コメの高止まり原因 “スーパーの上乗せ金額” 『最大3倍超増加』が判明 ネットでコメント殺到「卸業者の企業名と上乗せ金額を公表して欲しい」「業者は自社の利益しか眼中にないことが再確認できましたね」

コメの高止まり原因 スーパーの上乗せ金額が最大3倍超に増加 話題に

全国的に続くコメの店頭価格の高止まりについて、卸売業者による「上乗せ金額」の増加が一因となっている可能性があることが明らかになり、インターネット上でも大きな注目を集めています。
農林水産省が公表した資料によると、政府の備蓄米が市場に流通する過程で、卸売業者が小売業者(スーパーなど)に販売する際に上乗せしている経費や利益が、通常のコメと比べて1.6~3.4倍に達しているケースが確認されました。これにより、価格の引き下げが進みにくい要因のひとつとなっていると見られます。

調査対象期間は、2024年3月17日~4月13日。政府から備蓄米を買い受けた集荷業者は、60キロあたり平均961円を上乗せして卸売業者に販売。一方、卸売業者はさらに玄米換算で平均7593円の上乗せを行い、小売業者などに販売していたとのことです。これは、2022年産米における上乗せ額(2206~4689円)と比較しても、著しい増加となっています。

上乗せの背景には、備蓄米専用の包装袋や特別な配送手配などのコスト増があるとされますが、消費者からは企業の過剰な利益確保を懸念する声が上がっています。

こうした状況を受け、農林水産省は対応策を発表。小売業者に1カ月以内で備蓄米を届けられる集荷業者に対し、6万トン分の入札優先枠を新設。そのうち2万トン分は卸売業者を介さず、町の米屋などに直接販売する仕組みとすることで、流通コストの削減と価格の引き下げを狙っています。

江藤拓農水相は記者会見で、「通常の取引とは異なる事情があることを踏まえつつ、できる限り企業努力をしてもらいたい」と述べ、民間事業者に対しても価格抑制への協力を呼びかけました。

今後、実際に店頭価格が下がるかどうかは、こうした取り組みの効果と企業側の対応にかかっていると言えそうです。

この話題に寄せられたネットの声

コメント

「農家さんがJAを通さず直売したら5kg 2000円でも利益が出ると言ってましたよ」
「流通業者は自社の利益しか眼中にないことが再確認できましたね」
「予想通りJAに続き仲卸も米価吊り上げていた。諸悪の根源だわ」
「卸し業者や流通業者は米を右から左に流すだけで利益が出る。抜本的改革を望みたい」
「ようやく真相が見えてきましたね。」
「卸業者の企業名と上乗せ金額を公表して欲しい。」

この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。

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