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喪服は自宅で洗濯できる?
喪服をケアする方法は主に2種類です。
- 自宅で洗濯
- クリーニングに出す
自宅で洗濯するメリットは時間を選ばずにできるところです。喪服を1日使用してクリーニング屋さんに出そうと思っても営業時間外でやっていなかったりしますよね。今すぐお手入れしたいのにできなくてイライラしてしまう方もいると思います。自宅で洗濯をすれば、思い立った時に洗濯ができるのでストレス無くお手入れできます。一方で、自宅で洗濯する場合のデメリットは、失敗する可能性があることです。自宅で洗濯できる喪服は限られています。確認せずに洗濯をしてしまうと、色落ちしてしまったり、しわが取れなくなってしまったりします。自宅で洗濯をする場合はすべて自己責任でやるしかありません。
2つ目の方法はクリーニングに出すという方法です。クリーニングに出す方法のメリットとしては、渡すだけで終わってしまうという手軽さですね。どんなに忙しい方でもパッと店舗に持っていくだけなので簡単に終わってしまいます。また、クリーニングはプロがケアしてくれるので生地が傷むこと無くキレイに仕上げてくれます。デメリットとしては料金が掛かってしまうことと時間が掛かってしまうということです。やはりプロが仕上げるので、どうしても自宅で洗濯するより費用が掛かってしまいます。また、すぐに仕上げてほしい場合にも、殆どのクリーニング店は最短でも2日は仕上げるのに必要になってきます。今すぐ急ぎでキレイなものがほしいという方には向かない方法です。
こちらでは2つの方法のメリット・デメリットについてご紹介しました。以下では詳しい方法についてご紹介します。
喪服を自宅で洗濯する
上記を読んで知らなかった方もいるかも知れませんが、喪服を自宅で洗濯することは可能です。
喪服を洗濯する手順は以下のとおりです。
- 喪服を丁寧に畳んで、ネットに入れる
- ドライまたは手洗いコースで洗濯する
- ハンガーにかけて乾かす
- あて布をしながらアイロンをかける
- シワが伸びたら完成
自宅で洗濯をする場合は上記の手順を守りながら、やってみてください。失敗すると取り返しがつかなくなるので慎重に確実にお手入れしていきましょう。
自宅で洗濯できる喪服の種類
自宅で洗濯できる素材の特徴は以下のとおりです。
- 縫製がしっかりしている
- 型崩れがしにくい
- しわになりにくい
- 縮み・毛羽立ち・色落ちがしにくい
- 検査に合格している生地を使用している
少し前だと喪服を自宅で洗濯するのは難しいと言われていましたが、現在では自宅で洗濯できるような素材になっていたり、型がしっかりした造りになったりしているので素人でも簡単にお手入れすることができます。
上記の特徴を満たしている喪服は洗濯することが可能ですが、素人目にはどれが皺になりにくいか、型くずれしにくい生地か見分けるのはとても難しいですよね。そんな時は洗濯表示を確認しましょう。表示を確認すると桶に水を張ったマークがあると思います。そのマークがバツになっていると洗えない喪服ということになります。なので、喪服を自宅でお手入れしたい方は、購入する時に表示を確認しておくと良いですね。
自宅で洗濯する際のポイント
自宅で洗濯する時のポイントは以下のとおりです。
- 洗剤はオシャレ着洗い用のものを使用する
- 1着セットで洗濯する
洗剤は必ずオシャレ着洗い用のものを使うようにしましょう。普通の洗剤を使用すると生地が傷んでしまったり、色落ちが激しくなってしまう可能性があります。オシャレ着洗い用洗剤なら、洗濯ダメージを防ぎながら洗うことができます。毛羽立ちや色落ちを防ぐことができますよ。また、手洗いコースで洗ったとしても繊維の奥に浸透するため、キレイに汚れが落ちます。
ネットに入れて洗濯する時は、上下またはワンピースとジャッケットはセットで洗うようにしてください。ばらばらで洗ってしまうと、色の落ち具合に違いがでてしまう可能性があります。一緒に洗って万が一色落ちしても違いがわからないようにしましょう。
