目次
天井からカーテンを吊るす方法
カーテンは基本的に窓に取り付けられたカーテンレールなどに取り付けますよね?ですが、天井からカーテンを吊るすにはどうすれば良いのでしょうか?その方法をご覧ください。
機能性カーテンレールを探す
カーテンを吊るす時に必要なのは、もちろん「カーテンレール」ですよね。しかし、窓に取り付けるタイプのカーテンレールではサイズや形状が違います。
そんな時に必要になるのが「機能性カーテンレール」です。機能性カーテンレールは、設置場所に適したサイズや形をしたカーテンレール。天井にカーテンを設置する前にまずはこちらを手に入れましょう!
下地の位置を確認して取り付ける
必要なカーテンレールを購入したら、次にカーテンを設置するための下地をチェックしましょう。取り付けには下地が必要です。下地が確認できたらカーテンレールを窓枠にビスで貼り付けましょう。
取り付けがスムーズにいくように、椅子や脚立に上って作業してください。万が一ビスがずれたりしたら直すのがいちいち面倒ですよね。
取り付けにはAフックを使う
カーテンレールとカーテンを繋ぐフックには種類があります。AフックとBフックです。天井付けのカーテンに適しているのは、「Aフック」です。Aフックは引っ掛けるとレールに直接引っ掛けるので、レールとカーテンの間に空間が少しできてレールがはみ出た状態になります。フックがレールにぶら下がっているような見た目ですね。レールとカーテンが接触しないので、スムーズに開閉できます。
天井からカーテンを吊るす際のポイント
天井からカーテンを吊るす時は、機能性カーテンレールが必要になると説明しましたね。あらゆる場所に適応できるカーテンレールは種類も様々。どの機能性カーテンレールがご自宅に合うのかを検討するのがポイントになります。そこで、機能性カーテンレールの種類と特徴を紹介します。
カーブレール
カーブレールとはその名の通り、少しだけ弧を描いた形のカーテンレールです。内側にカーブしている弓型や台形型の出窓にフィットするように作られたいます。「カーブの角度を合わせるなんて無理なんじゃない?」思うかもしれませんが心配いりません!カーブレールは自由自在に曲げることができます。ご自宅の出窓がどんな角度で曲がっていても、それに適応して設置ができます。
伸縮レール
伸縮レールは、突っ張り棒のように自在に長さを調整できるレールです。カーテンレールを購入した時に「せっかく購入したのにサイズが合わない!」なんてことありませんか?メジャーを使っても、知らず知らずのうちにずれることもあります。正確な長さを測ることは難しいのです。
しかし伸縮レールなら、採寸ミスによる失敗はおきないので安心して購入できます。また、次に説明するオーダーカーテンレールよりも価格帯も安くて人気です。一方で、ステンレス製の見た目が安っぽく見えて部屋のインテリア感を崩す原因にもなります。
オーダーカーテンレール
最後にオーダーカーテンレールです。カーテンレールは既製品の物は長さが固定されて販売されています。既製品のカーテンレールの長さが、自宅の窓枠の長さに合わないことなんて珍しくありません。そこで、自宅の窓枠の長さに合わせたオーダーカーテンレールの購入を検討してみてください。少し値は張りますが、木製の商品もあるので部屋の景観を美しく保つことができます。
天井からカーテンを吊るすメリット・デメリット
カーテンを正面付けではなく、天井付にするとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
天井からカーテンを吊るすメリット
カーテンを天井から吊るす事のメリットを紹介します。
窓枠にピッタリとカーテンを収めることができる
窓枠内に収まるような天井付けカーテンの最大のメリットは「窓枠にぴったりとカーテンを収められる」です。カーテンを取り付けるとカーテンレールがはみ出して邪魔に感じたり気になったりしてしまいます。また、天井付けにすることで設置位置は低くなり、周辺は広く使用できるのでとても掃除がしやすくなります。カーテンはほこりが溜まりやすいので、掃除にはいつも苦労しますよね。天井付けのカーテンは部屋も広く感じられますし、お手入れも楽になります。
部屋がスッキリしておしゃれに見える
カーテンは部屋の中でも、とりわけて存在感があります。なので、カーテンが窓枠から大きくはみでていると、どことなくだらしない印象を与えたり、部屋に圧迫感を感じます。カーテンをスッキリ収納する事は、部屋の景観をキレイに保つ上ではかかせない問題なのです。天井からカーテンを吊るせば驚くほど部屋の印象が変わるでしょう。「今の部屋はおしゃれだけど狭く感じる」「部屋をおしゃれにしたいけれど何からいじったらいいかわからない」という人は、天井付けカーテンを試してみてはいかがですか?
