布団の選び方と素材ごとの特徴!快眠のためのポイントとは

布団

掛け布団と敷布団の選び方と、素材ごとの特徴を把握しておくことは、快眠するにあたってとても重要なポイントになります。一日のおよそ3分の1を費やす睡眠を、快適なものにするためには、羽毛、羊毛、木綿、化繊(ポリエステル)などのメリットとデメリットをチェックしてみましょう。そして自分の体質や環境にあった布団でぐっすりと眠ってみませんか?

布団の選び方のポイント

布団

掛け布団の選び方で重視したいポイントは、

  • 保温性
  • 吸湿性
  • 放湿性
  • フィット感

にすぐれているか、「身体に負担のない軽さ」かどうかなどがあげられます。

人は睡眠中にコップ1杯ほどの汗をかくと言われていますので、布団の吸湿性と放湿性が悪いと中が蒸れやすくなり、快適に眠ることができません。

心地よい睡眠を得るための布団の選び方として、保温力も大切なポイントです。布団の中の温度を33℃前後に保つようにして、身体から発散される熱を逃がさない保温力があるかどうかを確認してみましょう。

また、掛け布団が重かったり、敷布団が硬かったりすると寝返りしにくくなり、腰に負担がかかってしまうことがあります。

身体全体が圧迫されて血流が悪くなるので、身体にフィットして負担がかからない軽さの掛け布団を選ようにしましょう。また、家庭での水洗い可能な布団だと、一年中清潔感を保つことができるので選び方の一つに加えてみてください。

《 ポイント 》

  • 布団の選び方のポイントは「保温性」「吸湿性」「放湿性」「フィット感」「身体に負担のない軽さ」

掛け布団の素材の選び方

布団

羽毛掛け布団

水鳥の羽毛を使用しているため、暖かいうえに軽くてフィット感のある羽毛布団は、身体を圧迫しないので、掛け心地抜群です。

手入れも陰干しするだけでよく、耐久性があるのが特徴ですが、品質によって大きく差が出るので選び方が難しい布団でもあります。

低価格のものは羽根の芯が多く、寝返りを打つたびにガサガサと音がしたり、生地も厚手でゴワゴワ感があり、身体に馴染まないこともありますので、羽毛布団の選び方として、なるべく5万円以上の良質のものを選ぶようにしましょう。

羊毛掛け布団

羽毛の掛け布団だと軽すぎて物足りない、という方には羊毛の掛け布団をおすすめします。羊毛は、木綿や化繊の布団よりも保温性、放湿性が良く、湿気を外に逃がしてくれるので布団干しをする回数が少なくて済むのが特徴です。

価格は羽毛布団よりも手頃ですが、化繊との混合比率が50%以上のものになると、羊毛わたの良い部分を活かせず、合成繊維布団に近いものになってしまいます。

木綿掛け布団

木綿の掛け布団は重みがあり、高齢の方や男性の方に好まれているようです。ですが、重い掛け布団を長年使い続けていると血流が悪くなり、身体中に必要以上の負担をかけてしまいます。

木綿の掛け布団を使っている方は、軽くて膨らみのある化学繊維を混ぜるか、羊毛掛け布団に買い替えた方が健康上よいと思われます。

木綿も天然繊維のため吸湿性・放湿性に優れていますが、それでも羽毛布団や羊毛布団には劣ってしまいます。

化繊(ポリエステル)の掛け布団

吸湿性は天然繊維に比べて劣りますが、軽くて保温性が高いことや、家庭で洗濯できる製品が多く販売されているという特徴があります。化繊だけのものだと、身体の熱が布団にこもることで感じる蒸れがあり、決して気持ち良いものではありません。

そのため、寝返りも必然的に多くなり目が幾度となく覚めてしまい、熟睡できないこともあるようです。ふっくらとしていて暖かそうに見え、しかも低価格で販売されているのですが、実際には高齢の方や赤ちゃんに難しい素材でもあります。

《 ポイント 》

  • 羽毛掛け布団は、身体を圧迫せず、掛け心地抜群。
  • 羽毛掛け布団だと軽すぎて物足りない方には羊毛掛け布団。
  • 木綿掛け布団は、重くて身体中に負担をかけてしまう。
  • 化繊掛け布団は、家庭で洗濯可能なものが多いが、蒸れを感じる。

