ダイアンサスの上手な育て方のポイント7選!

ダイアンサス

みなさんはダイアンサスという植物をご存知でしょうか。ナデシコと言う方が日本人なら聴き馴染みがあるでしょう。この記事ではダイアンサスの歴史や特徴、その育て方から品種まで幅広くご紹介しています。ダイアンサスの美しく華やかなお花をぜひ楽しみましょう。

ダイアンサスってどんな花?

ナデシコ

ダイアンサスというお花をご存知でしょうか。

ダイアンサスとはナデシコ科の植物です。原産地は主に東アジアとヨーロッパで、秋に種を撒くお花です。分類としては常緑多年草にあたるため、一年だけではなく毎年花を咲かせてくれます。

赤や白色の力強くも可愛らしい花を咲かせるので知っている人も多いでしょう。非常に人気の園芸品種です。道端にもよく咲いていることがあります。比較的見かけることの多い植物であると言えます。

ダイアンサスの特徴

ダイアンサスの特徴はいったいどのようなものなのでしょうか。

ダイアンサスの特徴を一つ挙げるとするならとても丈夫であることです。日当たりが良くて水捌けがある程度よければどんなところでも育ちます。

かわいいお花を咲かせるガーデニング向けの植物は、意外に育て方に難しさを伴う場合が多いです。しかしダイアンサスは、日当たりと水のやり方さえ気をつけていれば、基本的にはすくすく育ってくれます。

ダイアンサスのとナデシコとは違う?

よく話題になるのが、「ダイアンサスはナデシコとは違うのか」ということです。

結論から言うと、この二つは同じ花です。

ダイアンサスは学名としての正式名称です。科の名前はナデシコ科なので、どちらも同じ花を指す名称となっています。

ナデシコという方が日本人の方は親しみやすいでしょう。「大和撫子」の撫子はここからきています。ダイアンサスは、日本人女性の象徴ともいえるとても大切なお花です。

ダイアンサスの歴史

ダイアンサス(ナデシコ)が子供や女性の例えとして使われるのは、日本語の「撫でし子」からきています。日本人との関わりも古くからあり、最古の和歌集である「万葉集」にも記載があります。

なでしこがその花にもが朝な朝な手に取り持ちて恋ひぬ日なけむ
《意味》あなたが撫子(なでしこ)の花だったらなあ。そうしたら毎朝、手に取って愛でるのに。
引用:https://art-tags.net/manyo/flower/nadesiko.html

ナデシコ属は古くから園芸品種として、つまり雑草ではなく、今風にいうとガーデニングのために鉢植えを設けてきちんと育てられてきたお花です。

種間交雑も積極的に行われ、今ではたくさんの種類のダイアンサスが育てられています。

ダイアンサスの育て方のポイント7つ

ダイアンサス 鉢植え

ダイアンサスの育て方について見ていきましょう。

ダイアンサスは丈夫なお花ですが、育て方を間違えると枯れてしまうこともあります。基本的には日当たりと水をやることで育ちますが、コツを押さえることが大切です。

ここでは7つのポイントに沿って、ダイアンサスを綺麗に咲かせる方法を紹介します。ダイアンサスが病気にかからないように、きちんと要点を把握しておきましょう。

場所・環境

まずは場所・環境についてのポイントを押さえましょう。

ダイアンサスは日光を好みます。少なくとも半日以上は日光ががあたるところで育てましょう。風とおしの良さもポイントです。ジメジメしたところはダイアンサスにとってあまり良い環境とはいえません。

しかしダイアンサスは元来丈夫な花なので、砂利が混じっていたり地面が傾いていたりしているところでも、日光と水の環境が良ければ育てられます。

肥料

次に大切になるのは肥料に関することです。

ダイアンサスを育てるときは、真夏と真冬を除いて、成長期に月に1回肥料をやりましょう。やり方は置き肥です。それから、月に3回ほど液体肥料もやりましょう。

ダイアンサスは年中咲く「四季咲き」の品種もありますが、そのような種類の場合は特に肥料が大切です。肥料が足りていないと花付きが悪くなってしまうからです。こまめに肥料をやるように心がけましょう。

水のやり方

ダイアンサスを育てる3つ目のポイントは水のやり方についてです。

ダイアンサスには乾燥耐性が備わっています。少々水を切らしてしまった程度なら、すぐに枯れるようなことはありません。それでも綺麗な花を咲かせるためには、やはり適度な水やりが欠かせません。

生育時にはたっぷりと水をあげましょう。開花のためには水やりが絶対に必要です。また用土が乾いてしまったときも、十分な量の水をあげましょう。

用土

用土も大切なポイントです。用土とは、簡単にいうと鉢植えのことです。

鉢植えに必要な条件は、一にも二にも水捌けが良いことです。ダイアンサスに必要なのは日光と水捌けです。日光は置く場所で解決しますが、水捌けをよくするためには用土に気を配ることが必須です。

鉢植えは赤玉土7割、腐葉土3割が基本構成になります。山砂や苦土石灰も少量加えましょう。土が綺麗なダイアンサスを育てます。

植えつけ( 植え替え)

ダイアンサスを綺麗に咲かせるポイントの5つ目は、植えつけ(植え替え)についてです。ある程度手間のかかる作業ですが、この作業を丁寧にすることによって見事な開花につながります。

ダイアンサスは細かい根がびっしりと生えるので、植え替えには注意が必要です。根詰まりを起こさないようにしっかりとほぐし、それから新しい用土に優しく丁寧に植え付けてあげましょう。もちろん、乱暴にやってはいけません。

増やし方

次は増やし方について見ていきましょう。ガーデニングをするうえで、お花を増やしていく楽しみは他には代えがたいものがあります。さし芽は4月から6月、あるいは9月から10月に行いましょう。花芽のついていない若いものを切り取ります。

