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どうして会話が弾まないの?
ちょっとした空き時間や友達との雑談タイムに、会話が途切れたり気まずくなったりすることはよくありますよね。実は会話が弾まない理由には、話す技術や心の持ち方に原因が隠れています。自分自身に心当たりがないか、じっくりと振り返ってみましょう。
会話が弾まない人の6つの特徴
会話が弾まない人には共通する特徴があります。自分に当てはまるものがないか、それぞれを詳しく見ていきましょう。
①自分から話をしないで相手任せになる
自分から話題を振らず、相手が話してくれるのを待っているだけだと、会話は盛り上がりません。話がうまくいかない人は、「変なことを言って嫌われたくない」「うまく話せないかも」と考えすぎてしまいがちです。
ですが、相手も話題を提供し続けるのは疲れてしまいます。自分の経験や近況をほんの少しだけ話すことから始めるだけでも、ぐっと会話が弾むようになります。
②リアクションが薄く、相手が不安になる
相手の話に無表情で、反応が少ないと「ちゃんと聞いてくれているのかな?」と相手は不安になります。会話は言葉のやり取りだけでなく、表情や相槌、身振り手振りなど、リアクションもとても大切です。驚きや楽しさ、共感を顔や体で表現することが、相手を安心させ、会話を盛り上げる第一歩です。
③相手の話を途中で止めたり、自分の話ばかりする
相手が話をしている途中で、「つまりこういうことでしょ?」と勝手にまとめたり、自分の話に切り替えたりすると、相手の話す気持ちが下がります。
相手の話を最後までしっかり聞くことは、信頼関係を築く基本です。また、自分ばかりが話すのではなく、「それでどうなったの?」と相手に興味を示す質問を入れることも効果的です。
④緊張してうまく話せない
初対面の人と話すときや大勢の前で話す場面では、誰でも少しは緊張します。ただ、あまりに緊張しすぎると、話題が思い浮かばなかったり、頭が真っ白になったりします。
これを「社会不安」と呼び、強い場合は手が震えたり、汗が止まらなかったりすることもあります。でも心配しなくても大丈夫です。緊張する自分を責めず、小さな成功体験を少しずつ積み重ねることで、自信がついて会話が楽になります。
⑤愚痴や否定的な話が多い
会話で愚痴やマイナスのことばかりを話すと、聞いている相手の気持ちも暗くなってしまいます。例えば、学校の不満や人の悪口ばかり言っていると、相手は気分が良くなくなり、会話が続かなくなります。もちろん時々愚痴を言うことは誰でもありますが、明るい話題をセットにすると会話が弾みやすくなります。
⑥目を合わせずに話す
相手と目を合わせないまま話をすると、「この人は自分と話したくないのかな?」という誤解を与えやすいです。
ずっと目を見続ける必要はありませんが、時々目線を合わせて、相手に「あなたの話を聞いているよ」と伝えることが、良いコミュニケーションの基本です。視線を合わせることが苦手なら、相手の顔の中心をぼんやりと見るのも一つの方法です。
会話を弾ませるためのコツ
会話が弾まない理由を理解したら、次は会話が自然に盛り上がるようになるための工夫を学びましょう。難しいことではありません。ちょっとした意識を変えるだけでも会話の雰囲気は大きく変わります。
話題に迷ったら「て・き・に・ち・か・し」を使う
会話のきっかけが見つからず困ったら、「て・き・に・ち・か・し」を思い出しましょう。これは「天気」「近況」「ニュース」「地域」「身体」「仕事・趣味」の頭文字を取ったもので、誰でも気軽に話せる安全な話題です。たとえば「今日、天気いいよね」とか、「最近何か面白いことあった?」と軽く聞くだけでも、会話がスムーズに動き出します。
リアクションは大きく、わかりやすくする
相手の話に対して、「え!すごい!」「そうだったんだ!」など、少し大げさにリアクションを取ると、相手は喜んで話を続けてくれます。
また、相手の言葉をそのまま返すオウム返しをして「ちゃんと聞いている」ことを示すのも効果的です。リアクションを工夫するだけで会話のテンポはぐっと良くなります。
相手の良いところを具体的に褒める
「褒める」と言うと難しく感じるかもしれませんが、相手の良いところを少しだけ具体的に褒めてみましょう。たとえば「今日の服おしゃれだね!」というよりも、「その青い服、すごく似合ってるね。爽やかに見えるよ!」と具体的に言うと、相手は嬉しくなります。自分を認めてもらったと感じると、相手も気分良く会話を続けやすくなります。
相手が嫌がる話題は避ける
誰でも話したくない話題や、話すと気分が悪くなる話題があります。年齢や体重、見た目の話、政治や宗教に関する話などは、多くの人が敏感になるテーマです。
相手が話してくれるまでは自分から話題に出さず、もし相手が触れたら「そうなんだね」と軽く受け流すのがベストです。そうすれば、会話がぎくしゃくすることもなく、スムーズに進みます。
「どうして?」の質問で会話を深める
相手が何か話したら、「どうしてそう思ったの?」や「何がきっかけでそうなったの?」といった質問を加えてみましょう。相手は自分の考えや体験を詳しく話すことができ、あなたに対して心を開いてくれるきっかけになります。た
だし、質問攻めにならないよう注意しましょう。一つの話題に対して1〜2回の「どうして?」を挟むのがちょうどよいです。
笑顔と目線で安心感を伝える
会話をするとき、自然な笑顔を作ることを意識しましょう。笑顔で話しかけられると、相手は安心し、話しやすく感じます。また、会話中は時々相手の目を見て話すことも大切です。
ずっと見続けなくても、軽く相手と目を合わせて話すことで、「ちゃんとあなたに関心がありますよ」というメッセージが伝わります。
まとめ
話を弾ませるコツは、相手をよく観察し、自分自身も少しだけ勇気を出すことにあります。大げさなテクニックは必要なく、小さな心遣いや工夫があなたと相手との会話を劇的に変えることができます。
また、会話が弾むと、自分も相手も気分が良くなり、自信にも繋がります。毎日のちょっとした雑談を楽しむ気持ちで実践してみましょう。これが人とのつながりを強くし、生活を豊かにする第一歩になるはずです。