天井からカーテンを吊るすデメリット
次に、天井からカーテンを下げることのデメリットです。
光が漏れやすい
窓枠にカーテンレールを取り付ける正面付けと違い、天井からカーテンを吊るすと窓を全て覆うことができせん。ちょうどぴったりの状態なので、揺れたりするとカーテンの横から光が入ってしまいます。また正面付けと違うのはカーテンレールが目に入りやすいという点。安っぽいカーテンレールを取り付けているとたちまち部屋の雰囲気を壊してしまいます。
窓にひっかかりやすい
天井付けにすると、窓との距離感が近くなります。見た目はすっきりしていいのですが、窓との距離が近いと開け閉めする時に接触しやいので、ちょっと邪魔に感じるかもしれません。また、風が吹けばスッと窓の外に出ていってしまうのでカーテンを窓で挟んでしまう事が頻繁に起きるでしょう。
天井からカーテンを吊るす際の注意点
カーテンを天井付けする時の注意点を見ていきましょう。
全ての天井にカーテンが付けられるわけではない
カーテンの取り付けを行う前に、必ずチェックしてほしいことがあります。それは、天井に「下地」がついているかどうかです。お話の流れで説明してきた下地ですが、全ての天井にこの下地が付いているわけではありません。下地の無い場所に無理やりカーテンレールをひっかけてしまうと、最悪は重みで天井が落ちてきてしまいます。
下地があるかどうかをチェックするには、天井を軽くコンコンと叩いてみましょう。他の場所と違って、硬くて音が響かない場所があればそこに下地があります。経験のない人や自信のない人は、「下地チェッカー」を使ってみましょう。下地チェッカーは、磁石や電気を使うことによって壁の近くに柱が通っているかどうかをチェックする機械です。
取り付け時にBフックを使用しない
カーテンレールとカーテンを繋ぐフックは「Aフック」の使用をおすすめしました。では逆に、「Bフック」を使うとどうなるのでしょうか?BフックはAフックと違い、カーテンの上部が少し上にはみでた状態でフックをレールに取り付けます。カーテンがレール全体を覆ってしまうのです。天井付けの場合、窓枠内の天井にカーテンを取り付けることになります。これでは、はみ出たカーテンが天井にこすれてしまい、開閉時に毎回ズルズルとすれて開けにくいです。カーテンの劣化にも繋がります。
さいごに
以上が、カーテンを天井に吊るす方法と重要なポイント、注意点でした。
天井付けカーテンは正面付けとは違うカーテンレールやフックを探す必要があります。自宅の窓に合わせて、カーテンレールのタイプも変える必要があります。最も重要なのはサイズです。サイズが合わなければせっかく購入したカーテンレールも無駄になるので、オーダーメイドのレールを購入しましょう。そこまでこだわりがなければ、リーズナブルな伸縮タイプでもいいかもしれません。また、取り付け時は必ず下地の有無をチェックしましょう。下地がなければ無理に取り付けないでください。
天井に吊るすカーテンは、光の差し込みや窓に引っかかりやすいなどの難点がありますが、部屋全体をすっきりした印象に見せる事ができます。「部屋がどうしてもおしゃれにならない」と悩んでいる方は、ぜひ天井付のカーテンを試してみてください。