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幼いこともが言いがちな「ママがいい」
子どもが幼い時期、子どもの機嫌が悪くなったり、ちょっとしたことをこなす際「ママがいい」と言いがちです。パパが聞くとショックを受け、場合によってはパパがすねてしまうこともあるでしょう。どうして子どもは、「ママがいい」と主張するのでしょうか。
子どもが『ママがいい』と主張する理由3選
子どもが「ママがいい」と主張する理由は、以下の通りです。
1.本能的にママを求めるため
子どもは、本能的にママを求めます。これは人間に限ったことではありません。子どもは母親の胎内で育ち、へその緒を経て栄養を摂って成長します。また、産後は母乳で成長する子が多く、初乳は母体の免疫を赤ちゃんの体内に入れる為飲む子どもが大半です。
子どもは、自分が生きていくためにはママが必要不可欠の存在だと本能的にわかっているので、困ったときや不安を感じるときなどはママを選びたがります。
2.ママが寄り添ってくれた経験が多いため
育児をしていると、子どもに振り回されっぱなしになります。
- 夜泣き
- 夜間授乳
- 離乳食を食べない
- 風邪などの体調不良
- 園行事の参加・送り迎え
- イヤイヤ期の対応
- 遊びなど
自分のやりたいことなどを二の次にして、子育てに励む親が非常に多いです。ママは産休などが長く、中には育児に専念するため専業主婦になる人もいます。子どもと関わる時間が長いと、子どものわがままやピンチに遭遇する確率が高く、それを一緒に乗り超える経験を積むことも多いです。
そのため、自然とママへの信頼が厚くなり、困ったときはママを頼りやすくなります。
3.一緒に過ごした時間が長く、信頼関係が構築されている
子どもと一緒に過ごす時間が長くなると、困りごとだけでなく楽しいことや嬉しい事、できた経験を積んで喜びを共有する出来事も多いです。自分ができたことを一緒に喜んでくれる存在は、子どもの心の安定に欠かせません。
長く子どもと時間を過ごしたママは、こうした経験を子どもと積んでいるので、子どもからの信頼も厚いです。「ママならなんとかしてくれる」「ママならわかってくれる」という信頼があるからこそ、なにかあったときは「ママがいい」となります。
ママも子どもがなにを求めているのかなんとなくわかるので、スムーズに物事をこなせることが多いです。
子どもの「ママがいい」パパはどう寄り添うべき?
子どもの「ママがいい」という言葉に対し、パパは「パパも頑張ってるのに」と思うかもしれません。一緒に過ごす時間の長さが圧倒的に異なる場合、ママにはかなわない可能性が高いです。また、夜間子どもがぐずったときに寄り添った対応ができたか、困ったときや遊んでほしいときに適切に対処してくれたかなどの面も含まれます。
子どもの「ママがいい」に対しパパは、以下のような対処をしてみましょう。
- 普段の関わり方を考え直す…スマホやテレビを観ながら・自分の気分などで接するのをやめる
- 夜間や病気のときなども、積極的にかかわりを持つ
- 子どもの機嫌が悪いときに、ママに丸投げにしない
- 「ママがいい」を否定しない…パパもいいを目指す
子どもは本能的にママを求める部分があるので、関わり方を工夫するなどいろいろなことに配慮して子どもとのかかわりを持ちましょう。ママを超えることは非常に難しいので、張り合うのでなく、子どもの選択肢に「パパを選ぶ」ポジションを目指しましょう。
まとめ
子どもは、本能的にママを求めます。そのため、ママがいいという選択になるのは自然なことです。パパはそこに貼り合うのではなく、子どもがパパを選びやすくなるような関係性の構築を目指してみましょう。