目次
1.コップや水筒、花瓶などの汚れ落とし
カップや水筒についた茶渋、ガラスのコップや花瓶に付いた水あかやくもりなど、手を入れて洗いにくい部分の汚れを殻で落とすことができます。
洗剤を使わず殻だけで落とすこともできるため、赤ちゃんの哺乳瓶の洗浄にもおすすめです。ただし、キズがつく恐れもあるため心配の場合は控えてください。
細かく砕いた卵の殻を洗いたいものに入れて、適量の水を加えシェイクします。または洗剤のついたスポンジでこすって落とすします。
2.ミキサーの洗浄
細かい部分が多く指先などケガをしてしまうこともあるミキサーの洗浄も、卵の殻と少量の食器用洗剤でキレイになります。
ミキサーの中に水を入れ砕いた卵の殻と少量の食器用洗剤を入れて2、3回撹拌させます。
3.コゲ落とし
ガスコンロや鍋・フライパンの焦げ付きなど油汚れにも効果的です。ホーロー鍋やテフロン加工のフライパンなど、キズをつけてはいけないものには活用できません。
細かく砕いた卵の殻を、洗いたいものに振りかけて洗剤の付いたスポンジでこすって落とす方法や古いストッキングの中に砕いた殻を入れてタワシのように使う方法があります。
4.ふきんなどの布汚れの漂白
除菌のためにふきんを煮洗いする方にはおすすめなのが、殻を一緒に入れて煮洗いする漂白方法です。卵の殻の主成分が炭酸カルシウムのため、煮沸することでカルシウム成分が溶けてお湯がアルカリ性になります。そのため、お湯にしばらくつけておくだけで漂白効果が期待できるのです。
卵3~5個分の殻を大きめに砕き、数枚のふきんと一緒に10分前後煮洗いします。取り出した後はいつも通りの洗濯をしてください。
5.ナメクジなどの害虫駆除
植物の根元に砕いた殻を置いておくと、ナメクジやカタツムリなどの害虫駆除になります。砕いた卵の殻の先端を嫌って、害虫が近寄らなくなります。
卵の殻を大まかに砕いて、土の表面に振りかけるようにして鉢植えやプランターに散らしておきます。
6.土壌の改良や肥料
卵の殻は酸性の土を中和して、堆肥で分解され、カルシウムなどのミネラルを土壌に与えます。このことが、微生物の繁殖を促し、肥えた土を作って花や植物が育ちやすい環境になります。
殻をミキサーやフードプロセッサーで砕いて、土に混ぜて使います。
7.小さな植木鉢の代用
卵の殻に土を入れると植木鉢の代わりとなり、観葉植物など育てられます。卵のケースもそのまま使えば、ミニプランターが簡単にでき水が漏れる心配もありません。ペットボトルのキャップを土台にするのもおしゃれです。
最近人気の多肉植物などお水をあまり与えない植物にはピッタリです。さらに、マジックや絵の具でイラストを描き加えると、個性的なインテリアとしても楽しめます。
卵の殻の先端を小さく割って中身を出します。中の膜を取り除き、洗ったら土を入れて、小さな観葉植物を入れます。
8.殻の内側の膜でフェイスパックする
「卵角膜」という殻の内側にある薄い膜には、美容効果が期待できるアミノ酸やコラーゲンが多く含まれています。市販の化粧水などにも成分として使われることもあります。
卵角膜をはがして、肌に貼り5分ほどパックします。
9.化粧水やフェイスマスク
殻とリンゴ酢を合わせて数日置いておくと、化粧水ができます。卵の殻には肌の再生を促進させる効果があり、肌荒れの改善などの効果が期待できます。フェイスマスクなどでたっぷりとお肌に浸透させてみてください。
殻を細かく砕いたら、リンゴ酢を加えて1~2日放置します。殻が溶けてきて、リンゴ酢と混ざったら完成です。
10.コーヒーをマイルドにする
コーヒーを淹れるときに、細かくした殻を一緒にするとコーヒーの苦味が緩和され飲みやすいマイルドな味わいになります。
11.ぬか漬けを美味しくしてくれる
ぬか漬けを作るときに砕いた殻を一緒に入れると、特有のぬかの酸味が和らいで美味しくなります。
12.キャンドルにする
卵の殻にろうを流して固めれば、手作りキャンドルが出来上がります。丸いフォルムでかわいくエコなキャンドルです。
補足:使用前に殻は洗っておこう!
卵は出荷されるときに、洗浄・殺菌処理されているため洗わずに使っても安全であると考えて良いでしょう。
今回ご紹介した使い方をする際も、ご自身でしっかりと洗浄や消毒をする必要はないですが、卵は殻を使うことを想定して販売されているものではありません。使用前には洗うことをおすすめします。