ネギの間違った使い方3つ!ワカメとネギの味噌汁がダメって知ってた?

カットした長ネギ

おかずや味噌汁で活躍するネギですが、常備しているご家庭も多いことでしょう。しかし、意外と知られていないのが、ネギの誤った使い方です。今回は、そのようなNGなネギの使い方を理由と共に詳しく解説しますので、今後の参考にしてください。

多くの料理に使える健康食材『ネギ』

ネギは万能な食材

日々の料理に頻繁に使われるネギは、味噌汁に加えたり、青い部分を細かく切ってトッピングとして利用するなど、多様な使い方が可能です。その上、多くの健康に良い成分を含むネギは、免疫力を高める効果があり、風邪予防にも役立つ健康食材として重宝されています。

健康を維持する万能食材『ネギ』がもたらす効果

様々な料理に欠かせない健康食材、ネギには一体どんな効能があるのでしょうか?主な成分とその効能を紹介します。

  • 硫化アリル:血行を促進し、疲労を回復させます。
  • βカロテン:皮膚の健康維持、心筋梗塞の予防、がん予防、免疫力の向上に寄与します。
  • ビタミンK:骨粗しょう症の予防に効果的です。
  • ビタミンC:コラーゲンの生成を助け、免疫力を強化し、鉄分の吸収を促進します。
  • カリウム:血圧の上昇を抑え、体内の老廃物の排出を助けます。

これらの成分が豊富に含まれているネギは、健康維持に非常に重要です。特に免疫力を高める効果や疲労回復効果が高いため、風邪が流行する季節には特に積極的に摂取したい食材です。

実はNGなネギの使い方3選

実はNGなネギの使い方

ネギには健康維持に欠かせない多くの成分が含まれていますが、実はNGな使い方があることを知っていますか?

誤ったネギの使い方をすると、他の食材の栄養吸収を妨げたり、ネギ自体の栄養を十分に吸収できなくなる可能性があります。

1.豆腐とワカメの味噌汁に入れる

豆腐とワカメの味噌汁にネギはダメ

皆さんは味噌汁の具材に何を入れますか?ネギ、豆腐、ワカメなど、家庭によって好みの具材が異なるでしょう。

通常、豆腐やワカメ、ネギは味噌汁の定番具材とされていますが、実はネギとワカメ、豆腐を一緒に入れるのは栄養学的に推奨されません。

ネギに含まれる硫化アリルとシュウ酸が、ワカメや豆腐に豊富なカルシウムの吸収を阻害するため、この組み合わせは避けた方が良いとされています。栄養の吸収を最大限に活かすためには、他の具材を選ぶことをお勧めします。

2.風邪のときにネギを首に巻く

風邪の際にネギを首に巻くという古い民間療法を聞いたことがありますか?かつては広く行われたこの方法ですが、実際には喉の痛みを和らげる科学的根拠はありません。

実はこの行為が血流を悪化させる可能性があるため、むしろ症状を悪化させることがあります。このような方法は避け、他の効果的な治療法を選択することをお勧めします。

3.長ネギの青い部分を捨てる

青い部分を捨ててはいけない

長ネギを調理する際、白い部分だけを利用する方は多いかもしれません。青い部分は調理するとヌメリが出やすく、使いづらいと感じるのではないでしょうか。

しかし、長ネギの青い部分には多くの栄養素が凝縮されています。具体的には、βカロテンやビタミンCが豊富に含まれており、これらは美肌効果や免疫力向上に寄与します。ヌメリを感じるかもしれませんが、このヌメリには胃腸の粘膜を保護する働きがあり、健康維持には欠かせない効能があります。

ネギの正しい保存方法と保存可能期間

どう保存するべき?

ネギは栄養素が豊富で、青い葉先まで全て食用にすることが可能です。しかし、「ネギがすぐにシナシナになってしまう」という悩みを持つ方も少なくないでしょう。

以下でネギの保存方法と、保存方法に応じた期間について解説します。

常温保存の場合

ネギは冬場限定で常温保存が可能です。常温で保存する場合の期間は、約1週間とされています。1週間以内に使い切れる場合には、常温での保存も問題ありません。

保存する際は、新聞紙に包んで青い部分が上になるように立てて保存します。切ったネギは鮮度が落ちやすいため、冷蔵保存が必要ですので注意しましょう

冷蔵保存の場合

多くの方がネギの冷蔵保存を行っているのではないでしょうか。冷蔵保存時には、長ネギに最適な温度、0~2℃を保つことが重要です。冬野菜である長ネギは、この温度で冷蔵庫内に保存するのが最適です。

新聞紙で包み、立てて保存する方法が望ましいですが、全体を立てて保存するのが難しい場合は、白い部分と緑の部分の境界で切り分けて保存すると良いでしょう。この方法なら、常温保存よりも少し長く、約10日間保存が可能です。

冷凍保存の場合

冷蔵保存よりもさらに長期間保存したい場合は、冷凍保存が適しています。適切に処理されたネギは、冷凍状態で約1か月保持できます。

カットしたネギをジッパー付きの冷凍保存袋に入れ、空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。この方法で、長期間鮮度を保つことができます。ただし、冷凍したネギは解凍せずに調理することが重要です。解凍すると水分が出てしまい、食感が損なわれます。

便利食材ネギを正しく活用して家族の健康につなげよう

ネギは正しく活用すべし

いかがでしたでしょうか。今回はNGなネギの使い方や効能、さらに保存方法をご紹介しました。特に、味噌汁に入れる具材の組み合わせは、多くのご家庭でやりがちなので、一度食材の組み合わせ相性を確かめてみてくださいね。

適切な保存方法を選ぶことで、ネギの栄養を長期間保持することができます。これらの情報を活用して、ネギをより効果的に使ってみましょう。

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