その他にも、ダイアンサスは株分けで増やすことも可能です。株張りが良いものは、ぜひとも株分けによる増やし方も試してみましょう。種まきによる増やし方も、シンプルですが一番確実な方法です。

気をつけるべき病気と害虫

ダイアンサスを育てるためには、気をつけておくべき害虫と病気について確認しましょう。

ダイアンさすがかかりやすい病気は、灰色カビ病とサビ病です。風通しが悪い環境だと、とこれらの病気にかかりやすくなってしまいます。

株が蒸れるのは好ましくないため、花がら摘などを行なって花同士がジメジメしないように心がけましょう。気をつけるべき害虫はアブラムシです。生育期によく現れるので、先手を打って駆除しましょう。

代表的なダイアンサスの品種

ナデシコ

育て方のコツをみたところで、次はダイアンサスの代表的な品種について見ていきましょう。

ダイアンサスは古くから日本に入ってきており、種間交雑が積極的に行われています。その分品種もたくさん生まれています。品種改良も繰り返しなされてきているため、育てやすくまた見た目もかわいい品種がたくさん流通しています。

それぞれの特徴について紹介するので、育ててみたいダイアンサスを見つけてみてください。

セキチク(カラナデシコ)

赤いセキチクの花

はじめに紹介するダイアンサスの品種は、「セキチク」です。

セキチクは中国等の東アジアが原産です。とても背丈が低いのが特徴で、高さはおおよそ15センチから30センチくらいしかありません。名前に漢字を当てるとそのまま「石竹」となります。

葉っぱの形が竹に似ていることから、この名がつけられました。見かけることが非常に多い品種で、ダイアンサスの代表的な品種といえるでしょう。お花の色は、紫や赤系統が多いです。

テルスター

ダイアンサステルスター

2つ目のダイアンサスの品種は「テルスター」です。

これぞダイアンサスと言ってもいいような代表的な種類です。ダイアンサスは四季咲きの種が多いですが、もちろんこの「テルスター」も年中可愛いお花を咲かせてくれます。

ダイアンサスの中でも育成が非常にしやすいと言われています。日光と水捌けの2つをきちんと守れていれば、「テルスター」はカラフルで華やかな花たちを咲かせてくれること間違いなしの品種です。

ビジョナデシコ

ビジョナデシコ

「ビジョナデシコ」も非常に人気が高く、おすすめしたいダイアンサスの品種です。

「ビジョナデシコ」は漢字を当てるとそのまま「美女撫子」となります。字面だけでもその美しい花の姿が想像できるでしょう。

「ビジョナデシコ」は花弁がぐっと中央に固まっていて、見た目にはやや派手な印象を受けます。背丈は少し高く30cmから60cmほどです。他のダイアンサスと比べると寿命が少し短く、多年草ではなく一年草に分類されることもあります。

初恋

初恋のナデシコ

「初恋」はその名のとおり間色が特徴の、四季咲きのダイアンサスです。

「ビジョナデシコ」もそうですが、ダイアンサスは名前から素敵なお花が多いです。「初恋」はダイアンサスの中でも、比較的背が高い品種になります。

この品種の最大の特徴は何と言っても変化する花びらの色です。固まって並んでいると、その色たちがグラデーションを作るので、とても鮮やかで美しい光景になります。

カラーマジシャン

カラーマジシャン出典:https://item.rakuten.co.jp/auc-gifuryokuen/9448/

ダイアンサスの代表的な品種5つ目は「カラーマジシャン」です。

「カラーマジシャン」とは言い得て妙で、このダイアンサスは白色から薄ピンク色、濃いピンク色へと、色がどんどん移り変わっていきます。手品師のように花びらの色をスイスイ変えていくところが「カラーマジシャン」の持つ最大の特徴です。

「初恋」よりも背丈が少し短くなっています。この品種も四季咲きのダイアンサスで、育てやすい種類です。

フォトンシリーズ

フォトンシリーズ出典:https://photosuta.hanasuta.jp/photosuta/hinshu/17266

ダイアンサスには「フォトンシリーズ」という品種があります。

完全な四季咲きナデシコで、約80日で花を咲かせます。背丈がかなり高く、80cmほどにもなります。病気の発生も非常に少なく、ガーデニング向けの品種と言えます。

「フォトンシリーズ」は背丈が高い分、花束にも適しています。真っ白な花を咲かせる「フォトン ホワイト」はボリュームがあり、華やかな雰囲気を作り出してくれるため大変人気の品種です。

花はな

ダイアンサス 花はな出典:https://www.engei.net/Browse.asp?ID=63684

ダイアンサスには「花はな」という品種があります。

この品種の最大の特徴は、花首がないことです。つまり、茎からすぐに花が顔を出します。花首がないことのメリットは、咲ガラが目立たないことです。枯れた花びらが目立たないため、美しい姿が長持ちします。

また「花はな」はダイアンサスの中でも非常に丈夫で、雪や凍結に耐えられる耐寒性を持っています。「フォトン」とは対照的に、地べたにぎっしり咲くのが「花はな」という品種です。

鮮やかなダイアンサスの花を咲かせよう

鮮やかなダイアンサスの花

ダイアンサスについてその歴史や育て方のコツ、代表的な品種について紹介してきました。

ダイアンサスはナデシコともいい、古くから日本人と関わってきた由緒ある美しい花です。植物としても非常に丈夫で、育てる上で難しいところはほとんどありません。

花を咲かせる時期も長く、ほとんど一年中カラフルな花たちが楽しめます。ぜひ鮮やかなダイアンサスの花を咲かせて、ガーデニングをもっと華やかにしましょう。

ダイアンサス

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