流水解凍のメリットはスピード!効率的なやり方とコツ

流水解凍という解凍方法をご存知ですか?流水解凍とは流水にさらすことで冷凍されているものを解凍する方法です。ここでは肉などを解凍するのに便利なこの流水解凍について紹介します。流水解凍は、効率的なやり方とコツさえつかめば誰でも簡単に冷凍したものを解凍することができます。是非、参考にして挑戦してみてくださいね。

流水解凍の手順

容器に水を張るイメージ

まずは、流水解凍の手順を紹介していきます。このやり方で行えば、失敗なしで流水解凍ができるようになりますよ。

①大きい容器に水を張る

初めに用意するものは、解凍したい食品が入るだけの大きな容器です。流水解凍と聞くと「流水を食品にあてるだけで良いのかな?」と考えがちですがそれは違います。

流水解凍を行うときには、水を張った容器に食品全体を沈める必要があるのです。したがって、食品全体を水全体に沈めることができる程度の大きさと、深さを兼ね備えた大きな容器が必要となります。

②食品は水に沈める

大きな容器に水を張ったらその容器に食品を沈めます。そして、その上から水道水を流すようにします。こうすることで、流れていく水が容器内の水を動かすことができ、解凍を効率よく進めることができるのです。

では、なぜ容器内の水を動かすことで解凍が効率よく行えるのでしょうか。それは、水が動くことで熱伝導率が高くなることが原因です。

熱伝導率は流速を高めたり、流れを乱流化したりすることで高めることができます。水を流すことで、この2つの効果を容器の中で引き起こすことができるのです。

③水に沈める為に皿などで押さえる

食品によっては、水に沈めてもぷかぷかと浮いてくる場合があります。その場合は、食品が水の中に沈むように、お皿などの重さも考慮しながらしっかりと押さえるようにしましょう。

食品全体が水の中に沈んでいないと、解凍にムラができてしまいます。さらに、解凍に時間がかかってしまうこともあるため、十分に注意してください。

④水から取り出す

最後に解凍の具合を手で確認して、水から取り出します。食品全体が解凍されていなくても、包丁で切れる程度に解凍ができていれば、取り出して大丈夫です。

これで流水解凍は終了となります。
食品の大きさや厚さによって前後しますが、だいたい20分から30分程度が解凍の目安となります。

流水解凍が最適な食品

ここからは、流水解凍に適している食品について紹介していきます。一般的には大きくて厚みがある食品や、解凍に時間のかかる食品が向いています。また、短時間で解凍させたい場合は、流水解凍を使用するとよい場合が多いです。

肉の塊

肉の塊は厚みがあることが多いため、流水解凍に向いています。直接水をかけて解凍するのではなく、密閉した袋に入れて解凍するようにします。

量が多い魚介類

バラ凍結してあるエビやイカなどは1%程度の塩水を作り、そのまま塩水につけることで素早く解凍することができます。

大きめの魚介類

マグロなどの柵は、40℃の温水に3%程度の塩を入れて解凍させることで、おいしさを損なわずに解凍することができます。

加熱済みの惣菜など

加熱済みの惣菜、下味がついている半調理品、下茹でがされている冷凍野菜などの下処理されている食品も最適です。短時間で解凍することで、素早く調理に取り掛かることができるため、流水解凍に適しています。

流水解凍にかかる平均時間

時間悩む女性イメージ

  • :30分程度が目安となります。
  • 魚介:大きさや量にもよりますが10から30分程度が目安です。
  • 加熱済みの惣菜など:量にもよりますが10分程度で解凍できる場合は多いです。

素早く解凍ができるといっても、「どれくらいを目安にした方がいいかわからない」という人も多いでしょう。そこで、食品ごとに流水解凍にかかる時間の目安について見ていきましょう。食品の量や大きさによっても前後しますし、水道水の温度によっても前後するので、あくまで目安と考えておきましょう。

水道代を節約する3つの方法

ジップロックに密閉した食品

流水解凍は水を流したままにするため水道代が気になるという人も多いでしょう。そんな人のために水道代を節約する方法について紹介します。

水を流すのではなく水を交換する

食品を解凍するためには、食品の温度よりも高い温度を保った水に沈めておく必要があります。したがって、容器の水を適宜交換することで水の温度を水道水と同じ温度にすれば、水を流さなくても流水解凍の効果が得られます。交換の目安は水の温度が下がってきたと感じたときです。

食品をできるだけ密閉する

袋に空気が入ることで水に触れる面積が小さくなります。そのため、食品を密閉袋に入れる際にできるだけ空気を抜くことで、早く解凍ができ水道代の節約につながります。

水をかき混ぜる

水をかき混ぜることで水を乱流化させ、熱伝導率を高めることができ、水道代の節約につながります。

肉を上手に流水解凍する方法

肉を持ってOKする女性

肉を解凍するときに気を付けたいのが、肉汁をなるべく出さないようにすることです。肉汁が出るのを押さえることで、お肉をおいしく食べることができます。どのように解凍していけば、肉汁をなるべく出さないように解凍することができるのでしょうか。ここからは肉を上手に流水解凍する方法について紹介していきます。

ビニール袋に入れて水に沈める

まずは肉を密閉できる袋に入れます。その後、水を張った容器に沈めていきます。前述したように、水から肉が浮くようであればお皿などで沈めるようにしましょう。

水を流しながら解凍を行う

解凍の様子を手で確認しながら水を流します。解凍ができれば水から上げて終了です。

上手に解凍するコツ

基本は上記の手順だけなので、他の食品とほとんど変わりませんが、肉の場合は他の食品と比べると温度管理が重要です。可能であれば、常温の水よりも低温の水がおすすめ。普通の水を使うよりも氷水を使って解凍していく方が、肉汁を出さずに解凍することができます。また雑菌の繁殖や肉の劣化も抑える効果も期待できます。

流水解凍の注意点

肉に流水をかけるイメージ

簡単にできる流水解凍ですが、気を付けてほしい点がいくつかあるので確認しておきましょう。

食品に直接水をかけない

基本的には、食品に直接水がかからないようにしましょう。冷凍するときに、密閉できるビニール袋に入れている場合は、そのまま解凍に移っても問題ありません。ですが、そうでない場合は密閉できるビニール袋に移して解凍するようにしましょう。海鮮系の食材には一部例外もありますので、食品に合った解凍を行うようにしてください。

途中で確認をする

流水解凍は大部分が水を流して放置しておけばよいのですが、ミンチや魚のすり身などの場合は解凍がムラになる場合があります。その場合はムラを無くすように軽くもんであげるようにしましょう。

最後に

ここまで流水解凍の方法について見ていきましたがいかがでしたでしょうか。簡単な方法で解凍ができることが分かってもらえていたら幸いです。食品にはそれに適した解凍方法がありますので、それぞれに合わせた適切な解凍方法で食品を安全においしく食べることができます。是非、流水解凍方法を活用しておいしく食品を調理してくださいね。

肉に流水をかけるイメージ

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