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おもてなしや常備菜、幅広く活躍する『キャロットラペ』
おもてなしのときや常備菜の一種として、キャロットラペは人気が高い一品です。しかし、なんとなく味が定まりにくく、いつも味がぼやけてしまうことも。そんなときにチェックしたいのが、伝説の家政婦・タサン志麻さんが自身のYouTubeチャンネルで発信している『キャロットラペ』の作り方です。
『キャロットラペ』の材料は、にんじん3本、塩5~6つまみ(好みで)、オリーブオイル大さじ3~4(好みで)、レモン1/2個分強(好みで)です。塩分、油分、酸味は好みで調整してください。
キャロットラペを作るときは、スライサーを使用するので、できるだけ太いにんじんを使いましょう。スライサーを安全に使うだけでなく、皮をむく手間なども省きやすくなります。
まずにんじんの皮をむき、ヘタとおしりを切り下ろします。スライサーを持っていない人は、にんじんを半分に切って細切りにしてください。スライサーの下にはバットを敷くのがおすすめです。志麻さんはバットを持っていないため、濡れふきんの上にボウルを置いてボウルがずれないように工夫していました。
ボウルの底にスライサーの先端を引っ付けて、持ちやすい方向でにんじんを持ち、にんじんをできるだけ寝かせた状態でスライサーに当てます。押すときと戻すとき両方でスライスできるタイプのものを使用している場合は、両方の作業でにんじんをスライスできます。きれいに作りたいときは、押すときだけスライスすると、力が一定方向から加わるので仕上がりがよくなりますよ。
にんじんをスライスするときは、グッと力を入れてスライサーに押し当てましょう。力を入れることで、スライサーの目ににんじんが挟まるのを防ぎやすくなります。スライスしている途中でボウルの位置を回転させて、1か所ににんじんが固まらないようにしましょう。
スライス作業はあまりぎりぎりまですると手をけがしてしまうので、余ったにんじんは手で細切りにしましょう。志麻さんの場合は、旦那様が余ったにんじんを食べてくれるとちょっと恥ずかしそうに微笑んで、余ったにんじんを旦那様に渡していました。
スライスした人参に塩をまぶす作業は非常に重要ですが、慣れるまでは「なんとなくやるしかない」と、志麻さんは語ります。回数をこなして、にんじんの量に合った塩の量を見極めましょう。にんじんに対して塩は割としっかり目に振るのがコツで、志麻さんは今回多めに3つまみ塩を振りました。
今回振った塩は、にんじんの水分を抜く意味と味付けの意味を持っているので、しっかりと揉みこみましょう。時間がある場合は、塩を揉みこんで5~10分置くのがよいです。置く時間がない場合は、体重をかけてにんじんに塩を揉みこみましょう。にんじんをよけたときに水分が出ているのを確認できるまで、置くか揉みこむようにしてください。
にんじんすべての水分を絞り切る前に、少量のにんじんを取り、水分を絞って味見をします。味見をして、美味しいと感じる塩加減にしておきましょう。オリーブオイルを足したあとで塩分を足しても、油に塩が溶けにくいので味がわかりにくくなります。そのため、オリーブオイルを足す前に味をたしかめておいた方が確実です。
にんじんの水分をしっかりと絞って、水分を捨てたボウルににんじんを戻し、体重をかけてまな板の上で転がしたレモンを半分にカットしてにんじんに絞り汁を入れます。酸味も好みの状態に調整してください。レモン汁を加えた後でオリーブオイルを加え、全体をほぐしながら混ぜて味を見ましょう。
塩分が強すぎた場合は、約半量のにんじんを水洗いして水分をしっかりと絞って再度混ぜ合わせると、塩分を和らげられますよ。水分をしっかりと絞っているので、数日たっても味が変動しにくいのがこのレシピの特徴です。
レモン汁とオリーブオイルを混ぜたら、盛り付けて完成です。レーズンやツナを足して食べると、味に変化が出てさらに美味しく食べられますよ。
スライサーの使い方から作るときのコツまで。視聴者の声
スライサーの使い方や作るときのコツなど、志麻さんの丁寧な解説に以下のよなコメントが寄せられました。
- 「何となく作っていたラペでしたが、真似してみたらとても美味しくできました!今まで適当に作っていたんだなぁと実感しました。」
- 「スライサーの使い方から説明していただけるなんて!ただただ感謝!」
- 「塩味の調整を素材本来の濃さから決める!オイルの前に! なるほどです!」
- 「志麻さんのレシピを知ってから、そのレシピで自分で作るキャロットラペが1番美味しいと思ってます。ボール一杯食べられる。」
- 「コレも「なんとなく作ってきた」のを見直す機会になりました! 一番は、スライサーの使い方ほか。 日持ちする作り方というのも良く分かりました。」
なんとなく作っていたキャロットラペを、グレードアップさせましょう!