リンドウの花言葉には何がある?色別の花言葉や由来を知ろう!

リンドウ

リンドウは秋に咲く釣鐘型の可愛らしい花を咲かせる植物です。リンドウにはたくさんの花言葉があります。「リンドウの花言葉は怖い」と言われることもありますが、花言葉の由来を知れば納得できます。リンドウの色別の花言葉や由来についてご紹介します。

リンドウの花言葉

リンドウ

花言葉とは、花に意味をもたせる言葉です。花の特徴や伝承が由来になっています。

花を贈る際にメッセージカードなどをつけなくても、花言葉がメッセージ代わりになって思いを伝えられます。

リンドウには複数の花言葉があります。中には怖いと言われてしまう花言葉もあるので贈り物としては躊躇する方もいるでしょう。由来を知れば、リンドウの花言葉は決して怖くありません。

それではリンドウの花言葉を見ていきましょう。

悲しんでるあなたを愛す

「悲しんでるあなたを愛す」は、リンドウの花言葉の中でも「怖い」と言われてしまう花言葉です。悲しみにつけ込むような解釈から怖いイメージがついてしまっています。しかし、愛情は悲しんでいるときほど必要なものです。

また、愛情は恋愛に限りません。親しい友人などに悲しいことがあったときには、リンドウの花を贈って「一人じゃないよ」というメッセージを送りましょう。

あなたの悲しみに寄り添う

「あなたの悲しみに寄り添う」も、「悲しんでるあなたを愛す」と似たような意味です。

「愛」を花言葉に持つバラや、同じ秋の花でも「深い愛情」を花言葉に持つ桔梗(キキョウ)とは印象が異なります。

本当に落ち込んでいるときに必要なのは、愛の告白よりも悲しみに寄り添ってくれることでしょう。悲しんでいる相手を思いやる、そんな優しい気持ちを伝える花言葉です。

寂しい愛情

「寂しい愛情」も、ポジティブとは言いにくい花言葉です。寂しさや悲しみといった花言葉が多いのは、花の色と咲き方に由来します。

そっと寄り添いあって咲くリンドウは、孤独な者同士が寄り添うような印象を与えます。また、リンドウを代表する青い色は悲しみのイメージがあります。

花を贈るのは愛の告白やお祝いのときとは限りません。悲しみを癒すためにも、美しい花は必要です。

正義

「正義」という花言葉は悲しい印象の花言葉とはかなり趣が違う花言葉です。「正義」はリンドウが薬用に用いられたことに由来します。

医学が発達していない時代、病気は今以上に人々に恐れられていました。薬用効果があるリンドウは、まるで正義の味方のように頼もしい存在でした。

リンドウは病気のお見舞いの花としても人気があります。由来を説明すれば、そばに正義の味方がいるような気がして心強くなるでしょう。

誠実

「誠実」はリンドウの咲き方に由来する花言葉です。上を向き、太陽にしっかりと向かい合って咲く様子が誠実さを表していると思われています。

花言葉には人柄を表す言葉も多くあります。誠実な人に育ってほしいという思いを託して花を贈る場合もあります。「誠実」という花言葉を持つ花には、タンポポやベルフラワーなど派手さはなくてもしっかりと咲く花が多い傾向にあります。

勝利

「勝利」もリンドウの薬用効果に由来する花言葉です。病気に勝利してほしいという願いを込めて贈られます。

病気のお見舞いとしてはガーベラのような明るく華やかな花を贈ることが多いですが、リンドウもお見舞いにふさわしい花です。花言葉の由来を説明しながらリンドウを贈るのもおすすめです。薬用の由来から、胃腸の病気の方のお見舞いとしては特に喜ばれるでしょう。

高貴

「高貴」はリンドウの花の色に由来する花言葉です。

リンドウを代表する色は青紫や紫です。東洋でも西洋でも紫は貴重な色で、身分の高い人物が身につける色です。紫の花も、高貴な印象を与えます。

リンドウの落ち着いた色は、男性や年配の方など華やかすぎる花束が苦手な方へ贈るのにぴったりです。「あなたは高貴な方です」という尊敬の念を込めて贈られます。

愛情

「愛情」もリンドウの花言葉です。花を贈るという行為は何らかの愛情を伝える行為なので、愛の花言葉を持つ花は非常に多くあります。

リンドウの花言葉には悲しみや寂しさと関連した愛の言葉が多くありますが、どのような形でも相手に愛を伝える気持ちは変わりません。愛情は相手を思いやる気持ちです。

悲しんでいる人や病気の人にも愛情を伝えられるのがリンドウの魅力です。

西洋でのリンドウの花言葉は?

