目次
どうすれば冷蔵庫を節電できる?
ここでは冷蔵庫の電気代はどのくらいかかるのか、どのようにすれば節電できるのかを紹介します。是非参考にしてみてください。
冷蔵庫は家電の中でも電気代のかかる部類に入る
冷蔵庫は家庭に置いてある家電の中でも電気代がかかる家電と言われています。家庭の電気代においては、14%も占めています。
冷蔵庫は24時間使っているものなので、電気代がかかるのは仕方がないと言わざるを得ないでしょう。しかし節電することは可能なのでその方法を実践してみてください。
《 ポイント 》
- 家の中で電気代がかかる家電
- 電気代の14%を占めている
冷蔵庫の節電方法は「2通り」
冷蔵庫の節電の方法は2通りあります。自分が使用している冷蔵庫や家計の状況を考えながら、より良い方法で節電していきましょう。
①今ある冷蔵庫で節電する
今ある冷蔵庫を工夫して使うだけでも節電することが可能です。今の冷蔵庫でも十分使える方はこちらの節電方法がおすすめです。
詳しい内容は後の「今ある冷蔵庫で節電する方法」でご紹介していきます。実践しやすいものばかりなので是非参考にしてください。
②最新の冷蔵庫に買い替える
また、新しい冷蔵庫に買い換える方法もあります。買い替え間近の方や、冷蔵庫が壊れてしまった方は思い切って最新型のものに買い替えてしまったほうが長い目で見るとお得な場合もあります。
20年以上前の冷蔵庫を使うと4倍近く電気代に差が出るというデータもある程です。古すぎるものは新しく買い替えてしまいましょう。
《 ポイント 》
- 今ある冷蔵庫を工夫して節電することができる
- 古すぎるものは新しく買い替えるのも1つの手
- 20年以上前の冷蔵庫を使うと4倍近く電気代がかかる
今ある冷蔵庫で節電する方法
ここからは今ある冷蔵庫で節電する方法を紹介します。まだ買い替えは考えていないという方は以下の方法を試してみてください。
適切な温度設定にする
冷蔵庫は適切な温度設定にすることが大切です。無駄に冷やしすぎてしまうと、消費電力がかかってしまうだけでなく食材が傷んでしまう原因にもなります。
適切な温度設定は以下のとおりです。
- 冷蔵庫:1〜5℃
- 冷凍庫:−18℃〜−22℃
- 野菜室:3〜7℃
夏と冬で冷蔵庫の温度を変更する方もいるかもしれません。しかし、部屋はエアコンなどで1年中同じ気温になっていることがほとんどです。ですから、わざわざ変える必要はありません。
正しい温度で使うと、年間1,000円以上の節約ができます。
《 ポイント 》
- 正しい温度設定にする
- 夏と冬で温度を変える必要はない
冷蔵庫の中身は整理整頓する
冷蔵庫があるとついつい買いだめしてしまって冷蔵庫の中身をパンパンにしてしまうことはありませんか?
