ブロッコリーの旬の時期と選び方とは?!種類ごとの特徴をご紹介

木皿に盛り付けたブロッコリー

「家族が野菜をあまり食べない…」、「少量で健康に良い野菜ってないのかな…」とお悩みの皆さんにおすすめしたいのがブロッコリーです。ブロッコリーには少量でも驚くべき量の栄養素が含まれています。また、新鮮なブロッコリーは野菜独特の青臭さやエグ味が少なく、野菜嫌いにも受け入れやすい!今回は、ブロッコリーの旬の時期を種類ごとにご紹介します。

ブロッコリーの旬の時期と主な産地

ブロッコリー
ブロッコリーの旬の時期は品種と栽培時期で変わります。

あらゆる時期に収穫できますが、一番美味しいのは寒い時期に獲れたブロッコリーです。それらの理由を見ていきましょう。

栽培方法や品種で旬の時期も変わる

ブロッコリーは品種と種まきの時期によって収穫の時期が変わります。

品種は「早生種」と「晩生種」の2種類。

早生種は種植えして120日以内に収穫、晩生種は収穫までに145日以上かかります。これらの種をいつ植えるかで、旬の時期が変わるのです。

栽培方法には、春先に種をまいて初夏に収穫できる「春まき」、夏に種をまいて晩秋から冬にかけて収穫できる「夏まき」があります。ブロッコリーの産地である北海道などの寒い地方では、夏まきが主な栽培方法です。

  • 春まきの早生種は初夏に獲れ、晩生種は真夏に獲れる
  • 夏まきの早生種は晩秋に獲れ、晩生種は真冬に獲れる

どの種をどのタイミングで植えるかによって収穫の時期が変わるので、ほとんどの季節で収穫ができます。

《 ポイント 》

  • 早く収穫できる種と遅く収穫できる種がある
  • 春と夏、どのタイミングで種まきするかで収穫時期が変わる

美味しい時期は晩秋から冬

ブロッコリーは国産だけでなく、海外からも輸入されるので、1年間いつでも購入できる野菜。

あらゆる時期に収穫できますが、全国的には晩秋から冬にかけて獲れる夏まき栽培のブロッコリーが一番美味しいです。

その理由は、無農薬だからです。夏に収穫できる春まき栽培のブロッコリーは、害虫対策のために農薬が使用されています。農薬を使用したブロッコリーは、甘みが薄くエグ味を感じやすいです。

《 ポイント 》

  • 晩秋から冬に収穫されたブロッコリーは甘みが深くてエグ味が少ない
  • 夏に収穫されたブロッコリーは農薬を使っているので、甘味が薄い

ブロッコリーの種類ごとの旬の時期と特徴

ブロッコリースプラウト
ブロッコリーは種類によって味・食感・見た目・調理方法・旬の時期など、特徴は様々です。含まれる栄養素はほぼ同じなので、いつどんな料理に使いたいかで種類を選ぶと良いでしょう。

ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトとは、カイワレ大根に似ているひょろっとした新芽のことです。カイワレ大根とよく似た形状をしており、お料理でも代替品として利用されますが、辛みはあまり感じず、シャキッとした食感が楽しめるのが特徴です。

ブロッコリースプラウトは、工場で「水耕栽培」して育てます。一年間通して収穫可能な旬のないブロッコリーです。ブロッコリースプラウトは多くの栄養素を含んでいます。

  • ビタミンK
    血液凝固作用で出血を止まりやすくする、骨にカルシウムを定着しやすくし、骨を丈夫にする
  • ビタミンC
    老化を防ぐ、美容効果がある
  • ビタミンE
    血液をサラサラにする
  • 葉酸
    ビタミンBと共に血液を作る力がある

血液を正常に機能させる効果や美容効果が揃っています。

《 ポイント 》

  • ブロッコリースプラウトは工場で生産するので旬の時期がない
  • カイワレ大根に似ているが、辛みが少ない
  • ビタミン系の栄養素がたくさん入っている

茎ブロッコリー

茎ブロッコリーは「カイラン」という中国産のブロッコリーの仲間と、ブロッコリーを掛け合わせた交配種の野菜です。別名「スティックセニョール」と呼ばれ、旬は冬と春です。

