チューリップの上手な育て方ポイント7選!上手な球根の選び方は?

チューリップ畑

チューリップを栽培すると、春の庭が華やかで明るくなります。育て方が難しくないので園芸初心者でもチャレンジできます。チューリップの育て方を知って、カラフルなチューリップを咲かせましょう。チューリップの特徴や育て方、球根の選び方についてご紹介します。

チューリップの育て方のポイント7つ

色とりどりのチューリップ

チューリップの育て方はそれほど難しくはありません。

育て方に複雑なところがないので、園芸初心者でも育てやすい植物と言われています。しかし、育て方のポイントを押さえておかないと美しい花が咲かなくなってしまいます。

美しいチューリップを咲かせるために、育て方のポイントを7つ学びましょう。

①場所・環境

チューリップの育て方で最初に決めなければならないのは、球根を植える場所です。

チューリップは日当たりのよい場所を好みます。チューリップは鉢植えでも地植えでも育てられます。球根の根を十分に張らせる必要があるので、深さが必要です。

鉢植えなら高さ30cm程度のプラスチック鉢がおすすめです。地植えの場合は地面から10cmほどの深さに植えられる場所がおすすめです。

②肥料

チューリップの肥料は、用土を準備する段階から必要です。

元肥として緩効性化成肥料を施します。肥料の三大要素は窒素、リン酸、カリウムです。チューリップにはリン酸やカリウムの値の大きい肥料を与えましょう。

鉢植えのチューリップの場合は、芽が出始めたら液体肥料を10日に1回のペースで与えましょう。

③水のやり方

チューリップへの水やりは、土が乾かないように注意してたっぷりと与えます。

チューリップの球根を植えつけるのは、紅葉の季節です。開花は春なので、しばらくは何もない場所に水やりを続けることになります。

地植えの場合は雨に任せてしまって構いませんが、鉢植えの場合は特に土が乾きやすいので水やりを忘れないように気をつけましょう。

④用土

チューリップに準備するべき用土は、水はけがよく適度に保水性のある土です。

用土は市販の培養土を利用できます。ホームセンターやネット通販で球根植物用やチューリップ用の用土の取り扱いもあるので、専用のものが入手できる場合にはそちらを使いましょう。

自分でブレンドして用土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜます。地植えの場合は堆肥や腐葉土を混ぜて、よく耕しておきます。

⑤植えつけ( 植え替え)

チューリップの植えつけは、10月から11月ごろに行います。

紅葉の見ごろが球根の植えごろとも言われています。チューリップは、植えつけてから寒さを経験することでより美しい花を咲かせます。

霜が降りる時期になる前には植えつけを終えるようにしましょう。根を傷つけると二度と生えなくなってしまうため、植え替えの際は優しく慎重な扱いが必要です。

⑥増やし方

チューリップの増やし方は、まず花が咲き終わったら葉を残して花の茎を切り取ります。

球根を太らせるため、葉だけの状態で水やりと液体肥料を与え続けます。葉が枯れ始めたら、球根を掘り上げましょう。掘り上げた球根は、次の植え付けまで風通しのよい場所で保管します。

関東地方より南の地域では、チューリップの開花時期が終わると急速に気温が高くなります。気温が高くなると葉が枯れてしまい、球根を太らせられなくなるので注意が必要です。

⑦気をつけるべき病気と害虫

チューリップで気をつけるべき病気は、かいよう病や褐色斑点病、モザイク病です。

かいよう病は葉に灰白色の斑点が現れます。褐色斑点病は葉に黄色の斑点が、花には白から褐色の斑点が現れます。モザイク病は葉に黄緑色のモザイクが現れ、赤い花弁に白い筋が入ります。

チューリップの育て方で気をつける害虫はアブラムシです。春先にチューリップにくっつくアブラムシには注意が必要です。モザイク病はアブラムシを媒介して拡がります。

チューリップの球根の選び方

チューリップの球根

チューリップを栽培するには、よい球根を選ぶことが重要です。

チューリップの球根はホームセンターなどで簡単に入手できますが、中には悪い状態で売られている球根もあります。せっかくチューリップの育て方を知っても、球根の状態が悪くては美しい花は咲きません。

チューリップの育て方は球根選びから始まっています。チューリップの育て方の基本である、球根の選び方を把握しましょう。

球根が大きく重たいもの

チューリップの球根は、大きくて重たいものを選びます。チューリップの球根はインターネットでも購入できますが、球根を選ぶ際には実際に手に取って大きさや重さを感じてみるのがおすすめです。

大きな球根ほど大きな花が咲きます。重ければ重いほど充実したよい球根です。同じ品種のチューリップなら、複数の球根を手に取ってみて大きさや重さを比べてみましょう。

黒い点が無いもの

チューリップの球根を選ぶ際には、黒い点の無いものを選びましょう。黒い斑点のある球根は病気の可能性があります。初めから病気の球根を選んでは、肥料や水やりをどれほど頑張っても美しい花は咲きません。

ホームセンターなどでネットに入って売られている球根の場合、すべての球根の状態がよく見えないことがあります。少々面倒ですが、きちんと確認してから購入すしましょう。

傷がついてないもの

チューリップの球根を選ぶ際には、傷がついてないものを選びましょう。球根に傷がついてしまっていると芽が出ません。インターネット販売など、球根の状態を見ないで買う場合には特に注意が必要です。

球根を購入してから植えつけるまでの間も、傷をつけないよう慎重に扱いましょう。球根の薄皮がはがれている程度なら問題ありませんので、購入しても大丈夫です。

チューリップってどんな花?

