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神社とお寺では参拝方法が異なる
神社とお寺は、とてもよく似ていますよね。そのため、同じ参拝方法でも問題ないと思う人もいるかもしれません。しかし、神社とお寺では参拝方法が異なっています。参拝方法を含め、お寺でやるべきではないことをまとめました。
お寺でやってしまいがちな『間違っている参拝方法』8選
お寺でやってしまいがちな、間違った参拝方法は以下の通りです。
1.露出度が高い洋服での参拝
これは神社やお墓参りでもいえることですが、露出度の高い洋服での参拝はNG。
- ダメージジーンズ
- ミニスカートやショートパンツ
- 背中や胸元、肩が見えている洋服など
落ち着きのある、派手すぎないデザインの洋服で参拝しましょう。
2.大声ではしゃぐ、走りまわる
こちらも神社やお墓参りなどと共通するNG行為ですが、お寺で大声ではしゃいだり走り回るのは避けましょう。友達同士での参拝や、小さな子どもを連れての参拝時は、特に注意が必要です。
3.一礼せず山門を通過
神社であれば、鳥居をくぐる前に一礼しますよね。それと同じ理由で、山門をくぐる前には一礼するのがマナーです。敷居を踏んで山門をくぐったり、道の中央を歩くのもマナー違反になります。
4.手水舎をスルー・ひしゃくの使い方に問題がある
手水舎をスルーすると、身を清めないまま参拝することにつながるので要注意!冬場でも、手水舎でしっかりと身を清めましょう。ひしゃくや水の使い方にも、注意しなければなりません。
- 大量の水を使う
- ひしゃくを投げるなど、乱暴に扱う
- ひしゃくに口をつけて水を口に含む
- 口をゆすいだ水を、そのまま飲む
- ひしゃくを横にして置きっぱなしにするなど
手水舎の水は、飲料水ではありません。飲まないようにしましょう。
5.許可なく鐘楼に触れる
鐘楼に関するマナーも、違反する人が多いです。
- 許可が出ているわけではないのに、鐘楼に触れる・鐘楼をつく
- 参拝後に鐘楼をつくなど
鐘楼をつくと音が出るので、近隣住民への騒音につながります。許可を得て触れるか、触れてはならない場合は眺めるなどするのがマナーです。
6.常香炉をスルー
常香炉とは、龍があしらわれている大きなお香です。煙を浴びることで、身を清められます。煙を浴びずに参拝すると、邪気を払わずに参拝することになるので注意しましょう。
7.献灯や献香におけるマナー違反をする
献灯や献香を行う場合、前の人から火をもらうと、その人の業を引き継ぐことにつながります。そのため、火の引継ぎは絶対にすべきではありません。
8.拍手して参拝
神社では拍手をして参拝しますが、お寺では参拝時拍手はしません。参拝を知らせるため鰐口を鳴らすのを、忘れないようにしましょう。
お寺の正しい参拝方法
お寺の正しい参拝方法は、以下の通りです。
- 山門前で帽子などを脱いで一礼し、山門をくぐったら道の端を歩く
- 手水舎でひしゃくを使い、左手→右手→左手に水をためて口をゆすいで吐き出す→ひしゃくを縦にして戻す
- 許可されていれば鐘楼をつく…帰りに鐘楼をつくと戻り鐘に鳴るのでNG
- 常香炉で身を清める
- 献灯や献香では、前の人の火をもらわない
- 鰐口を鳴らし、お賽銭を入れて手を合せて一礼する
神社参拝時とは異なる点が多いので、参拝前に確認しておきましょう。
まとめ
お寺を参拝するときに注意すべきことは、非常にたくさんあります。参拝前に確認し、失礼がないよう参拝しましょう。