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洗濯物の『室内干し』でやってはいけないNG行為5選
なかなか乾かなかったり、部屋干し臭が発生したりと、何かと悩み事が増える室内干し。しかし、その原因は、洗濯や室内干しする際の自身の行動に原因があるのかもしれません。ここでは、洗濯物の室内干しで、やってはいけないNG行為を5つ紹介します。皆さんは思い当たる節がありませんか。
1.一度に大量の衣服を洗濯する
1回に洗う洗濯物の量が大量ということはありませんか。家族の人数が多いご家庭の場合は仕方がありませんが、2~3人の家庭であれば、毎日こまめに洗濯することで、1回の量を減らすことができるはずです。
1度に大量の衣服を洗濯するということは、室内干しする際の洗濯物の量も多くなるということです。室内干しの場合、一度に大量の洗濯物を干してしまうと、外干しに比べて空気の流れが悪いため、乾きにくくなってしまいます。
2.窓際で干す
洗濯物を室内干しする際、カーテンレールにハンガーを掛けるなど、少しでも陽が出たときに日光に当てられるようにと、窓際に干す人は多いです。しかし、実はこの行為が洗濯物を乾きにくくしています。
雨の日、部屋の中で最も湿度が高くなる場所が窓際です。その窓際で洗濯物を干してしまうと、外から漏れ入る湿気に当たってしまい、乾かなくなってしまったり、部屋干し臭を発生する原因となります。
また、室内の蛍光灯と日光が同時に当たることで、衣服の色落ちや色あせを引き起こすリスクが高まります。さまざまな理由から、室内干しする場合、窓際に干すことは控えるべきなのです。
3.夜に室内干しする
家族全員が寝静まる夜の間に室内干しをしているという人もいるでしょう。しかし、朝起きて確認すると、まったく乾いていなかったり、生乾き臭がこびりついてしまっている…という経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
夜は昼間に比べて室温が低くなるため、昼間以上に乾きにくい時間帯です。また、就寝中という長時間、低温の空間に放置することで、雑菌が繁殖してしまい、生乾き臭を発生する原因にもなります。
4.洗濯物と洗濯物の間隔が狭い
室内干しをする際、干し方のポイントの1つに洗濯物の間隔があります。外に比べて空気の流れが悪い室内では、洗濯物と洗濯物の間隔を外干し以上に空ける必要があるのです。
洗濯物と洗濯物の間隔が狭かったり、密着してしまうと、空気が通らなくなり、乾かすことができません。また、隣の洗濯物から蒸発した水分が、隣の洗濯物へと吸収されてしまうため、洗濯物同士で悪循環を引き起こしてしまいます。
5.部屋が密閉されていて空気の流れがない
密閉された空間に室内干しをしてしまうと、洗濯物から蒸発した水分が部屋の中に滞り、湿度が上がってしまうため、なかなか乾かすことができません。
ワンルームや賃貸などでは、なかなか家の中で空気の通りが良い場所がないため、仕方が無いですが、一軒家の場合は長い廊下や空気の流れが家の中でも良い場所があるはずです。空気の流れができるだけ良い場所を見つけ、その場所に干すことで、少しでも早く乾かすことができます。
不満を解消できる室内干しの方法
室内干しは、干し方や洗濯物の量を調整することが最大のポイントです。梅雨の時期は、毎日のように室内干しとなるため、不満が溜まらないよう室内干しのポイントを抑えておくと、ストレスフリーな生活を送ることができますよ!
洗濯物を干す前にアイロンをかける
1つのアイデアとして、少しでも乾かす時間を短縮するために、洗濯した衣類を干す前に、一度アイロンがけするというテクニックがあります。
アイロンから発せられる熱によって、あらかじめ少しでも乾かしておくことで、室内干しする時間を短縮するという裏技です。ドライヤーで行う方法もありますが、ドライヤーよりもアイロンの方が高温なので、時間を短縮することができるのです。
しかし、ここで注意したい点は、絶対にスチームを出さないことです。干す前にアイロンを使うのは、あくまで衣類を少しでも乾かすためです。スチームを使ってしまうと、より湿ってしまうため、逆効果となります。
空気の流れを作るためにサーキュレーターを活用
ワンルームでどうしても空気の流れが悪い…そんな時は、サーキュレーターを活用してはいかがでしょう。最近のサーキュレーターは性能が良いため、効率よく部屋全体に風を送ることができる商品も増えています。
6月になると暑い日も増えてくるため、エアコンと合わせて使うことで、より部屋全体に空気の流れを作ることができ、洗濯物も早く乾かすことができます。
しっかり乾かすために除湿機や乾燥機を導入
金銭的に余裕がある人や、浴室やエアコンに除湿機能や乾燥機能が搭載されている場合は、これらを有効活用しましょう。特に、浴室に備え付けられている『衣類乾燥モード』はとても優秀です。
洗濯物の量によっては、1~2時間で乾いてしまうこともるので、時間短縮にもなります。夜寝る前までに洗濯を終わらせ、寝ている間に浴室乾燥や除湿機を使うことで、朝にはスッキリ乾いていた状態の洗濯物と出会うことができます。
家の中でも風通しの良い場所に干す
先ほども話に出てきたように、できるだけ家の中でも空気の通りが良い場所を探しましょう。例えば、2LDKの家の中で最も広い部屋はリビングです。面積の広いリビングが最も湿度が高くなりにくく、空気の流れも悪くなりにくいです。
長い廊下がある家の場合は、廊下を活用しましょう。廊下は比較的、家の中でも風通しの良い空間です。少々廊下を通る際は使い勝手が悪いと感じるでしょうが、梅雨の間だけと割り切って乗り切りましょう。
洗濯物の間隔は15cm以上空ける
室内干しの場合、洗濯物と洗濯物の間隔は、最低でも15cm以上空けてください。これ以上、間隔を狭めてしまうと、隣の洗濯物から湿気を吸収してしまい、悪循環に陥ってしまいます。
また、厚い生地の洗濯物同士は隣合わせにしてはいけません。厚い生地の衣類は、たくさんの水分を吸収しているため、隣同士に干してしまうと乾きにくくなってしまうのです。
厚い生地の衣類の周りに干す洗濯物は、できる限り間隔を空けて干すことで、少しでも早く乾かすことができます。
工夫次第で室内干しでも綺麗に洗濯物を乾かすことができる!
皆さんは室内干しにおけるNG行為に心当たりはありませんでしたか。「この行為をやってしまっていた」と思い当たる方は、今すぐ干し方を改善しましょう。また、金銭的に余裕がある方は、除湿機や乾燥機の導入をご検討ください。通年を通して室内干しを快適に行う事ができるのでおすすめですよ。