布団を干さないダニ・カビ対策!布団乾燥機の使い方や室内干しの効果

室内干し

布団を干さない方、必見です!今回は布団を天日干しせずに、ダニ・カビ対策をどうしたらよいのかをご紹介します。眠りを妨げたり、不衛生にならないように布団の湿気を放湿、乾燥させる方法はいくつかあります。面倒なうえに天候に左右されがちな天日干しをしなくても、室内干しや布団乾燥機を活用して布団をふわっと気持ちよく乾かしてみましょう。

布団を干さないメリット・デメリット

布団

布団を干したくても干さない理由には、「干す場所がない」、「留守が多い」などの生活環境によるものや、「天候の変化」、「大気汚染外や花粉が付着することに抵抗がある」などいろいろあります。

布団を干さないメリット

  • 布団の表面にホコリや花粉、虫や鳥のフンなどが付着する心配がない。
  • 天候を気にする必要がない。
  • 家族分の重い布団を移動させる体力的な負担が無い。
  • ベランダに干した時の外観の心配がない。

布団を干さないデメリット

  • 温度が20度以上、湿度が70%以上の環境だとカビが発生する。
  • 布団に付着した汚れをエサにダニが繁殖してアレルギーを引き起こす。
  • 布団の中の湿度により睡眠環境が悪化して眠りを浅くする。
  • 敷布団の「へたり」が戻らず、朝起きた時に背中や腰に痛みを感じる。
  • 直射日光に当てて天日干しをした後の気持ち良さがない。
  • 湿気やほこりが中に溜まることで通気性が悪くなり、布団の傷みが早い。

《 ポイント 》

  • 布団を干さない理由には生活環境によるものや、汚れが付着するのに抵抗があるから。

布団は干さないで『布団乾燥機』を使う

布団乾燥機

布団を干すことは意外と重労働であり、花粉や排気ガスの付着、天候にも気を配らなくてはいけません。そのストレスを解消する方法として、布団を外に干さないで布団乾燥機を使ってケアしてみましょう。

最新式の布団乾燥機はかなりコンパクトになっていて、使い方も敷布団との掛け布団の間に差し込むだけという簡単さ。布団にこもっている湿気を温風で飛ばしてふわふわにしてくれる他にも、花粉やアレルギーの心配もなくなります。

やっかいなダニは、生命力が強いため、洗濯機で丸洗いしても、天日干しにしても完全に死滅させるのは難しいのですが、布団乾燥機の「ダニコース」を利用すると、50℃以上の熱風が送り込まれるのでダニを確実に駆除することができます。

ここで大切なのは、布団の内部までしっかり熱処理した後に、布団に残ったダニの死骸やフンを掃除機で吸い取る作業を忘れずに行うことです。また、冬の寒い季節には布団乾燥機の「暖めコース」を選択すると、気持ちよく眠れるように暖めるてくれます。

《 ポイント 》

  • 敷布団との掛け布団の間に差し込むだけという簡単さ。
  • ダニコースを利用すると、ダニを確実に駆除できる。
  • 熱処理後は布団に残ったダニの死骸やフンを掃除機で吸い取る。

布団を干さないダニ・カビ対策

布団

起床後すぐに収納しない

布団を直敷きにして、干さないで押し入れに収納しているご家庭では、湿気や熱がこもった状態の布団を起床後すぐに畳まずに、掛け布団をめくってしばらく空気に触れさせておきましょう。

窓を開けて通風したり、扇風機やサーキュレーターで空気を循環できると、なおよいでしょう。

こうすることで、毎日の汗やほこりなどが蓄積して、雑菌が繁殖しやすい環境になっているのを、ある程度防ぐことができます

除湿剤・ダニ駆除剤を使用

除湿シートとは、布団に取り付けるだけで湿気を除去してダニやカビを遠ざけてくれるという便利な商品です。敷布団の下に除湿シートをセットし、湿気を吸収させる他にも、ダニ取りシートを敷いて駆除する方法もあります。

珪藻土入り除湿シート 寝具用 防湿 防ダニシート

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こちらの除湿シートは布団を押入れに収納する時も付けたままにしておくと、押入れの中でも布団を除湿してくれます。

そのうえ消臭効果もあるので、汗などの匂いを気にすることなく快適に眠ることができるでしょう。ただし、除菌スプレーは布団を湿らせてしまうので、使ったあとはしっかりと乾燥させるようにしてください。

布団専用掃除機を使用する

布団専用掃除機の高速ブラシが、アレルギーの原因となるダニやほこりを叩き出して、素早く吸引してくれます。ハンディタイプなので片手でラクにお手入れができ、皮膚の角質や髪の毛はもちろんのこと、ペットの毛も同時に吸引してくれるので、常に清潔な状態を保つことができます。

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すのこベッドで通気を確保

敷き布団の下にすのこを敷くことにより、床と布団の間に空間を作り出し通気性が保たれます。ホームセンターや通販で購入できる商品のうち、折りたたみタイプはそのまま布団干しに使えますし、ロールタイプだと場所をとらずに収納できます。

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コインランドリーの乾燥機を活用する

ダニ駆除という目的で一番安心できるのが、コインランドリーの大型乾燥機を利用する方法です。密閉された状態の大型乾燥機は、高温を保ちながら布団内部までしっかり熱処理できます。

《 ポイント 》

  • 起床後すぐに畳まずに、しばらく空気に触れさせておく。
  • 除湿シートやダニ取りシートを敷いて駆除する。
  • 布団専用掃除機はダニやほこりを叩き出して素早く吸引する。
  • すのこベッドは床と布団の間の通気性が保たれる。
  • コインランドリーの乾燥機は布団内部までしっかり熱処理できる。

