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通販などで使用するダンボール 部屋に放置は危険!
近年、あらゆる商品がネット通販で簡単に購入できるようになり、なおかつ早く手元に届くようになりました。そのため、日常的に食品や日用品、そのほかの雑貨など、通販で購入している方も多いでしょう。
宅配便で届く商品は、通常ダンボールで梱包されているケースが多いです。ダンボールは商品を取り出した後、折り畳んで部屋の隅などに放置しがちですが、実は部屋にダンボールを放置しているとさまざまなリスクが懸念されます。
ダンボールを部屋に放置してはいけない『4つのワケ』
なぜ部屋にダンボールを放置してはいけないのでしょうか。ここではダンボールを部屋に放置してはいけない理由を解説します。
1.ダニの温床になる
ダンボールは保温性にも保湿性にも優れた梱包アイテムです。実はこの仕様が高温多湿で狭いところを好むダニたちにとって、好条件を揃えてしまっています。
ダンボールがいくらきれいであっても部屋の中に放置していると、ダンボール自体がダニの温床になってしまい、部屋中にダニが湧いてしまう恐れも……。不衛生で非常に恐ろしい生活環境に陥ってしまうので、ダンボールを部屋に放置することは控えてください。
2.害虫の温床になる
ダンボールの環境を好むのは、ダニだけではありません。多くの人が強い苦手意識を持つ害虫・ゴキブリにとっても棲み心地の良い適した環境です。
したがって、ダンボールを部屋に放置していると、ゴキブリがダンボールに棲みついたり、卵を産み付けて繁殖してしまう恐れがあります。
ゴキブリが繁殖することで、部屋の中で繁殖したゴキブリたちがさらに仲間やほかの害虫を呼び寄せてしまう原因にもなりかねません。注意しましょう。
3.付いて侵入した虫が家の中で繁殖してしまう
ダンボールには、気づかないうちに虫がくっついていたり、ダンボールの隙間に虫が卵を産み付けていることもあります。
この状態のダンボールを家の中に入れて放置してしまうと、ダンボールが害虫の温床になるだけでなく、部屋や家の中に大量発生してしまう危険が考えられます。
気づいたら部屋の中でよく虫を見かけるようになった……という場合は、もしかすると部屋に放置されているダンボールが虫の発生源かもしれません。
4.カビが発生する
ダンボールを折りたたんだ後、部屋の隅や家具の隙間、クローゼットの中などに放置している人も多いでしょう。
しかし、狭い場所で壁に立てかけるようにダンボールを保管してしまうと、保温性、保湿性共に優れたダンボールは空気中の湿気を吸い取ってしまい、カビの発生源となる恐れがあります。
特に梅雨の時期や夏場は湿度が高まるので、ダンボールを放置している時間が長ければ長いほど、カビが発生するリスクが高まります。ダンボールは早めに屋外へ出し、廃棄しましょう。
使用済みのダンボールはきれいでも早めに廃棄して
使用済みのダンボールは、一見きれいに見えても部屋の中に放置していると、カビや害虫、ダニの温床となる恐れがあります。家の中を不衛生な状態にしないためにも、使ったダンボールはきれいに折り畳み、早めに部屋から屋外へと出しましょう。
ダンボールの処分方法
ダンボールは、一般的に自治体で資源ごみとして回収される地域が大半です。
資源ごみとして出す際は、粘着テープや個人情報が記載されている宅配伝票などを取り除き、折りたたんでから複数のダンボールを紐でまとめます。
ダンボールの出し方は各自治体によって異なるので、必ずお住まいの自治体のホームページなどでダンボールの処分方法を確認しましょう。
ダンボールは保管せず自治体の指示に従って処分を
いかがでしたか。ダンボールは長期間、部屋に放置してしまうと、ダニや害虫の温床となったり、カビの発生源となる恐れがあります。ダンボールはたとえきれいな状態であっても保管せず、自治体の指示に従って速やかに処分しましょう。