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久しぶりに車の運転をするときは事故リスクが高まる
学生時代に車の免許は取得していたけれど、長年、運転する機会がなかったという人は多くいます。特に都会に住んでいる人や女性はペーパードライバーの人も多いでしょう。
しかし、生活環境に変化が訪れると、車が必要になる機会も増えます。車が必要な土地へ引っ越したり、結婚してパートナーと車を所有することになったり、子供が生まれたりすると、久しぶりに車の運転免許の出番です。
ですが、久しぶりに車を運転するときは、「本当に安全に運転できるのだろうか」と不安になりますよね。久しぶりに運転するときは、どうしても事故のリスクは高まります。事前に操作方法や交通法について復習しておくことが重要です。
久しぶりに車の運転をする人が絶対に意識すべき『5つのこと』
久しぶりに車の運転をするときは、必ず事前に復習しておくことが必要です。ここでは、具体的にどのようなことを意識して運転すべきなのか紹介します。
1.事前に車の操作方法を確認しておく
久しぶりに車を運転するとき、「以前は運転していたから大丈夫」と過去の自分を過信するのではなく、必ず車の操作方法を運転席に座って確認しておきましょう。
- 発進手順の操作方法
- ライトや方向指示器の操作
- 駐停車時に必要なハザード操作
- ギアの操作
- シートやミラーの位置確認
咄嗟の状況に反応できず、事故につながる事例は珍しくありません。そのため、以上のような基本的な運転操作を必ず確認してください。
2.運転技術が低下していることを自覚する
久しぶりに車の運転をする人は、自分の運転技術が以前に比べて低下していることを自覚してください。その上で、以下のような場面に気をつけましょう。
- 駐車の仕方
- 車間距離の維持
- 右折や左折時の安全確認
- 高速道路や多車線での合流
特に狭い場所で車を出し入れしなければいけない駐車操作や、高速道路や車線の多い道路での合流などには十分注意が必要です。なるべく慣れるまでは、車の運転に慣れている人に同乗してもらいましょう。
3.道路標識の意味を再確認しておく
意外と忘れがちなのが道路標識の意味です。長らく運転していないと、道路標識の正しい意味を忘れてしまい、運転中に間違った認識で走行してしまう恐れがあります。
道路標識を誤って認識していると、誤った運転操作によって事故を招くリスクが高まるので、あらかじめ運転する前に復習しておきましょう。
4.周囲への安全確認を強く意識する
久しぶりに車を運転するときは、周囲の安全確認を強く意識してください。運転し慣れているドライバーでも周囲への安全確認を怠り事故を起こすことがあるので、長らく運転していなかった人は、特に注意を払いましょう。
前方はもちろんですが、左右やバックミラーを利用しての後方確認も怠らないようにしてください。
5.車載機器の操作方法も確認しておく
ご自身が運転する車に搭載されている車載機器の操作方法も事前に確認しておきましょう。
実際に運転している最中に機器を利用しようとしたけれど、使い方を忘れてしまい、スムーズに活用できずに焦ってしまった……という声も散見されます。
特にカーナビの操作には注意が必要です。運転中の操作は絶対にせず、停車中に操作できるように事前に確認しておいたり、基本設定や目的地の設定は出発する前に全て済ませておくなど、対策しておきましょう。
久しぶりの運転が不安…事前にできる対策は?
久しぶりの運転を公道で実践するのは不安な方も多いでしょう。その場合は、ぜひ以下の方法を試してみてください。
- 自動車教習所のペーパードライバー講習を受講する
- 都内在住の人は警視庁の運転コース開放日を利用する
- 慣れるまでは通り慣れている広い道で練習する
慣れるまでは運転に慣れている人に同乗してもらうことはもちろんですが、公道を走る前に自動車教習所で開かれているペーパードライバー向けの講習会に参加する方法がおすすめです。
実際に自動車教習所の教習車を利用してコースを運転することができるため、運転操作やコツ、安全確認の方法を実践で復習できます。
久しぶりに車を運転するときは万全の準備を整えておこう
いかがでしたか。久しぶりに車を運転するときは、以前乗り慣れていた時よりも運転スキルが低下しています。必ず事前にできる限りの確認を行い、必要に応じてペーパードライバー講習などを利用しましょう。