布団の室内干しの効果

布団を干すイラスト

布団を天日で干さないで、室内干しで充分に布団の湿気を取り除くことが出来ます。

布団を干す最大の目的は「布団の湿気を取り除く」ことなので、風を布団に当てることで中を乾燥させることで湿気防止に繋がります。

天気が良い日には、外からの日差しが当たる場所に、物干し台やラックを使って室内物干し台を簡易的に作り、そこへ布団を掛けて干すようにしますが、エアコンやサーキュレーターの風を布団に当てるとより効果を高められるでしょう。

室内で干すメリットは、強い日差しで布団の生地が傷む心配がないのと、外気の汚れが付着することがないので安心して眠ることができることです。

《 ポイント 》

  • 物干し台やラックを室内物干し台として利用する。
  • エアコンやサーキュレーターの風を布団に当てる。
  • 強い日差しで生地を傷めず、外気の汚れも付着しない。

干す必要のない布団とは

布団に手を置く

ウレタン素材の敷布団

干さないで良い布団とは、湿気がこもらない布団です。それゆえに布団干しの負担から解放してくれるのが、高密度ウレタンを使用した敷布団(マットレス)です。

ウレタン素材そのものは、決して湿気に強い素材ではありませんが、それをカバーする特殊立体構造を施しているのが特徴です。

また、綿や羊毛などの敷布団に比べ、ホコリが少なく衛生的です。外に布団を干すことに抵抗のある方にはおすすめの敷布団と言えますので、購入する際には候補に入れて欲しい寝具です。

羽毛布団

ダニは羽毛布団の中には住み着きませんが、ダニやアレルギーの心配がある方は、室内で広げておくことにより、羽毛自体が湿気を吸ったり吐いたりして、湿気をこもりにくくしてくれます。なので、天日干しをする必要がなく、風通しの良い部屋に広げておくだけで十分でしょう。

羽毛自体にダニは住み着いていないとはいえ、室内にいるダニが羽毛につくことはありますので、羽毛ふとんのカバーをこまめに洗う必要はあります。そのうえで、羽毛ふとん自体は3年に1度を目安に、専門業者で丸洗いをすることをおすすめします。

《 ポイント 》

  • 特殊立体構造を施しているウレタン素材
  • 羽毛布団の中にダニは住み着かない。

布団に関するQ&A

羽毛布団

Q.羽毛布団は干さないほうがいいのでしょうか?

A.羽毛布団は天日干しする必要はありません。
羽毛布団の中にはダニが住み着きませんので、日光に当てる必要がなく、風通しの良い部屋に広げておくだけで十分でしょう。

Q.ベッドマットレスを干さなくてもよい理由を教えて下さい。

A.マットレスはコイルでできているため空洞があり、吸湿する素材ではありません。
側面には通気孔がいくつかついているので、湿気をマットレス内部にとどまらせることなく、横の通気孔から、放湿する構造になっていますので、干す必要がありません。

Q.高反発マットレスの「ウレタン密度」とは何ですか?

A.高反発マットレスの密度とは、ウレタンフォームの密度、いわゆる「比重」のことです。
マットレスの耐久性を表すための数値であり、「30D」のDは英語の密度「Density」の頭文字になります。
「 密度30D」と表記されていれば、5~8年前後の耐久性、「密度50D」は10年以上の耐久性として
購入する際の参考にしてください。

《 ポイント 》

  • 羽毛布団は天日干しする必要がない。
  • コイルでできているマットレスは放湿する構造になっている。
  • マットレスの耐久性を表すための数値を参考にする。

最後に

羽毛布団

布団を干さない方法で、ダニやカビの対策ができるという情報はいかがでしたか?

室内干しをしたり、布団乾燥機を利用することで、布団の湿気取りや防カビ・防ダニ対策になることがお分かりいただけたかと思います。日中、外出していたり、外に布団を干せない環境にいる方でも、ちょっとした一手間で、寝具を清潔に保って快適な睡眠を得る事ができます。

そもそも布団を干す理由は、布団の湿気を除去し清潔な布団にすることです。布団に湿気をこもらせない性能があり、カビやダニの発生を防ぐウレタン素材であれば、結果、干さないでもよい布団ということになるでしょう。

この記事を参考に、寝具を清潔に保ちつつ、毎日を快適に過ごしてくださいね。

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よくある質問

  • 布団は洗濯機で洗える?

    丸洗いできるかどうかは、布団に付いている洗濯タグを見てください。洗濯マークや手洗いマークがあれば、丸洗い可能です。次に洗濯機のサイズが布団に合っているかどうか必ずチェックしてください。洗濯機の容量と対応できる布団は、容量6kgのシングルサイズ、容量7kgのセミダブルサイズ、容量8kgのダブルサイズ、などです。サイズがきつかったり、無理に布団を詰め込んだりすると、洗濯機の故障の原因になります。洗濯機の中に少し余裕ができるくらいのサイズの布団を洗濯してください。

    >> 詳しくはこちら

  • 布団はコインランドリーで洗える?

    コインランドリーで洗える布団は、洗濯表示で「洗濯機可」と表示されているものです。ただし、綿・羊毛・羽毛布団はコインランドリーで洗えません。確認せずに洗うと、布団としての機能しなくなる可能性があるので注意しましょう。

    >> 詳しくはこちら

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