紅葉とリンドウの花

同じ植物でも、国によって花言葉が異なります。国の歴史や宗教、風習に合わせた花言葉がそれぞれの国で作られています。花言葉が日本にやってきたのは明治初期と言われています。

最初は外国からやってきた花言葉をそのまま使っていましたが、日本人の生活や風習に合うように変えられていきました。西洋ではリンドウにどのような花言葉があるのでしょうか。

違いに注目しながら、西洋でのリンドウの花言葉を見ていきましょう。

loveliness(愛らしい)

「loveliness(愛らしい)」は、リンドウの可憐な花の姿をイメージしてつけられた花言葉です。

「可愛い」「愛らしい」という単語は「lovely」のほかに「cute」「pretty」があります。子供のような可愛らしさを指す「cute」や女性らしい可憐さを指す「pretty」と違い、「lovely」には対象に愛を感じるという主観的要素が含まれます。

野山で可憐に咲くリンドウの姿に魅力を感じて「loveliness」という花言葉がつけられました。

intrinsic worth(固有の価値)

「intrinsic worth(固有の価値)」は、リンドウの咲き方に由来する花言葉です。

「intrinsic」には「本来備わっている」「固有の」「本質的な」という意味があります。群生せずに独立して咲くリンドウは、日本の花言葉では「悲しみ」や「寂しさ」といった意味を持たされています。

西洋でもそうした意味はありますが、それに加えて「本質的な価値を持つ」という意味でも見られています。西洋と日本の、ものの捉え方の違いがわかる興味深い花言葉です。

I love you best when you are sad(悲しんでいるあなたを愛する)

「I love you best when you are sad(悲しんでいるあなたを愛する)」は日本の花言葉「悲しんでるあなたを愛す」の元になった花言葉です。

直訳すると「あなたが悲しいときにもっとも愛しています」となります。楽しいときだけではなく、悲しいときにもっとも愛せるというのは、愛の深さを表現しています。

リンドウの悲しみを感じさせるのは、リンドウが独立して咲く姿や花の色に由来します。西洋でも日本でも青い花は悲しみと深く関係があります。

白いリンドウの花言葉

白のリンドウ

リンドウといえば青紫の花が代表的ですが、違う色の花もあります。白やピンク、紫があり、青紫のリンドウとは違う印象を与えます。

同じ花でも、色によって違う花言葉がつけられている場合があります。白いリンドウは青紫のリンドウとは異なり、可憐ではかなげな印象を与えます。

白いリンドウの花言葉をご紹介します。

貞節

「貞節」は白いリンドウの花言葉です。

リンドウに限らず、白い花には無垢な美しさがあるため「純潔」「貞節」といった花言葉が用いられます。カーネーションやバラも、白い花には「純粋な愛」「純潔」という花言葉がつけられています。

リンドウは太陽に向かって咲き、曇りや雨の日は花を閉じます。その姿がひたむきで一途な印象を与え「貞節」という花言葉の由来になったとも言われています。

適確

「適確」は花言葉としては珍しい言葉です。

他に「適確」という花言葉を持つ花には、オーストラリア原産でピンクの花を咲かせるボロニアがあります。「適確」も「貞節」と同じように、晴れているときだけ花を咲かせるリンドウの性質が花言葉の由来になっています。

他の色の花も同じ性質を持っていますが、無垢な印象を与える白いリンドウはそのひたむきさや正確さがよりいっそう際立って見えます。

紫のリンドウの花言葉

リンドウ

紫のリンドウは、青紫のリンドウに比べて高貴な印象を与えます。

青いリンドウは悲しみのイメージと結びつきやすいですが、紫のリンドウには悲しみからは離れた花言葉がつけられています。

紫のリンドウは秋を象徴するシックな色合いで、青紫のリンドウと同じくらい人気があります。紫のリンドウは美しく、高貴な印象を与えます。

紫のリンドウの花言葉をご紹介します。

正義

「正義」はリンドウの薬用効果に由来する花言葉です。薬用効果によって病に打ち克つ姿はまさに正義の味方のようです。

紫のリンドウは青いリンドウとは異なり悲しみのイメージからは離れるので、より強さが強調されます。高貴な色とされる紫も、はかなさよりは凛とした美しさを感じさせます。

薬用効果があると言われてもお見舞いに悲しげな青いリンドウを贈ることに抵抗のある方には、紫のリンドウがおすすめです。

満ちた自信

「満ちた自信」は、病に打ち克つ薬用効果と、ひたむきに太陽に向かって咲く姿の両方からイメージされた花言葉です。

胸を張って困難に立ち向かうには自信が必要です。

凛と咲く紫のリンドウは、自信に満ちた様子を思い起こさせます。試験に挑む方や新しい事業に挑戦する方には、「満ちた自信」という花言葉を説明しながら紫のリンドウを贈るのがおすすめです。

紫には直観力やインスピレーションを高める効果があります。

リンドウの花言葉の由来は?

