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『思春期の娘』は父親を嫌いやすい
第二次性徴に差し掛かると、子どもは大人に近づいてきます。しかし、体と心の成長のバランスがとりづらくなるので、精神的に不安定な面も持っています。特に女の子は、中学生以降の思春期の時期は父親を嫌う子も多いです。なぜ思春期の娘は父親を嫌いやすくなるのでしょうか?
『思春期の娘』が父親を嫌う3つの理由と
思春期の娘が父親を嫌う理由は、以下のものがあります。
1.見下すような発言が多い
中学生前後から、特に女子は自立心が芽生えやすくなります。そのため、見下されるような発言が多いと、父親に対して嫌悪感を持つことは少なくありません。
- 「○○やったのか?」など、威圧的とも取れる質問の仕方をする
- 「○○しなさい」と命令してくる
- 「パパが学生の頃は…」という武勇伝に聞き飽きている
そんなつもりはないと思っている父親は多いかもしれませんが、思春期の女の子は非常に敏感な状態です。気に障るような発言があまりにも多いと、嫌気がさして避けられることもあります。
2.清潔感に欠ける
一日会社で働いたら、クタクタになるものです。娘は体力が有り余る十代ですが、娘を育ててきた父親は子どもの成長に伴って老けていきます。体力も落ち、年齢相応の外見になることが大半です。そのため、年齢相応もしくは帰宅後のだらしない格好を見ると、距離を取りやすくなります。
- 脱いだ靴下をそのままにする
- 汗をかいたシャツを着替えない
- パンツ一枚でうろつく
- 帰宅後すぐ横になり寝る
- ぐずぐず文句ばかり言う
- 食べ方が汚いなど
仕事終わりでクタクタなのはわかりますが、娘がいるのであれば最低限の自分自身の身の回りの世話と、身の振り方には注意しましょう。妻に甘え続ける姿は、特に娘から嫌われやすいです。
3.あまり話さないのに分かったようなことを言ってくる
普段仕事で家を空けている分、父親は子どもと接する時間が短くなります。そのため、父親と子ども双方ともに相手の実態がよく分かっていない状態になりやすいです。それにもかかわらず、子どものことを把握していない状態で父親が娘に「お前のことは分かってるんだ」という前提で話をするのはNG。
普段接する機会が多い同性の母親が同じ話をしても違和感がないのに、父親が触れると妙な空気になってしまうような話題は多いです。子どもから直接聞いていない交友関係や流行の話などに、いきなり首を突っ込むのはよくありません。
本能的に一時父親を嫌いになることは多い
父親と娘は、生物学的には異性です。娘の心身が発達するにつれ、父親を異性として認識し始め、毛嫌いする時期はどんな子にも多少あります。これは近親相姦を避けるための本能とも言われているので、娘が父親を嫌うことは正常な成長を遂げるのに必要ともいえるステップなのです。
思春期の娘に対して父親がすべき、最適な接し方
思春期の娘に父親がすべき、最適な接し方は以下の通りです。
- 顔を合わせたら挨拶は必ずする
- 頼ってきたら受け止める
- 身だしなみに注意する
- グラビアなど、男としての本能が伝わる媒体は娘の目に入らないようにする
- 子ども扱いせず、過度なスキンシップは避ける
自分の子どもであっても、いつまでも娘を子ども扱いすべきではありません。特にスキンシップなどの点に関しては、注意が必要になります。
まとめ
娘が父親を嫌うことは、成長に伴う一過性のものであることが多いです。だからこそ思春期の娘に対して、父親は少し慎重に接する必要があるといえます。