水彩のチューリップ

チューリップは春を代表する花です。暖かな日差しの中で咲く色とりどりのチューリップは、見ているだけで心が浮き立ちます。

ここからはチューリップの特徴や歴史など、チューリップの基礎的な特徴を紹介します。

チューリップの特徴

チューリップはユリ科チューリップ属の植物で、春に公園や庭先で色とりどりの花を咲かせる球根植物です。開花時期は3月下旬から5月上旬で、開花期間は1週間から2週間です。

1,000以上の品種があり、花の色は童謡「チューリップ」にも登場する定番の赤や白、黄色のほかにピンクや紫、複色などがあります。一重咲きや八重咲きなど咲き方も品種によってさまざまです。

育て方はそれほど難しくなく、初心者でも育てやすい花です。

チューリップの和名

チューリップの和名は鬱金香(うこんそう・うっこんこう)です。

和名だけを見ると、子供にも人気な可愛らしいチューリップのことを指しているとは思えないでしょう。チューリップの和名の由来は、チューリップの香りにあります。

「鬱金」とはウコンのことです。ウコンはターメリックと呼ばれていて、カレーのスパイスとして有名です。チューリップの香りがウコンの香りに似ているため、鬱金香という和名がつきました。

チューリップの歴史

チューリップといえばオランダのチュリーップ畑を連想する方も多いでしょう。

それではチューリップの発祥はオランダかというとそうではなく、原産国はトルコです。「チューリップ」の名前の由来も、トルコ語でターバンを意味する「ツリバン」からきていると言われています。

チューリップは16世紀ごろ西ヨーロッパに渡り、オランダがチューリップの生産の中心地となりました。日本に伝わったのは1863年で、大正時代に本格的な栽培が始まりました。

日本でチューリップの栽培が盛んなのは富山県と新潟県です。

チューリップの咲き方の種類

チューリップ畑

チューリップにはいろいろな咲き方があります。チューリップと聞いて思い浮かべるのはワイングラスのような形状ですが、チューリップの咲き方は1つではありません。

一般的な一重咲きタイプのほかに、八重咲きタイプや枝咲きタイプといった種類があります。一重咲きはかわいらしい印象ですが、八重咲きタイプや枝咲きタイプは同じチューリップとは思えない華やかさがあります。

代表的なチューリップの咲き方をご紹介します。

一重咲きタイプ

一重咲きタイプ

一重咲きタイプは公園などでも見かける、もっとも一般的な品種です。

イラストなどで描かれるチューリップは一重咲きタイプです。すっと伸びた茎に大きな花が咲きます。寄せ植えをすると豪華に見えます。

一重咲きタイプのチューリップには、淡いピンクが可愛らしい「ピンクダイヤモンド」や日本で一番生産されている「黄小町」、大人びた色合いが人気の「シルバークラウド」があります。

八重咲きタイプ

薄いピンク色のチューリップ(八重咲き)

八重咲きタイプは、花びらの枚数が多いチューリップです。バラや牡丹のように複数の花びらが重なり合って咲くので、1輪でも非常に華やかです。

八重咲きタイプのチューリップには、華やかなパステルオレンジの「オレンジレディ」、キャサリン妃とウイリアム王子のロイヤルウェディングを祝った「ウェディングギフト」、細い花弁が特徴の「モンテスパイダー」があります。

枝咲きタイプ

枝咲きタイプ出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/happy-garden/bu-inn12tulip-happyfamlily-b.html

枝咲きタイプは、1つの茎が枝分かれして数本の花を咲かせます。1つの球根から複数の花が密集して咲くので、まるで花束のように見えます。

枝咲きタイプのチューリップには、白い花が徐々にピンク色へ変化する「キャンディークラブ」や、1つの球根から4、5輪の花が咲く「アントワネット」、シックな紫色の「ナイトクラブ」があります。

チューリップの花言葉

チューリップ

チューリップの花言葉は「思いやり」ですが、花の色によってそれぞれ違う花言葉があります。恋愛にまつわる花言葉が多く、花言葉によっては相手に誤解を与えてしまうので注意が必要です。

赤は「愛の告白」「真実の愛」、ピンクは「愛の芽生え」「誠実な愛」、紫は「不滅の愛」で、恋人や伴侶への贈り物として最適です。

一方黄色は「望みのない恋」、白は「失われた愛」と少し悲しい花言葉になります。

食べられるチューリップが存在する?

チューリップ

チューリップには非常に多くの品種があり、中には食べられる品種(エディブルフラワー )もあります。

海外には食用に品種改良されたチューリップがあります。一般的なチューリップは非常にアクが強いため、食用には向きません。また、球根や花には毒素が含まれています。

食用のチューリップはアクが少なく、毒素を含んでいません。ただし日本国内では流通していない品種なので、日本国内で流通しているチューリップは食べられません。

カラフルなチューリップの花を咲かせよう!

砺波チューリップ公園

チューリップは豊富な色の種類があり、丈の高さや咲き方、早咲きや遅咲きなど開花時期の違うものもあります。

色や開花時期の違う品種をうまく組み合わせて育てると、さまざまな楽しみ方ができます。カラフルなチューリップは花壇を美しく彩ってくれます。適切な育て方を知って秋に球根を植えれば、春の楽しみが増えることでしょう。

この記事を参考にして、是非チャレンジしてみてください。

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