リンドウ

リンドウの花言葉は、咲き方や薬用効果に由来しています。

「悲しい」「寂しい」といった言葉は色や咲き方から、「正義」「勝利」といった花言葉は薬用効果に由来します。「寂しい愛情」と「正義」「勝利」といった、一見同じ花とは思えない花言葉を持っているのは、由来が異なるからです。

リンドウの花言葉の由来をご紹介します。どのような由来からどの花言葉が生まれたかを知れば、贈るときの参考にもなります。

一本ずつ咲くから

リンドウは群生せずに一本ずつ咲く性質があります。そのため孤独な花というイメージがあり、悲しみや寂しさにまつわる花言葉を持っています。

リンドウは1つの茎にたくさんの蕾がつくので、まるで寄り添って咲いているように見えます。その様子から悲しみに寄り添うという花言葉が生まれました。

青や青紫といった花の色は、日本でも西洋でも悲しみや孤独といったイメージに結びつきやすく、花の色も由来しています。

上を向いて咲くから

リンドウは上を向いて咲いています。太陽が出ているときだけ花を開き、太陽の出ない曇りや雨の日、夜には花を閉じてしまいます。

常に上を向いて咲く様子は、隠し事など一切ない誠実な様子を思わせます。

太陽だけを見つめるひたむきな姿は「貞節」という言葉にぴったりです。常に上を向き、太陽を見つめる姿から「誠実」「貞節」という花言葉がつけられました。

薬用に使われたから

「正義」「勝利」はリンドウが持つ薬用効果にまつわる花言葉です。

リンドウの根には胃腸の働きを良くする効果があるとして、漢方薬としても使われています。どんな病気になったとしても、食事は重要です。

胃腸の働きをよくする薬用効果は、どんな病気とも戦う源です。胃腸が正常に働いて食事ができれば、病気に打ち克つ力も湧いてきます。

病気に勝利するために、この花言葉がつけられました。

リンドウが敬老の日に好まれる理由

リンドウの花束

リンドウは敬老の日の贈り物として非常に人気のある花です。

敬老の日は9月の第3月曜日で、祝日となっています。母の日のカーネーションのように、敬老の日のリンドウは定着しつつあります。

リンドウの開花時期は9月から11月なので季節もぴったりですが、リンドウが敬老の日の贈り物として好まれる理由はそれだけではありません。

リンドウが敬老の日の贈り物として好まれる理由をご紹介します。

紫色が高位をイメージさせる

紫は「高貴な色」とされています。聖徳太子が定めた冠位十二階の制度では身分によって冠の色が異なり、最高位の冠の色は紫でした。

合成染料のなかった時代、貝から紫の染料を得る方法では、1gの染料を得るために2,000個の貝が必要でした。

当時は紫はとても希少な色でだったため、高貴な身分の人物しか身につけられない色でした。お年寄りに敬意を表し、高貴な色である紫のリンドウを贈る習慣が生まれました。

薬用効果にあやかって

リンドウには薬用効果があり、胃腸の漢方薬としても使われます。薬用効果のあるリンドウを贈ることにより、健康長寿を願う気持ちを伝えられます。

薬用に使われる植物が身近にあり、健康を願って贈られたと思うだけで心強く感じることでしょう。

リンドウの誕生花

blauer Enzian in Österreich

誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花です。1年365日すべての日に対して、その日にちなんだ誕生花が決められています。誕生花の由来には諸説あり、「何月何日の誕生花がどの花か」という定義も出典によって異なります。

リンドウは8月31日、9月16日、10月20日の誕生花とされています。リンドウの開花時期とも合っているので、この誕生日の方にリンドウを贈ると喜ばれます。

素敵なリンドウを贈ろう

リンドウ

リンドウは花としては数少ない、青い色が特徴的な花です。凛とした美しさがあり、赤やピンクの花束は少し苦手な方でもぴったりの花です。

薬用効果にあやかって、病気のお見舞いや長寿を願うために敬老の日の贈り物としても最適です。リンドウの花言葉にネガティブなイメージのある方がいたら、花言葉の由来とともに贈りましょう。

由来を知れば決して悪い花ではないと納得してもらえます。

リンドウ

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