自宅で洗濯する際の注意点
自宅で洗濯する時に注意する点は以下のとおりです。
- 洗濯する前に洗濯表示を確認する
- アイロンする時は必ずあて布をする
上記でもお伝えしましたが、洗濯をする時は必ず洗濯表示を確認するようにしましょう。自宅での洗濯に対応していなかった場合は縮んでしまったり、激しく色落ちしてしまったりする可能性があります。喪服は高いものなので確認不足で買い直すのはとてももったいないですよね。きちんと確認して損の無いようにしましょう。
喪服にアイロンをかける時は必ずあて布をするようにしてください。あて布をしないでアイロンをかけると生地が傷んでしまいます。劣化するのが早くなってしまう原因にもなるのでやめましょう。また、アイロンはゆっくりかけることも大切です。傷めないように丁寧にアイロンがけをしてください。
喪服をクリーニングに出す
喪服をクリーニングに出す際の頻度や相場、ポイントをご紹介します。
クリーニングに出す頻度
クリーニングに出す頻度は、下記を目安にしてください。
- 1日着た場合:1回着用ごと
- 1時間程度着た場合:2〜3回着用ごと
1日着ただけでクリーニングに出すのはもったいないと感じる方も多いかもしれません。しかし、喪服は1日着ただけでも意外と汚れています。食べこぼしやホコリなどで1日だけでも汚れてしまうのです。放っておくとシミやカビの原因にもなるので早めにクリーニングに持っていくようにしましょう。
1時間程度着た場合は2〜3回でクリーニングに出せばいいですが、何もしないで良いわけではありません。着用した後はブラッシングしてホコリを落とすようにしましょう。また、収納する前は、風通しのいい場所で干してからしまうようにしてください。少しの手間ですが、やるかやらないかでは劣化の速さにも違いがでてきます。大切な喪服を長持ちさせるためにもお手入れは欠かさないようにしてくださいね。
クリーニング代の相場
クリーニング代金の相場は大体1,500〜2,000円程度です。やはり自宅で洗濯する以上に料金は掛かってしまいます。お金がかかってもいいからプロにやってもらいたいと考えている方にはおすすめできます。
クリーニングに出す際のポイント
皆さんクリーニングに喪服を出す時そのまま出してませんか?クリーニングに出す前にも少しやることがあります。
- ブラッシングをする
- ファンデーションや食べこぼしの汚れを落とす
ブラッシングのやり方はハンガーに喪服をかけて上から下にブラッシングするだけ。こうすることで、目に見えないホコリや光沢感を取ることができます。
ファンデーションや食べこぼしはブラッシングだけでは落とすことができません。そのため、落とす時には歯ブラシに薄めた中性洗剤を付けて優しく一定方向にこすって落とします。強くこすり過ぎると生地を傷めてしまいますので優しくこするようにしてください。
汚れは放置しておくとどんどん落ちにくくなってしまうので事前に落としておくと、クリーニングから戻ってきた時にきれいな状態で帰ってきます。
クリーニング後の保管方法
クリーニングから帰ってきたらビニールがかぶさっていると思いますが、取ってから保管するようにしてください。喪服の1番の敵は湿気です。ビニールがかぶさっているままだと風通しが悪くなり、最悪の場合カビが生えてしまいます。必ず取るようにしてください。
また、タンスに保管している間も週2〜3回は換気をするようにしてください。タンスは湿気がこもりやすい場所です。1~2時間程度タンスを開けて空気の入れ替えをすることでカビを防ぐことができます。
クリーニングに出した喪服だからといって油断せず、換気を忘れないようにしましょう。
まとめ
今回は喪服の洗濯方法についてお伝えしました。この記事を読んで喪服が家でも洗濯できることを初めて知った方も多いのではないでしょうか。家の喪服の表示を確認して洗濯できそうならぜひチャレンジしてみてください。その時は慎重に手順を守るようにしてくださいね。また、忙しい方や自分で洗濯するのが不安な方はクリーニングに出しましょう。自分に合った方法で正しく喪服のお手入れをしてください。