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暖かくなってくると活動し始めるゴキブリは多くの人が苦手ですよね。ゴキブリは単独で見ることが多いですが、仲間のした糞のところに集まってくる性質があり、その結果、集団生活をしているそうです。
いわゆる「巣」というものは作られるわけでなく、この集団生活する場所が巣のようなものとなります。ゴキブリの集まりやすい巣になるような場所をご紹介しますので、増えるまえに対処しましょう!
1.ゴミ箱
《理由》
ゴキブリはとても嗅覚が優れているため、室内・屋外ともにゴミ箱の中に食べ物の臭いがすると侵入してきます。また、臭いを記憶する学習能力もあると言われていて、一度覚えた侵入経路を覚えているそうです。
特に生ゴミが入っているゴミ箱は引き寄せられる可能性も高いです。また、ゴミ箱は壁際など狭い隙間などに置かれていることも多いため、死角となり巣が作られやすくなります。
《駆除するコツ》
- できるだけ臭いが出ないようふた付きのゴミ箱にする
- こまめにゴミ箱の中身を捨てる
- ゴミ箱は外に置くと寄せ付ける原因となるので、外には置かないほうがいい
- 忌避剤や毒餌タイプなどの駆除剤を置いておく(外のゴミ箱には野外用の駆除剤がおすすめ)
2.キッチンの食器棚や冷蔵庫などの下、排水管付近
《理由》
食器棚は日が当たらない隅っこが多く、ゴキブリの隠れる場所には最適です。また、保管している油やお酒などの調味料はゴキブリの好物です。
冷蔵庫の下や電子レンジの裏側などは、暖かく暗く狭い場所で、ゴキブリが巣を作りやすい環境がそろっているため、複数のゴキブリが隠れていることがよくあります。また、ゴキブリはホコリも好みます。シンク下の湿気が多い排水管付近にも注意を払いましょう。
《駆除するコツ》
- 調味料は注ぎ口を拭いて、液だれが無いようにしてしっかり蓋をする
- 調味料は密閉した場所や冷蔵庫で保管する
- 冷蔵庫の下や食器棚の裏など、ホコリがたまらないよう定期的に掃除をする
- 食器棚や冷蔵庫に近くには毒餌タイプを設置すると素早く全滅できる
- キッチンでの駆除はアルコールや殺虫剤での駆除をする際は火気に気を付ける
- 棚の裏や冷蔵庫の下に粘着シートの捕獲タイプを置く
3.本棚やクローゼット
《理由》
本棚やクローゼット、収納庫などは隙間があるとゴキブリが住処にすることがあります。クローゼット内も適度に保湿されていてうす暗いためゴキブリが好む空間です。また、収納スペースや押し入れなど吹き抜けになっていたり、穴や隙間があると侵入されやすくなります。
《駆除するコツ》
- 本棚に入れる本は隙間ができないよう奥まで入れる
- 天気のいい日は定期的に風通しをして除湿する
- 毒餌タイプを置き、見つけたら殺虫剤で駆除する
- 棚の裏に隙間があれば粘着シートの捕獲タイプを置く
4.段ボール
《理由》
段ボールにはゴキブリが好む保温と保湿が兼ね備えてあります。また、波状になっている紙の特質は特にその部分に温かい空気と湿度がたまりやすいため繁殖もしやすいです。
段ボール同士を積み重ねた時のわずかな隙間や隅の暗い場所に保管することもゴキブリにとってはちょうど良い空間になります。また、段ボールの素材の紙はゴキブリにとっては食料となり、ホコリが付着したものはさらに好物となります。
《駆除するコツ》
- 不要な段ボールはため込まず速やかに捨てる
- 保管する際は段ボール同士、隙間を作らないで保管する
- ホコリの付着やゴキブリの侵入を防ぐダメ、段ボールをビニール袋に入れてしっかりと口を結ぶ
- 保管している段ボールを使う時や受け取るときはゴキブリの卵が付いていいないか確認する
- 卵を見つけたら殺虫成分では駆除できないため、熱湯をかける
5.エアコン
《理由》
冷房を運転中であっても、エアコン内部は熱を持っています。保温性、水滴、ホコリなどエアコンの内部はゴキブリが集まりやすい場所です。
屋外に設置している室外機には排水のためのホースがあり、このホースからゴキブリは侵入します。ホース内は常に湿気があり暗く狭く、ゴキブリにとって快適な場所です。
《駆除するコツ》
- フィルターをこまめに掃除してホコリを取り除く
- エアコンの中の湿度を取り除くため、運転後は30分くらい送風モードを稼働させる
- エアコンの上部や室外機の下に毒餌タイプを置く
- ホース専用のキャップをして、侵入経路を防ぐ
6.観葉植物
《理由》
観葉植物は、湿度と肥料などのエサがあり、土は床よりも温かいためゴキブリが集まりやすい場所です。鉢の中で落ちた葉をそのままにしていると、姿も見えにくいため巣になる可能性は高いです。
《駆除するコツ》
- 落ちた葉やゴミはこまめに取り除く
- 近くに毒餌タイプを置く
- ゴキブリはハーブが苦手なため、ミントやハッカ類、レモングラスなどを近くに置く
補足:空間全体の駆除をするなら「くん煙・くん蒸タイプ」
ゴキブリが集団で行動するため集まりやすい場所を作らないことがゴキブリ対策となります。場所ごとの対策では、別の場所に隠れているのでは?と心配になりますよね。そんな時は、空間全体に殺虫成分が届く「くん煙・くん蒸タイプ」を使うのが良いでしょう。