鮮度激落ち 買ってはいけないスーパーの『鯛』の特徴・目利きのポイント

鯛は、お祝の席に欠かせない高級魚のイメージを持ちやすい魚です。現在は養殖が主なので、通年スーパーで買えますが、旬の時期は春と秋の年2回です。鯛は切り身と尾頭付きが販売されていますが、それぞれ選ぶポイントや買ってはいけない鯛の特徴をご紹介します。

スーパーで買かってはいけない『鯛』5選!

尾頭付きの真鯛

スーパーなどで鮮度抜群の美味しい鯛を選ぶポイントは、「色」をよく見ることです。具体的な色や確認すべき箇所をご紹介します。

1.【切り身】血合いが黒みがかっている

鯛切り身は血合いがあり、鮮度が低下すると血合いが黒みがかってきます。鮮やかな色だと新鮮なので、黒っぽく変色したものは避けましょう。

ちなみに血合いは、「魚の血」ではなく「筋肉の一部分」で、栄養素豊富な部位です。鮮度と血合いの量は無関係で、選ぶときの基準は色の鮮やかさに注目してください。

2.【切り身】白身の色がくすんでいる

鯛の切り身の身の部分にくすみがあり、濁りや茶色く変色している場合は鮮度が落ちています。切り身全体に厚みとハリ、透明感があるものを選びましょう。

3.【尾頭付き】目に白っぽく濁りがある

鯛のみならず、魚は鮮度が落ちると目が白く濁ってきます。新鮮な魚の目はハリがあり青っぽく澄んでいますが、徐々に透明感が薄れ、くぼんだ感じになり始めます。白濁するほか、 目に血がまじって赤くなっていないかを確認しましょう。

4.【尾頭付き】赤みが薄れている

全体的に赤みが薄れウロコの輝きに欠ける鯛も、鮮度が落ちています。尾頭付きの鯛は、全体的に色鮮やかで身が厚く、ふっくら太っているものがおすすめです。

5.パックにドリップがたまっている

スーパーはパック入りの鯛が多く売られていますが、パックに水分がないものを選ぶのもポイントです。魚や肉のパックにたまる水分は「ドリップ」といい、冷凍後食材の細胞内の氷が溶けて出てくる水をさします。

腐ってはいませんが、ドリップと一緒にうまみ成分も流出しやすくなります。パック入りを選ぶときは、ドリップの有無を確認してくださいね。

鮮度が高い鯛の選び方と旬の時期

スーパーの鮮魚売り場

鮮度が高い鯛を選ぶときの基準は、以下を参考にしてみましょう。

  • 切り身:血合いが色鮮やかで、白身に透明感がある。
  • 尾頭付き:大きさ約40~50cmのもの。目に澄みがあり目の上のウロコに青っぽい輝きがあり、えらが鮮やかな赤色。背側が盛り上がり、丸みがある。
  • 天然真鯛:尾びれが無傷で、全体的に鮮やかな赤色。

真鯛には、天然と養殖があります。養殖の真鯛は、全体的に黒っぽい色で、尾の上下がすり切れているものが多いのが特徴です。鮮度は落ちていませんので、天然か養殖かを確認をして色を確認するのがよいでしょう。

旬の時期

鯛は通年漁獲可能ですが、春3月から6月、秋9月から11月が旬です。春に獲れる鯛は「桜鯛」とよばれ、産卵前の状態。この時期の特徴は、全体的に桜色を帯び、栄養価が高いことです。

産卵終了後は「麦わら鯛」とよばれ、味が落ちるとされています。秋に獲れる鯛は「紅葉鯛」とよばれ、豊富にエサを食べているため身が厚く、脂がのって美味しいとされています。

鯛の選別は色を要チェック!

鯛の切り身

鯛を選ぶときは、一尾だと「目」と「体の色」をよく観察しましょう。切り身は、「血合い」と「身」の色です。鮮度が高い鯛は色鮮やかさですが、鮮度が落ちると透明感が薄れてくすみがみえてきます。

養殖と天然は、もともとの色が異なり、養殖は天然より黒っぽいのが特徴です。スーパーで鯛を選ぶときは、参考にしてみてください。

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