花芽や茎が柔らかいブロッコリーで、アスパラガスと食感も似ているので食べ方や調理方法も同じでOK。茹でたり炒めたり、パスタの具材にしたりするのがおすすめです。

他のブロッコリー類と違って青臭さが少なく、それでいて栄養価は同程度入っています。ブロッコリーが苦手な人におすすめです。

《 ポイント 》

  • 茎ブロッコリーはて青臭さが少なくて、柔らかい食感を味わえる
  • アスパラガスと同じ様に食べられる

アレッタ

アレッタはスティックブロッコリーに分類されるブロッコリーです。アレッタは一般的に夏に種まきをして、2月下旬ころから4月ごろに収穫されます。

産地である三重県では12月から春先まで、関東地方では10月から収穫が始まり春ごろまでが旬の時期です。ほっそりした茎をしていますが、ボリボリとした歯ごたえとふわっとした甘みが特徴です。

他のブロッコリー類と違って、花つぼみと茎以外に葉っぱも食べられます。加熱しても適度な食感を楽しめるので、グラタンやパスタ、炒め物の具材としておすすめです。

《 ポイント 》

  • スティックブロッコリーの一種
  • ふわっとした甘みも食感が特徴で、イタリアンメニューや炒め物に最適
  • 旬は2月から4月、早い地域で10月から始まる

旬のブロッコリーの選び方

クリームシチュー
新鮮で栄養価と味の美味しいブロッコリーはどう選べばよいのでしょうか?

ブロッコリーは見た目で鮮度がわかるものとそうでない物があります。ここでは3種類のブロッコリーの選び方を見ていきましょう。

紫色がかったブロッコリーがおすすめ

食べごろのブロッコリーは、蕾が紫色をしています。「え!紫って食べても大丈夫なの?」と不安になるかもしれませんが、蕾が紫色のブロッコリーは栄養が詰まっている証拠です。

紫色の正体は、抗酸化作用が多く含まれるポリフェノール。

美容や生活習慣病に高い効果があります。ちなみに、加熱すると濃い緑にもどります。また、切り口にも注目してください。ブロッコリーの茎の下部、切り口部分がみずみずしく、太ければ新鮮な状態です。切り口に空洞ができている状態だと、劣化している証拠です。

《 ポイント 》

  • 紫色の蕾はポリフェノールが多い証拠
  • 新鮮なブロッコリーは切り口がみずみずしくて太い
  • 切り口に空洞ができていると、劣化している証拠

ブロッコリースプラウトの選び方

ブロッコリースプラウトは乾燥に弱い野菜です。乾燥して時間が経過したスプラウトはしなしなになって本来の食感を失ってしまいます。

また、発芽してたったの3日以降で栄養価が低下してしまいます。状態が良いスプラウトは、根っこが埋まっているスポンジが乾燥していないものを選びましょう。そして、購入したスプラウトは栄養価が多く含まれるうちに食べてください。

《 ポイント 》

  • ブロッコリースプラウトは乾燥すると食感が失われる
  • 発芽して3日以上経つと栄養価が減少する
  • スポンジが湿っているスプラウトを選ぼう

茎ブロッコリーの選び方

食べごろの茎ブロッコリーの特徴は以下の2つです。

  • 花蕾や茎が濃い緑色をしている
  • 茎に太さがあり固く引き締まっている

花蕾の色があせていたり、明らかに枯れている場合は劣化が進んでいるので避けましょう。劣化した茎ブロッコリーは歯ごたえも悪く、元の食感を楽しめません。

《 ポイント 》

  • 花蕾の色が濃くて、茎がしっかりしている物は新鮮
  • 花蕾が色あせているものは劣化が進んでいる証拠

アレッタの選び方

新鮮なアレッタと新鮮でないアレッタは表面の「色」で見分けられます。アレッタが全体的に濃くて鮮やかな緑色をしていれば、食べごろの状態です。

全体的に黄色がかっているものは劣化している証拠なので、こちらは避けましょう。

《 ポイント 》

  • アレッタは表面の色が緑なら新鮮、黄色なら古い

ブロッコリーに関するQ&A

お皿の上のブロッコリー
ブロッコリーを食べる前に気になるのが、カロリーやどんな栄養素が入っているかではないでしょうか。カロリーを気にする人や、健康効果を期している人にぜひ見ていただきたいQ&Aです。

Q.ブロッコリーのカロリーはどの位でしょうか?

