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フジテレビ 日枝久氏取締役退任へ 退任するまでの異例の任期期間が話題に
フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビは27日、日枝久氏(87)がフジテレビの取締役相談役を3月27日付けで退任し、親会社のフジ・メディア・ホールディングスの取締役相談役も退任することを発表しました。合わせてフジサンケイグループの代表も辞任することになります。
日枝氏は1961年にフジテレビに入社し、1980年に42歳で編成局長に就任。「楽しくなければテレビじゃない」をスローガンに80年代以降のフジテレビの黄金時代をけん引しました。1983年に取締役に就任してからは、社長、会長を経て、取締役在任期間は41年と異例の長さとなっています。
フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長は「本人から辞任の申し出があった」と説明し、「院政」のような影響力については「もしそういう懸念があるならこういう形で人事はできなかった」と否定しました。
今回の発表では、経営体制も大幅に見直されます。両社とも取締役の数を減らし、社外取締役を半数以上に増やし、女性取締役の割合を3割以上に高めます。また、取締役の平均年齢もフジ・メディア・ホールディングスは71.2歳から61.6歳に、フジテレビは67.3歳から59.5歳に引き下げる方針です。
一方、スポンサー状況については、フジテレビの清水賢治社長は「約7割弱のスポンサーがいま判断を保留している」と厳しい現状を説明しました。今回の経営刷新がフジテレビの信頼回復につながるか注目されます。
この話題に寄せられたネットの声
「87歳で取締役についていること自体が異常」
「単に自分の思うがままに会社を動かせる権力を維持したかっただけなのでしょう」
「退任したところで権力手放せるのか?」
「権力の甘い汁を吸った人間は誰でもこうなるという典型例」
「他者がどんな被害に遭ってどうなるか一切考えてなかったんだろうな」
「悪しき伝統を作った張本人ようやく退任したか。それにしても高齢にも関わらずしぶとかったな」
この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。