目次
タッパーの臭い取りの方法
タッパーのようなプラスチック製の保存容器には、臭いが残りやすいという特徴があります。
タッパーの臭いが気になる時に先ず試しておきたいことが、食器用のスポンジでよく洗って、完全に乾燥するまでフタを開けて風通しのいい場所においておくことです。
それでも臭いが気になる場合には、水をタッパーの中で凍らせます。凍ったらタッパーの中の氷を捨てます。一回で臭いが取れない場合はもう一度試してみるといいでしょう。
タッパーの臭い取りに役立つアイテム10個
「臭いは取れないし、色もついてきてしまっているけど、このまま使うしかないのかな」と臭いのしみついたタッパーを我慢して使っている方、まだ諦めないでください。キッチンにあるものでタッパーの臭いを取る方法があります。
ここからは、気軽で簡単に試せるタッパーの臭い取りに役立つアイテム10個を紹介します。
役立つアイテム1:キッチン用漂白剤
キッチン用漂白剤を薄めた液にしばらくつけておく、またはキッチンペーパーにキッチン用漂白剤を染み込ませたものを湿布しておくと、臭いは徐々に薄れていきます。
おき過ぎると漂白剤の臭いが気になるようになりますので注意しましょう。もちろんキッチン用漂白剤なので、臭いだけではなく色素沈着に対しても有効です。
役立つアイテム2:重曹
重曹には臭いを中和して吸収する効果があります。タッパーに重曹を入れ、ぬるま湯で溶かします。フタをしっかりと閉めてからタッパーを振ってください。
ぬるま湯と重曹が馴染んだら、しばらくおいておきます。または、ぬるま湯に重曹を溶かした中にタッパーをつけこみおいておきます。
その後、洗剤で洗うと臭いを消せます。しっかり溶けた重曹を使うことで洗浄力もあがるので嬉しいところです。重曹を溶かす時には水を使っても大丈夫ですが、重曹は水に溶けにくいので、できるだけぬるま湯で溶かすといいでしょう。
役立つアイテム3:キッチン用アルコールスプレー
キッチン用アルコールスプレーにはエタノールが含まれています。エタノールには臭い取りと除菌の効果があります。
キッチン用アルコールスプレーをタッパーに直接スプレーし、よく乾燥させます。乾燥が不十分のままタッパーを使用すると、食品の風味を損ねる原因になるので注意したいところです。
もし、スプレーをした後のタッパーを使うことに抵抗があれば、一度軽く洗って乾かしてから使用するのも良いでしょう。タッパーの臭い取りもでき、雑菌の繁殖も抑えられるので、一石二鳥です。
役立つアイテム4:塩
塩にも実は消臭効果があるのです。塩をつけたスポンジでこすり洗いをして水ですすぎます。手に塩を取ってこすり洗いをするという方法でも大丈夫です。
それでも臭いが残っているという場合は、塩と水を少しずつタッパーの中に入れ、フタをしてから振ります。手間がかからないので一度試していただきたい方法です。
役立つアイテム5:酢
酢には消臭効果や抗菌効果があります。酢を水で薄めてスプレーしたり、たらいの中に水をはり、そこに酢を入れた液につけこんだりしてしばらくおいておきます。
酢であれば口に入っても危なくないので、安心して使えます。酢にはぬめりを取り除く効果もあるので、臭いと同時にタッパーの油汚れが気になる時におすすめです。
役立つアイテム6:日本酒
肉や魚の臭みを取る方法として、日本酒を使うやり方はよく知られています。アルコールには蒸発する時に他の臭いの成分も同時に揮発させる「共沸効果」があります。
タッパーに日本酒をそそぐ、もしくは日本酒をスプレー容器に移してスプレーし、しばらくおいておくことで臭い取りができます。
役立つアイテム7:お茶がら
お茶がらにも、緑茶に含まれるカテキンに臭い取りの効果や抗菌効果があります。
水分を含むお茶がらは腐りやすいので、先ずはお茶がらを乾燥させます。それから、レンジで30秒程温めます。お茶がらをレンジで温めることでレンジの臭い取りにもなります。その後、フライパンで煎ってから、新聞紙やザルの上に広げて天日干しで十分乾燥させましょう。
乾燥させたお茶がらをタッパーに入れておくと臭い取りになります。フライパンで煎るのが手間な場合は天日干しだけでも大丈夫です。よく乾燥させてから使用しましょう。
役立つアイテム8:レモンの皮
レモンに含まれるリモネンという成分には臭い取りの効果があります。
料理をした後に出たレモンの皮をタッパーに入れ、フタをしてからよく振り、しばらくおいておきます。臭いが取れるだけでなく、レモンの爽やかな香りもほのかにするようになります。
レモンの香りにはリラックス成分もあるので、気持ち良く使えるでしょう。一度、試してみてはいかがでしょうか。
役立つアイテム9:米のとぎ汁
米のとぎ汁も臭い取りに役立ちます。米をとぐ時に、最初の濃いとぎ汁を保管しておきましょう。このとぎ汁をタッパーに注ぎます。一日ほどおいておき、その後軽く洗えば臭いが取れます。とぎ汁独特の臭いも残りにくいので、おすすめの方法です。