これは、電気代がかさんでしまう要因になります。冷気が行き渡りにくくなってしまうからです。また、入れすぎてものがどこにあるか分からなくなることもあります。探している間にも冷気が逃げてしまうので注意しましょう。
また、冷凍庫の保冷剤はたまりがちになってしまうので定期的に捨てるのがおすすめです。冷蔵庫は色付きのシートなどを活用して、どこに何があるのかわかりやすくしましょう。
《 ポイント 》
- 詰めすぎると庫内に冷気が行きわたりにくくなる
- 中のものを探している間も冷気が逃げていく
- 庫内は自分がわかるように整理整頓する
冷蔵庫を壁から離す
冷蔵庫は壁から離して置くようにしましょう。冷蔵庫の周囲に熱がたまってしまうと、それを冷やそうとして消費電力が高くなってしまいます。
背面・側面5〜10cmは開けるようにしましょう。さらに小さな扇風機の風を冷蔵庫と壁の隙間に向かって送るとより温度を下げることができます。
《 ポイント 》
- 壁から5〜10cm離して置く
- 冷蔵庫と壁の間に扇風機の風を送る
冷気が逃げないようにする
冷気が逃げないようにすることも大切です。1番実践しやすいのが冷蔵庫用のカーテンをかけること。カーテンをつけると冷蔵庫を開けても冷気が逃げにくくなります。100均で簡単に手に入れることができますよ。
また、冷蔵庫を節電モードにしておくことも大切です。節電モードにすれば開けっ放しにしているとタイマーが鳴って知らせてくれます。開けっ放しになる時間がグッと減るので節電に繋がります。
《 ポイント 》
- 冷蔵庫用のカーテンを設置する
- 節電モードに切り替える
冷蔵庫を最新機種に買い替えて節電する
冷蔵庫を最新機器に買い換える方法もあります。ここからは買い替えるときのポイントを紹介していきます。ぜひ買い替えのときには参考にしてみてください。
大きさは人数に合わせる
買い替えるときの大きさは人数に合わせるようにしましょう。以下にまとめてみたので御覧ください。
- 4人以上:400〜500L以上
- 3人:400L以上
- 2人:200〜400L
- 1人:100〜150L
上記の数値を目安に選んでみましょう。一人暮らしの場合、サイズは小型のものを選ぶと必然的に安いものを買えます。しかし、容量は小さいので注意が必要です。
選ぶときは3ドアがおすすめ。鮮度を長持ちさせてくれたり、脱臭や除菌をしてくれる効果もあります。
《 ポイント 》
- 購入するときは人数に合わせる
- 3ドアがおすすめ
年代によって節電具合は違う
製造された年代によって節電具合も違ってきます。以下は年間にかかる電気代を比較したものです。
- 20年前:およそ25,000円
- 10年前:およそ16,000円
- 現在:およそ6,480円
20年前だと4倍、10年前だと2倍の差が出てしまいます。同じ時間使っているのにこれだけ電気代が違うと、買い換えを検討するのもひとつの手です。
《 ポイント 》
- 製造された年代によって消費電力が違う
- 20年前だと4倍。10年前だと2倍の差が出る
「節電出来る冷蔵庫」おすすめ機種3選!
ここからは節電できるおすすめの冷蔵庫を紹介します。おすすめ順に紹介するので買い替えを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
【シャープ】SJ-GW35F
節電25モードで暮らしに合わせて節電することが可能。省エネ技術が25項目も採用されています。また、締め忘れ防止のオートクローズドアも搭載。
10cm以下になると自動的に扉が閉まるので、閉め忘れにより冷気が逃げてしまうのを防ぐことができます。プラズマクラスターイオンで構内を包み込んで菌の除去もしてくれるので、長時間鮮度を保ったまま冷蔵保存できます。
【日立】真空チルド プレミアム XGシリーズ
日立の冷蔵庫は独自の「フロストリサイクル冷却」により消費電力量を9%削減することに成功しています。また、節電モードを使うと10〜12%の節電効果を得ることができます。
また、ドア開閉状況から長時間利用していないことも自動で判断します。そのため、旅行などで使わない場合には庫内をゆっくり冷やして消費電力を抑えてくれます。
【三菱】MR-MX57F
AIが自分で学習して各家庭ごとの使い方に合わせて省エネをサポートしてくれます。
使用することが多い時間帯にはしっかり冷やして、使用することが少ない時間には効率的に霜取りをして節電します。節電アシストでどのくらい節電できているかも見ることができるので、楽しみながら節電することができます。
まとめ
今回は冷蔵庫の節電について紹介しました。冷蔵庫の節電方法は2通りあります。
買ったばかりでまだ使える方は、工夫して節電しましょう。長年使っていて、もう買い替えどきか迷っている方はこの際買い替えてしまってもいいでしょう。
うまく節電できれば年間数千円くらい電気代を減らすことができます。地球のためにも家庭のためにも、この記事を参考にして節電していきましょう。