目次
家族だからこそ話しにくいこと、話せていますか?

家族間だからこそ話しにくい話題は、いろいろなものがあります。話しにくいからといってそのままにしておくと、いざとなったとき困った事態を招くかもしれません。家族だからこそ話し合っておきたいこととは、どのようなものがあるのかをまとめました。
家族だからこそ話し合っておきたいこと4選

家族だからこそ話し合っておきたいことは、以下のものがあります。
1.介護のこと
親の介護は、どうしても蓋をしがちな話題です。親自身が話すと子どもとしては心が痛み、子どもから話題を振ると親が機嫌を損ね険悪なムードになることもあるでしょう。しかし、話し合いをしないまま時間が経過した場合、いざ介護が必要になったとき困ります。
- 自宅介護をする人の知識がない
- うけられる福祉サービスなどの内容がわからず、てんてこ舞いになる
- 介護が必要な状態の種類を把握していない…怪我・病気・認知症・老齢など
- 施設入所費用や入院や通院にかかるお金を、具体的に把握していないなど
介護が必要になると、自然とお金も必要になることが多いです。保険に加入していたとしても、すべてを保険でカバーできるわけではありません。
2.延命治療のこと
人間は、いつどういったタイミングで延命治療が必要になるかわかりません。子どもでも現役世代でも、老年期の人でも、病気や事故などで延命治療が必要になる場面に直面することは誰にでもあるのです。
幼い子どもでは理解できないかもしれませんが、ある程度の年齢以上になれば、自身の延命治療をどうすべきかは一度しっかり話し合っておくべきです。家族は延命を望んでも本人はそうでないケースなどは、少なくありません。
3.相続関連のお金が関与すること
人が亡くなると、相続関連のお金が関与する出来事が発生します。遺産相続のことで家族間トラブルが起きることは非常に多く、遺言書を遺しても効力を発揮しない書き方になっていることもしばしばみられます。
相続など、自分が死んだあとに発生するお金が関わる事態について、家族間で一度しっかり話し合いをしておくと家族間トラブルを防ぎやすくなります。
4.屋外で自然災害にあったときに取るべき行動
自然災害は、いつ起きるかわかりません。そのため、野外で被災した際にどういった行動を取るべきなのかを共有しておくことも、非常に重要な情報交換となります。
- 自宅に残っている家族が、どこに避難するのかを共有
- 会社や学校など、普段過ごす場所で被災した場合の避難経路などの共有
- 遊びや旅行先などで被災した場合の連絡手段など
自宅や家族が心配になるかもしれませんが、安易に被災した場所に出向くのは危険です。親戚の家に避難するなど、複数ルートの避難先を確保しておくと、連絡が取りやすく生存確率も上がりやすくなります。
話し合いを行うメリット

上記のような、家族間で話しにくいことを話し合っておくメリットは、以下の通りです。
- 家族がどう考えているのか、意思を尊重できる
- いざというときに焦らずに済む
- 延命など命の選択を家族に迫られた際、後悔のない選択をしやすい
- お金のことでもめずに済む
- 万が一の事態に備えることで、話し合いをした本人も冷静な判断を下しやすくなる
家族だからこそ話し合いたいことは、いろいろなことがあります。万が一の備えの一環として、話し合いにくいこともしっかりと情報を交換し、自分の気持ちや意見を家族に伝えておきましょう。
まとめ
家族だからこそ話しにくいことは、さまざまなものがあります。家族の仲に亀裂が生じないためにも、機を見てしっかりとした話し合いをしておくと安心です。