役立つアイテム10:野菜くず
軽い臭いの場合は、大根の葉やキャベツの芯などの野菜くずを細かく刻んで容器に入れてみるのも有効です。
一度タッパーに馴染むようフタをはめてからよく振って、一晩から一日おいてください。注意点として、どんな野菜くずでも良いわけではありません。玉ねぎやニンニク、らっきょう、ニラなど臭いのついてしまいそうな野菜のくずは避けてください。
タッパーに臭いがつくのを防ぐ方法4つ
これまでタッパーについた臭いを取る方法をご紹介してきました。とはいえ本音を言えば、ついてしまった臭いに悩まされる前に、タッパーに臭いがつくのを防ぎたいものです。実は、少しの工夫でタッパーに臭いがつくのを防げます。
ここからはタッパーに臭いがつくのを防ぐ4つの方法について書いていきます。
方法1:ラップを併用する
冷蔵庫に食品を保存する時に活躍しているのがラップです。ラップには食品の香りを保ち、他の食品に臭いがつくのを防ぐ効果があります。
タッパーに料理を入れる前に、ラップで包んでから入れるようにすると、タレや油などが直接タッパーにつくのを防げるので臭いがつきにくくなります。こうすることで、臭いがつくのを防止するだけではなく、洗う時にはラクに汚れを落とせます。
方法2:保管場所を工夫する
タッパーは温度と湿度が高ければ高いほど臭いがきつくなっていきます。そのため、タッパーに臭いを閉じ込めてしまわないよう、保管場所にも注意が必要です。
保管場所にはなるべく通気性の良い場所を選びましょう。湿気の多い場所や開閉の少ない棚等を避けて、日光の当たる風通しのいい場所で保管してあげることによって、タッパーに臭いがつくのを防げます。
方法3:次に使用するまでフタを外して保存
使い終わったタッパーを保存する時に、フタをはめたままにしていませんか。元々タッパーは密閉性に優れているので、食品の香りも閉じ込めてしまいます。
何も入っていなくてもフタをはめていれば臭いを外にもらしません。タッパーに臭いがついている時は、次に使用する時までフタを外して保存しましょう。落としきれなかった臭いをタッパーの中に閉じ込めることなく逃がせます。
方法4:臭いが強い食品の保存に利用しない
タッパーは優れた密閉性があるために、臭いが強い食品を保存するとどうしても匂いが残ってしまいがちです。特にらっきょう、にんにく漬けなど、臭いが強い食品の保存にタッパーは向いていません。長期間おいておくと場合によっては、臭いが取れなくなってしまいます。
臭いが強い食品の保存は、タッパーを避け、ガラスや陶器などプラスチック製ではない容器で保管するのがいいでしょう。
きれいに洗ったタッパーが臭う原因
「きれいに洗ったはずなのにタッパーに臭いが残っている」といったことが起きるのはなぜでしょうか。
タッパーは油汚れが浸透しやすく、密閉性に優れているという特徴があります。さらにプラスチック製品の表面がなめらかでなく、デコボコに臭いが付着してサッと洗っても取れないことも原因と考えられます。
タッパーの洗い方
汚れや臭いが取れない場合、焦りで力を入れて洗ってしまいがちです。
臭いが取れないからといって、ゴシゴシと力を入れて洗ってしまえば傷がつくので、かえって臭いがつきやすくなる原因になります。正しい洗い方を身につければ、臭いも発生しにくくタッパーも長持ちします。
ここからは、タッパーの洗い方について紹介します。
傷をつけにくいキッチン用スポンジを使う
タッパーを洗う時には、傷をつけにくいキッチン用スポンジを使うようにしましょう。金属たわしなどの硬いもので洗うと、傷がつくので避けてください。傷から油が侵入して酸化し、シミの原因になります。
レンジで温めた時に油の染みた傷の部分が高温になりやすく、タッパーをわずかに溶かしてしまうこともあるので注意したいところです。
お湯ですすぐ
洗濯物の汚れや臭いが取れない時に、お湯につけておくと良いという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。タッパーもすすぎにお湯を使うようにすると、汚れが落ちやすくなります。
お湯には消臭と油を浮かせる効果が期待できます。プラスチック製品は油汚れが浸透しやすいので、汚れを放っておくと樹脂に染み込んで取れなくなることがあります。使った後はなるべく早めに洗うことをおすすめします。
使いやすいものをタッパーの臭い取りに使ってみよう
今回紹介したタッパーの臭いを取る方法と臭いがつくのを防ぐ方法は、どれも無理なく用意できる身近なものだったのではないでしょうか。
タッパーには油が浸透しやすく、優れた密閉性は臭いも閉じ込めてしまう等の特性があるということを理解した上で、自分の生活にあった方法を試してみてください。