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親子であっても別の人間…親しき中にも礼儀あり
親子関係は特別なものではあるものの、親子は別の人間です。同じ家で過ごし、同じものを食べていても、異なる人間関係を形成し、価値観が違う別の人間であることを知っておかねばなりません。
親子だからこそ気を付けたいこととは、どのようなことがあるのでしょうか。親子関係を良好に保つためにも、チェックしておきましょう。
親子だからこそ気を付けたいこと4選
親子だからこそ気を付けたいこととは、以下のものがあります。
1.結婚や出産を急かす言葉
子どもがいわゆる結婚適齢期になってきたら、親は子どもの結婚に対して焦りを感じやすくなります。しかし、子ども自身は結婚を考えていなかったり、親には言えない異性に対するトラウマを抱えているなどの思考や事情がある可能性も。そういった面に配慮せず、結婚や出産を急かすのはよくありません。
- 早く結婚しないと
- 今の恋人と結婚するの?
- 結婚したから次は孫よね!
- 子ども産まないの?など
結婚は人生の大きな転換期になり、妊娠や出産は命がけの出来事です。子育てにはお金と時間がかかり、仕事にも影響します。親だから子どもに幸せになってほしいという気持ちは分かりますが、結婚や出産が幸せにつながるとは限らないのです。
2.相手の友人の悪口
親子であっても、異なる人間関係を形成します。そのため、子どももしくは親の友人と価値観などが合わないと感じることもあるかもしれません。犯罪者や犯罪に走りそうな人、非行を行う人との関係であれば、断ち切るよう助言する必要があります。しかし、そうでないのであれば相手の友人関係などには口出ししないほうが良いでしょう。
友人を悪く言われると、赤の他人でも腹が立つものです。それが親子関係であった場合、親子喧嘩の原因にもつながります。
3.相手の存在を否定する言葉
親子間であっても、相手の存在を否定する言葉を言うのは避けるべきです。
- 親…産まなきゃよかった
- 子ども…産んでなんて頼んでないなど
親子双方ともに傷つく言葉なので、口にすべきではありません。つらいことがあったとしても、当てつけのように親子間で使っていい言葉ではないので、親子だからこそこのような言葉を使わないよう注意しなければなりません。
4.体型や外見を揶揄する言葉
親子であっても、体型や外見を揶揄する言葉をいうのは絶対にNG。
- 太ったね
- はげたね
- 不細工な顔
- 足短い
- 誰に似たかわからない
- 胸が大きいねなど
実子や実親を性的な対象として見ているような発言は、健全な親子関係の形成に大きな亀裂を入れてしまう可能性が高いです。冗談でも、性的なことを面白半分に言うのはNG。性教育として取り上げ、話し合いの議題にすることとは別問題です。
親子関係を良好に保つコツ
親子関係を良好に保つためには、距離感を大切にしなければなりません。親子であっても別の人間であることを前提として、相手に接しましょう。
- 結婚や出産に関することは、本人の価値観を尊重する…気持ちを聞かれれば答える程度
- 外見を揶揄する言葉は親子間でも言わない
- 存在を否定する言葉は言わない
- 相手の人間関係に、過度に関わらないなど
相手には相手の考えや価値観があるので、子どもが大人に近づくにつれてそれを尊重するよう心がけましょう。赤ちゃんのときのように、子どもはいつまでも親の言うことを素直に聞き入れるわけではありません。
まとめ
親子だからこそ言ってはいけないことは、複数あります。どのようなことが含まれているのかを把握し、良好な親子関係構築にや鵜立ててくださいね。