スーパーで買うと後悔する『さつまいも』の特徴5選!避けるべき理由を解説

さつまいもは多くの人に愛される秋冬の味覚の一つですが、正しい選び方を知らないと、思ったほど美味しくないものを買ってしまうことがあります。この記事では、買うべきではないさつまいもの特徴と、美味しいさつまいもを選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。ぜひ参考にして、失敗しないさつまいも選びをしてください。

さつまいも選びに失敗したことはありませんか?

土がついたさつまいも

「買ってきたさつまいも、なんだか甘くない…」
「料理に使ったけど、食感がいまいち…」

といった経験はありませんか?特にスーパーで売られているさつまいもは、見た目がきれいなものも多いですが、鮮度や品質を見極める目が必要です。なぜなら、さつまいもは保存状態や成長環境によって味や食感が大きく変わるからです。

私も以前、スーパーで適当に選んださつまいもでスイートポテトを作ったことがありますが、甘みが足りず、家族に「ちょっとこれ味が薄いね」と言われてしまいました。その経験から、さつまいも選びに慎重になり、失敗しないポイントを身につけるようになりました。同じような経験をしている方も多いのではないでしょうか?

スーパーで買ってはいけないさつまいもの特徴

さて、ここからは「買うべきではないさつまいも」の特徴について詳しく解説します。このポイントを知っておくだけで、失敗をぐっと減らすことができます。スーパーに並んでいるさつまいもの中には、一見すると普通に見えるものでも、避けたほうがいい特徴を持つものがあります。それでは、具体的な特徴を順番に見ていきましょう。

1. 黒く変色している部分がある

まずは表面をよく観察しましょう。皮に黒い変色が見られるさつまいもは、避けたほうが無難です。この変色は、低温障害という状態である可能性が高いからです。低温障害とは、冷蔵庫などの低い温度で保存された際に、さつまいもの細胞が損傷を受け、表面が黒ずむ現象を指します。この影響で甘みが減少し、風味が損なわれることが多いです。

見た目が均一な色合いで、つやのあるさつまいもを選ぶのがポイントです。また、黒ずみがないからといって完全に安心というわけではありません。保存状態が良いかどうかは、手に取ったときの質感や重みもチェックするとさらに良い選択ができます。

2. 伸びたヒゲが固い

ヒゲが目立つさつまいもも要注意です。特にヒゲが長く、固いものは避けるべきです。このようなさつまいもは、繊維質が多く含まれている可能性があり、調理した際に筋っぽさが残ることがあります。例えば、マッシュしてスイートポテトや大学芋に使おうとすると、繊維が気になってしまうかもしれません。

また、固いヒゲが伸びているさつまいもは鮮度が落ちている場合が多いです。収穫後、長期間放置されたり、保存状態が悪かったりすると、ヒゲが固くなる傾向があります。見た目だけでなく、軽く触ってヒゲの状態を確認することも大切です。

3. 凹凸や傷が多い

野菜ストッカー袋に入った複数のさつまいも

スーパーで売られているさつまいもの中には、表面に凹凸が多かったり、傷がついているものも見かけます。これらは、育成過程で病害虫の影響を受けた可能性があります。傷が多いものは、内部の繊維質が増加している場合があり、調理したときに食感がボソボソしてしまうことがあります。

一方で、凹凸や傷の少ない滑らかな表面のさつまいもは、しっとりとして甘みが強い傾向があります。選ぶときには、表面の状態をよく観察し、できるだけ丸みを帯びた形状で、均一な色合いのものを手に取ると失敗が少ないです。

4. 他のものより軽く感じる

さつまいもを手に取ったときに、「他のものより軽いな」と感じたことはありませんか?同じ大きさのさつまいもでも軽く感じるものは、中身がスカスカになっている可能性があります。この状態のさつまいもは、水分や栄養分が十分に含まれておらず、調理しても甘みやコクが薄く感じられることが多いです。

一方で、ずっしりと重みを感じるものは、水分や栄養がしっかり詰まっており、新鮮である可能性が高いです。選ぶ際には、大きさだけでなく重量感もしっかり確認しましょう。軽さを感じるさつまいもを避けるだけでも、満足度の高い一品に出会える確率がぐっと上がります。

5. 芽が出ている

発芽してきたさつまいも

芽が出ているさつまいもは、鮮度が落ちているサインと考えられます。これは、保存状態が悪かったり、収穫から時間が経過しているためです。芽が出ると、さつまいも自体の栄養分が芽の成長に使われてしまい、実の部分の味や質が劣化していきます。

また、芽が出ているさつまいもは保存性が低く、さらに劣化が進む可能性があります。購入する際は、表面に芽が出ていないかを必ず確認してください。さつまいも選びでは、小さな芽でも見逃さないよう注意を払うことが重要です。

美味しいさつまいもを見分ける簡単なポイント

白い背景の2本のさつまいも

ここまで「避けるべき特徴」を解説しましたが、逆に「どうすれば美味しいさつまいもを選べるのか?」と疑問を持った方もいるかもしれません。そこで、美味しいさつまいもを選ぶための具体的なポイントをいくつかご紹介します。

  • ずっしりと重みがあるものを選ぶ: 軽いものよりも水分と栄養がしっかり詰まっています。
  • 色味が均一で艶があるもの: これは鮮度が良く、保存状態が適切である証拠です。
  • 表面が滑らかで丸みを帯びているもの: 凹凸が少なく形が整っているものは、繊維質が少なく、しっとりとした食感になりやすいです。
  • 蜜が漏れ出ているもの: 収穫後に熟成が進み、糖度が高くなっているため、甘みが凝縮されています。

これらのポイントを意識して選ぶことで、より美味しく満足度の高いさつまいもを手に入れることができます。特に「蜜が出ているさつまいも」は見た目にも分かりやすく、当たりの証とも言えるので、迷わず手に取ってみましょう。これらの基準を押さえておけば、スーパーの中で一番のさつまいもを選べる自信がつくはずです。

さつまいもの保存方法も知っておこう

美味しいさつまいもを手に入れても、保存方法を間違えるとその味や質を大きく損なってしまうことがあります。さつまいもは野菜の中でも繊細な保存が必要なため、基本的なポイントをしっかり押さえておきましょう。

  • 冷蔵庫には入れない: さつまいもは寒さに弱く、冷蔵庫で保存すると「低温障害」を起こしやすくなります。低温障害は甘みや食感を損なう原因です。
  • 適切な保存温度は13~16℃: 直射日光や極端な寒暖差を避け、涼しく風通しの良い場所で保存しましょう。
  • 新聞紙(キッチンペーパー)で包む: 適度な湿度を保つために新聞紙(キッチンペーパー)で包むと良いです。プラスチック袋に入れるのはNGです。

また、購入後は1週間以内に使い切るのが理想ですが、長期保存する場合は特に環境を整えることが大切です。例えば、冷暗所に保管する際、段ボール箱に入れて新聞紙で覆うことで湿度を適切に調整できます。これらの工夫をすることで、さつまいもの美味しさを長持ちさせることができます。

保存方法を知ることは、せっかく手に入れたさつまいもを無駄にしないための第一歩です。適切な保存を心がけ、美味しいさつまいもを長く楽しみましょう。

さつまいもを楽しむための知恵を活かそう

さつまいもはおかずやおやつに使える万能な野菜です。今回解説した選び方と保存方法を実践すれば、いつでも甘くて美味しいさつまいもを楽しむことができます。ぜひスーパーでの買い物の際に役立ててください。お気に入りのさつまいもで、秋冬の食卓をさらに豊かに彩りましょう!

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