A.ブロッコリーのカロリーは100gで約33kcal。1本まるごと(400g)食べてもたったの132kcalです。これはかなりカロリーが低いことを示しています。ごはんお茶碗1杯(150g)が250kcalなので、その差は歴然です。

Q.ブロッコリーに含まれる栄養は何でしょうか?

A.ブロッコリーに含まれる栄養素は以下のとおりです。

  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • ビタミンC
  • ミネラル
  • タンパク質
  • ポリフェノール
  • 食物繊維
  • 葉酸

豊富な栄養素を含んでいますが、特に多く含まれているのはビタミンCです。ブロッコリーはたったの100gで、一日に必要なビタミンCを摂取できると言われます。

Q.ブロッコリーに期待できる健康効果は何でしょうか?

A.豊富なビタミンCによって、美容効果・ダイエット効果・免疫力の向上が期待できます。他にも血液循環を良くしたり、筋肉増強といった効果もあるので、とても優秀な野菜です。

《 ポイント 》

  • 白米お茶碗一杯よりも、ブロッコリー1本のほうが低カロリー
  • 100gで一日に必要なビタミンCをまかなえる
  • 豊富なビタミンCのおかげで体の調子を整えたり、若々しく保つことができる

旬のブロッコリーの保存方法

容器に入ったブロッコリー
ブロッコリーは傷みが早い野菜です。せっかく新鮮なブロッコリーを見つけても、あっという間に傷んでしまってはその美味しさを味わえません。

そこで、ブロッコリーの効果的な保存方法をご紹介します。

冷蔵保存

生のブロッコリーを冷蔵庫で保存する場合は、外側の葉っぱを全て取ってビニール袋に入れ、野菜室で立てて保存します。生ブロッコリーの冷蔵保存できる期間は、4日から5日ほどです。

すぐに料理で使いたいなら、先に茹でて保存してください。塩茹でした後、容器に入れて野菜室に入れましょう。茹でたブロッコリーの保存期間は3日ほどです。

《 ポイント 》

  • 生で保存する時は外側の葉を全て取り除く
  • 生のブロッコリーは野菜室で5日間保存できる
  • 茹でたブロッコリーは野菜室で3日間保存できる

冷凍保存

ブロッコリーを冷凍すれば、保存期間は1ヶ月間ほどです。冷凍する手順は以下のとおりです。

  1. 小房ごとにカットする
    小房ひとつひとつにカットします。
  2. 塩ゆでする
    水1.5リットルと塩大さじ1杯のお湯で、少し固さが残る程度に茹でます。
  3. 粗熱をとり水気を切る
    茹でたブロッコリーをザルに入れて、粗熱を取ります。その後、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってください。
  4. 保存袋に入れて冷凍庫へ
    重ならない様に保存袋へ入れます。なるべく真空状態にして冷凍庫へ入れてください。

あとは使いたい時に解凍しましょう。解凍方法は電子レンジを使って解凍機能で30秒ほど加熱すれば十分です。

《 ポイント 》

  • 冷凍する場合、小房にカットして塩ゆでし保存袋に入れて冷凍する
  • 解凍は電子レンジの解凍機能で30秒

最後に

ブロッコリーを子に与える母
ブロッコリーは「野菜の王様」と呼ばれるほど豊富な栄養素が魅力の野菜です。一日に必要なビタミンCをたったの100gで摂取できます。

しかし、ブロッコリーの青臭さとエグ味を苦手とする人も多いかもしれませんが、晩秋と冬が旬のブロッコリーは絶品です。種類ごとに違った味わいを楽しめるので、ブロッコリー料理のレパートリーが増えるメリットも。

保存方法もおさらいしておくのがポイントです。家族に栄養豊富で美味しいブロッコリーを食べてもらいましょう!

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