敷布団の素材の選び方

布団で寝る女性

羽毛敷布団

布団の選び方のポイントで敷布団で羽根を使った羽毛敷布団もありますが、弾力性や支持性に欠けるので、最近では製造量が少なくリフォームも出来ないため、おすすめしません。

羊毛敷布団

布団の選び方の注意点で100%羊毛わたでできた敷布団は、厚くするとクッション性が強くなり寝心地が悪くなります。化繊繊維を糊で固めた固綿芯入りなどは通気が悪く、へたりも出やすく寝心地があまりよくないので、腰痛をお持ちの方は避けた方がよさそうです。

木綿敷布団

掛け布団には不向きの重さのある木綿わたですが、敷布団には最適な素材です。植物性の天然素材である木綿は吸湿性に優れているうえに、適度な弾力もあり、肌や体にも優しいのですが、掛け布団ではなく、あくまでも敷布団として考えた方がよいでしょう。

化繊(ポリエステル)の敷布団

化繊(ポリエステル)100%や毛50%:ポリエステル50%の混合ものがほとんどですが、低反発ウレタンフォーム素材なども含め、これらの素材は掛け布団と同様に蒸れやすく、快眠は難しいかもしれません。また化学繊維は静電気もおきやすいので,空気中のホコリを寄せ付けやすいようです。

《 ポイント 》

  • 羽毛敷布団は弾力性や支持性に欠け製造量が少ない。
  • 羊毛敷布団はへたりが出やすく腰痛持ちには合わない。
  • 木綿敷布団は、吸湿性、弾力性があり肌や体に優しい。
  • 化繊の敷布団は、蒸れやすく快眠は難しい。

腰痛によい敷布団の選び方

腰痛に良い寝具、布団の選び方で重視する点は、「体圧分散」「適度な反発力」「底付き感」「寝心地」などがあげられます。

体圧分散

胸や腰にかかる負担を体全体に分散するのが「体圧分散」ですが、それがされてない布団で寝ると胸や腰に、一晩中、大きな負荷をかけて熟睡することができません。

その結果、筋肉が休まらないので、身体が緊張したままの状態になり腰痛が悪化する原因になってしまいます。よって腰痛対策には、体圧分散に優れた布団の選び方はとても大切なことのひとつでしょう。

適度な反発力

ずっと同じ体勢で寝ていると同じ部分にのみ重圧がかかり、血液やリンパ液の循環が悪くなり、筋肉に負担をかけてしまいます。特に筋力が衰えている方には、自然な寝返りが打てる適度な反発力が重要になってきます。

寝姿勢

正しい寝姿勢を保てる布団のを選び方は、腰痛対策をする上でとても重要なことです。この「正しい寝姿勢」とは、背骨のS字カーブが立ったときと同じように保たれている状態のことです。

柔らかすぎる布団を使用していると、腰が落ちて沈むため、背骨のS字カーブが崩れてしまいます。腰が沈むと寝返りが打ちづらくなるため、体重が腰回りに集中して血行不良となってしまうのです。

底付き感

成人男性が薄い敷布団に寝ていると、身体が沈み込み床の硬さを感じることがあります。「底付き感」ともいうのでしょうか、これは体圧分散しきれていないことにより、重さのあるお尻部分が落ちて、腰や肩が圧迫され負担がかかっている状態です。

高反発マットレスの場合、身体を支えるのに必要な厚さは10㎝以上、低反発マットレスだと、反発力が低い為、12㎝以上の厚さを確保しないと、体圧分散を十分に行う事が出来ません。

寝心地

自分に合った寝心地のよい布団の選び方は、良質な睡眠をとる上でとても大切なことです。体型や体質の違いによって、寝心地の良さは人により好みが分かれますが、自分にベストな物を選んだつもりでいても、実際に2~3カ月使用してみないと自分に合うかどうか、腰に負担がかからないかなど判断がつかないこともあるようです。

自分と合わないマットレスだった場合、かえって腰痛が悪化してしまうケースもあり得ますので、実際に短期間、使って試したあとに返品や交換が可能なサービスを実施しているメーカーを利用することをおすすめします。腰痛持ちの方は、自分の要望に合うかどうかを直に確認したうえで、購入するとよいでしょう。

《 ポイント 》

  • ポイントは、「体圧分散」「適度な反発力」「底付き感」「寝心地」
  • 実際に試したあとに返品や交換を実施しているメーカーを利用する。

布団の選び方のQ&A

布団のアップ

Q.布団の素材ごとの買い替えの目安を教えて下さい。

A.中心部にへたりが出て、寝ていて痛い、寝心地が悪いなど腰や肩などに底付き感が現れてきたら買い替えの時期だと考えてよいでしょう。ちなみに、使用する人によって布団の寿命は違ってきますが、羽毛布団は10年~15年、羽毛以外の掛け布団は5年~10年、敷布団は3年~5年程度を目安に考えてください。

Q.羽毛布団の臭いが気になるときの対処法はありますか?

