビ汚れが残る場合は使い古しの歯ブラシを使って軽くこすってカビを落としましょう。
《 ポイント 》
- ゴムパッキンにカビがついてしまっている場合は、台所用の漂白剤で浸け置きして洗い流す。
- ゴムパッキンにカビがついてしまっている場合は、クエン酸と重曹を使いお湯をかけて発泡させてカビを落とす。
- ゴムパッキンのカビを落とした後はしっかり水で洗い流す。
ゴムパッキンに臭いがつかないお手入れ方法
ゴムパッキンに臭いがつかないようにするためのお手入れの方法は、日頃から使用したらよく洗いしっかり乾燥させることや、定期的に重曹や酸素系の漂白剤を使って浸け置きして除菌をし、ゴムパッキンの臭い取りをすることです。
またゴムパッキンは使用していると劣化してしまうものなので、交換用のゴムパッキンを用意しておくこともおすすめです。
《 ポイント 》
- ゴムパッキンに臭いがつかないようにするためのお手入れの方法は、日頃から使用した後はよく洗って乾燥させたり、定期的に重曹や漂白剤で浸け置き洗いや除菌をして臭い取りをする。
ゴムパッキン以外のゴム製品の臭い取り方法
ゴムパッキン以外のゴム製品のゴム手袋やラバーマットやレインブーツなどの臭い取り方法も併せて紹介するので覚えておくといざというときに役立ちます。
ゴム手袋の場合
ゴム手袋の臭い取りをする場合は、容器にぬるま湯と重曹を入れて溶かし15分程度浸け置きして洗い流してから陰干しをしてしっかり乾燥させましょう。
ゴム手袋の場合は手を入れる内側の臭いも気になってしまうと思うので、内側も洗った場合は裏返して指先までしっかり乾燥させることが重要になります。
レインブーツの場合
レインブーツもゴム製品なのでゴム臭が強い製品です。大きめの容器に1Lの50℃程度のお湯に対して大さじ1杯の分量で重曹を加えて重曹水をつくりレインブーツを浸けて1時間ほど放置します。
浸け置きの時間が過ぎたら水洗いをして風通しの良い場所で陰干ししてしっかり乾燥させましょう。乾燥が不足してしまうと雑菌が繁殖してしまうので違う嫌な生乾き臭がしてしまいます。
ラバーマットの場合
車の中に置くラバーマット・ゴムマットは購入したてのときには強烈なゴムの臭いがするので、それが原因で車酔いをしてしまう場合もあります。車内に設置する前に対策をしておくことをおすすめします。
ゴム製品の臭い取り方法
方法①:陰干しで風通しをする
ゴム製品は風通しをして空気に触れさせることで徐々に臭いが減ります。1度で臭いを取り除くことはできませんが、何度か繰り返すことで臭いは和らいでいきます。
風通しをする場合は直射日光が当たらない場所で風通ししましょう。ゴム製品は直射日光に長時間当たってしまうと劣化が早くなってしまう原因になります。
方法②:食器用中性洗剤で洗う
食器用中性洗剤でラバーマットを洗いましょう。ラバーマットの表面には製造過程や販売されるまでの保管の期間で油や化合物が浮き出てきていることがあります。この浮き出てきた油や化合物を取り除くことで臭いを軽減させることができます。
大きい容器にぬるま湯と食器用中性洗剤を入れて溶かした後、ラバーマットを入れて洗いましょう。中性洗剤ですのでぬるま湯を使って洗うことで油分を落とすことができます。
方法③:重曹水に浸ける
これまでにも何度が紹介している重曹を使う方法も有効です。大きい容器にぬるま湯と重曹を入れて溶かした後、ラバーマットを入れて洗いましょう。臭いが強い場合には重曹の量を増やしたり、浸け置きする時間を長くするなどをして対応してください。
最後に
ゴムパッキンは生活に身近な所でも多く使用されています。臭いが気になるゴムパッキンは飲料や食品を入れたり調理する、水筒や弁当箱や炊飯器や圧力鍋で使用されるゴムパッキンです。
どれも口にする可能性があるゴムパッキンなので、臭い取りやカビ落としのときでも身体に害を及ぼす洗い方はしたくないですよね?
今回紹介した臭い取りの方法は身体に対して安全なものを利用しているので安心して臭い取りをすることができます。安心して使用してゴムパッキンがある製品を清潔に使うようにしましょう。