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鏡餅を飾る期間とは
鏡餅は、年神様をお迎えするために用意するお正月飾りの一種です。丸く平たく形成したお餅は、神様が宿る鏡を模しているとされています。
- 鏡餅を飾り始める期間…正月初めの12月13日以降・末広がりの「八」がついてる12月18日
- 鏡餅を下げる日…鏡開きの1月11日
鏡開きの日は、地域によって異なります。一般的には1月11日ですが、住んでいる地域の日にちに準じた日に鏡餅を下げましょう。
意外と知られていない『正しい鏡餅の飾り方』
鏡餅の正しい飾り方は、意外と知られていないものです。どのような飾り方をすべきなのでしょうか。
飾りつけるべき場所
鏡餅を飾り付ける場所は、昨今では玄関やリビング、自室などさまざまな場所に設置している家庭が多いです。手作りではなく市販のものを使用する場合、小さなサイズのものをいくつか買って飾り付けるという家庭もあるでしょう。
本来鏡餅を飾り付ける場所は、居間や神棚が挙げられます。家族が集う場所や神様が宿る場所に飾り付け、神様をお迎えするのが飾り付けるべき場所です。
用意するもの
鏡餅を正式に飾り付けるときに用意すべきものは、以下の通りです。
- 三方(さんぽう・さんほう)…神様へのお供え物を乗せるための台で、台の前面と左右の面に穴が開いている
- 半紙
- シダ科の植物…裏白・ユズリハなど
- 鏡餅
- 昆布
- 橙や串柿
鏡餅だけを用意する家庭や、プラスチック素材の三方が鏡餅とセットになっているものを購入する人もいるでしょう。仕事などで多忙な人や単身世帯の人など、家庭内の事情やライフスタイルに合わせた形状のものを用意するのもよいかもしれません。
飾り付け方
鏡餅の飾り付け方は、以下の通りです。
- 三方を用意し、半紙を乗せる
- 半紙の上にシダ科の植物を乗せ、その上に鏡餅を置く
- 鏡餅の間に昆布を挟み、上に橙を置く
正式な飾り付け方を知っておくと、いざというときに焦らずに済みます。知識を増やし、いざというときに活かしましょう。
鏡餅にカビ!取り除いて残りは食べても問題ない?
鏡餅を長期間飾っておくと、カビが発生することが少なくありません。カビにはいくつか種類があり、世の中には食べても問題ないカビもありますが、カビに発生するカビは食べると危険!加熱してもカビの菌は死滅しない可能性が非常に高く、カビを食べた場合食中毒のような症状が出る可能性もあります。
カビが見えている部分だけを切り取ってしまえば問題ないと思うかもしれませんが、カビは食材の深部まで根を下ろすことが多いので、食べない方が無難といえます。
まとめ
鏡餅の正しい飾り方と、飾る期間を把握し、お正月に向けて準備を進めましょう。年神様を迎えるための準備なので、自宅でできる範囲のことを行ってくださいね。