A.ふわっと軽くて心地よい羽毛布団ですが、臭いが気になる場合に、まずは通気性の良い場所で日陰干ししてみましょう。

殺菌効果を考えて、1~2時間程度であれば直射日光に当てて干しても大丈夫ですが、その際には布団側地の劣化や色あせの原因にならないように、必ず布団カバーをかけた状態で干すようにしてください。布団を干すのに適した時間帯は、空気が乾燥している午前10時~午後3時頃までです。

それでも臭いが気になるようでしたら、布団のクリーニング店を利用してみましょう。いろんな羽毛布団と一緒に洗濯されると、他の羽毛布団の臭いが移ってしまわないように、単独洗いのクリーニングにしてもらうようにします。

《 ポイント 》

  • へたり、身体の痛み、寝心地が悪い、底付き感が現れたら買い替えの時期。
  • 臭いが気になるなら通気性の良い場所で日陰干しする。
  • クリーニング店で単独洗いのクリーニングを依頼する。

布団を取扱う際の注意点

羽毛布団

布団の選び方で重要な理由は、人は一晩でおよそ200ccの汗をかくといわれています。

特に気温や湿度が高い梅雨の時期になると、布団を干す機会が減り、カビやダニの温床になりがちです。品質の良い布団でも、日頃のお手入れを怠ると汚れや傷み、悪臭の原因になってしまい、快適な睡眠が得られなくなってしまいます。

なおかつ、ウール素材の布団は、虫食いによる穴ができる場合もあります。そこで、清潔で気持ちの良い布団を維持するために、以下の5点に注意してください。長時間、敷き続けると布団の裏側に湿気がこもるので、敷きっぱなしにしないようにしましょう。

木綿、羊毛、ウレタンなど敷布団の種類に限らず、起床後はしばらく放置し、風通しをして湿気を発散させてから収納するようにしてください。

長時間の日干しは厳禁

天日干しは殺菌効果が期待できるものの、干し過ぎると紫外線で布団を傷めてしまいますので、長時間の天日干しは厳禁です。干す時間帯は、午前10時頃~午後2時ごろまでの間で2時間くらいがちょうどよいでしょう。午後3時を過ぎると空気中の湿気が多くなるのでその前に取り込むようにします。

布団叩きを使って、ほこりやダニを叩き出すと、布団を傷めてしまいますので、掃除機の布団専用ノズルを使って吸い取る方法がベストです。これを毎日続けることで、ふとんのダニ数は極端に減少するようです。

毎日同じ人が敷布団の同じ部分で寝ることが多いと、どうしてもへたりやすい部分がでてきますので、敷布団の上下、表裏を数日ごとに変えるようにしましょう。背中からおしりの部分がへたってしまうと、腰痛の原因になってしまいますので、敷布団の頭の部分と足元の部分を入れ替えたり、表裏を反対にしたりすると効果が表れます。

布団カバーやシーツを必ず掛けて使用し、こまめに洗濯をするようにしましょう。カバーやシーツは、布団の傷みを防ぐだけでなく、布団から出るホコリを抑えたり、睡眠中に出た汗を吸ってくれる役割もあります。

ならびに、頻繁に洗濯することで、表面にいるダニや、エサとなるフケやアカを取り除くことができます。

最後に

布団と枕

布団の素材ごとの特徴や、選び方のポイントについて紹介しましたが、参考になりましたか?

布団を買い替えようかなと思った時には、先ずは店頭や実際の寝心地を試すことができるショールームに足を運び、体感してから購入することをおすすめします。

布団の特徴を把握して、こまめに手入れをしながら大切に扱うと、何年も使い続けられますので、少々値が張っても、自分の体格や体質に合った寝心地のよい寝具の選び方が、後に満足感を得られることでしょう。

最後に、掛け布団、敷布団だけでなく、快適な眠りには「まくら」も非常に重要な寝具となることを覚えておいてくださいね。

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