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『退職代行サービス』の利用料金の相場
退職代行サービスは、昨今注目を集めており、需要が高まっています。退職代行サービスを利用するときの相場価格は、20,000~30,000円ほどとなっていることが多いです。
弁護士事務所などに相談を行った場合は、相場価格は少し高くなり、50,000円からの金額になることがあります。また、労働組合費やそのほかのオプションを付けると料金が高くなることもあるので、その点には注意が必要です。依頼時、しっかりと確認しておく必要があります。
『退職代行サービス』を利用するメリット
退職代行サービスを利用するメリットは、以下の通りです。
1.心身の負担が軽減できる
退職で一番のネックになるのが、退職する旨を上司に伝えることです。特にブラック企業だと、退職したいことを上司に伝えても退職させてもらえないことも、少なくありません。
退職代行サービスを使用すると、本人は退職を申し出るわけではなく、第三者が介入して退職手続きを行うことになります。上司から嫌味を言われて心身に多くの負担をかけることなく退職できるのは、非常に大きなメリットです。
2.専門知識を持つ人に任せることができる
退職代行サービスを行っている人は、専門知識を持っています。そのため、理不尽な理由で退職できないなどの困った事態を招きにくく、複雑になる可能性がある手続きもお任せできます。
また、退職に伴って発生する有休消化や退職金の交渉なども、プロの知識を活用して円滑に取得できるのもメリットです。退職後の失業手当の申請なども、サポートしてくれるケースもあります。
3.時間とらわれず利用できる
世の中には、さまざまな仕事があります。また、限界まで頑張ったけど職場に耐えられず、即日退職したいという人もいるでしょう。退職代行サービスは24時間受付を行い、即日退職可能としている会社が非常に多いです。急な退職や、夜間の仕事の退職などにも利用できます。
『退職代行サービスを利用する』デメリット
退職代行サービスを利用することで生じるデメリットは、以下のものがあります。
1.料金が発生する
退職代行サービスを利用すると、料金が発生します。数万円のお金が必要になるので、預貯金に余裕はない場合痛い出費です。
2.退職することに慣れてしまう
退職代行サービスを利用することに慣れてしまうと、退職することの大変さを知ることなく職を転々とする癖がついてしまう可能性があります。退職そのもに慣れてしまうと、ひとつの職場で頑張りぬく力が身につきにくく、仕事におけるスキルアップなども望めません。
3.会社との関係が悪くなり、再就職に不利になることがある
退職代行サービスを利用するということは、自分で退職の意向を会社に告げないことになります。会社との関係が悪化する可能性が高いので、同じ会社に再就職することは難しいです。また、退職代行サービスを利用して退職した場合、再就職にも不利になることがあります。
4.退職代行そのものを会社側が拒否することがある
昨今退職代行サービスを利用する人が増えているため、会社が代行サービスでの退職を拒否することもあります。こうなると代行サービスを利用しての退職は不可能となるので、自分で退職の手続きをしなければなりません。
まとめ
退職代行サービスを利用することで生じるメリットとデメリットは、代行サービスを利用する前に把握しておくべきといえます。自分の体調などとも相談し、代行サービスの内容なども確認して、利用するかを決断しましょう。