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寒さが厳しい冬はエアコンの暖房で効率的に部屋を温めたい
12月に入り、寒さが徐々に厳しくなってきました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
冬になると、室内にいても寒さを感じるため、暖房器具は必須です。中でも、エアコンの暖房機能は、部屋中を効率よく均一に暖かくしてくれるため、多くのご家庭で重宝されています。特にペットやお子様がいるご家庭では、安全面を考慮してエアコンの暖房を使う人も多いでしょう。
暖房器具の中でも最も電気代がかかるエアコン
暖房器具の中でも効率的に部屋中を暖めてくれるエアコンの暖房機能ですが、ネックな点が高額な電気代です。電気消費量が激しいエアコンは、一般的に冷房よりも暖房のほうが電気代がかかりやすいといわれています。
寒さの厳しい地方では、エアコンの暖房を活用してしまうと恐ろしいほどの電気代がかかってしまうため、エアコンの暖房機能は使えないという声が聞こえるほどです。
エアコンの暖房は1度上げると電気代はどれくらいかかる?
エアコンにかかる電気代は、電気の消費量が大きく関係しています。温度を1度調整するだけでも、電気消費量が約10%も変わるそうです。
エアコンの暖房を使うご家庭の平均的な電気代目安
エアコンの暖房を使うご家庭では、平均してどのくらい電気代がかかっているのか気になりますよね。
家の間取りやエアコンの暖房機能を使う部屋の広さによって大きく異なりますが、平均して1ヶ月当たり約8,100円〜30,000円と公表されています。
単身世帯であれば、日中は不在時間が多いことや部屋数が少ないことから、エアコンだけにかかる電気代は4,000円〜8,000円で済むでしょう。
しかし、小さなお子様がいるご家庭では、日中も在宅時間が多いことや子どもの健康のためにしっかり暖房を効かせなければいけない事情、さらに部屋数も多いことなどから、エアコンだけで15,000円〜30,000円の電気代がかかるご家庭も珍しくありません。
エアコンの暖房…みんなは何度設定にしているの?
他のご家庭では、エアコンの暖房設定温度を何度に設定しているのか気になりませんか。環境省から推奨されている設定温度は20度ですが、この設定温度では寒いと感じる人が多いようです。
ある調査結果によると、最も多かった設定温度は「24度以上」、次いで「20度」、「22度」、「23度」と続きました。
全体的に見ると、環境省が推奨している20度に設定しているご家庭は、エアコンを使用している世帯全体の2割程度しかいなかったとのことです。
エアコンの暖房を1度上げるとかかる電気代の目安
20度では寒いと感じる設定温度ですが、暖房の場合、1度あげると電気消費量が約10%増えてしまうと言われています。
例えば、現在エアコンの暖房に18,000円ほどかかっているご家庭の場合、現在設定している温度から1度下げることで、1800円の節約につながります。
10%の電気代節約は家計にとって大きいので、無理に20度まで下げるのではなく、まずは現在設定している温度から1度下げ、そのほかにも寒さ対策を取り入れて冬を乗り切ってみてはいかがでしょう。
エアコンの暖房にかかる電気代を節約するためにできること
エアコンの暖房にかかる電気代を節約するためには、エアコンの効率を上げ、なおかつ設定温度を少しでも低く設定することがポイントです。しかし、無理に寒さを我慢してしまうと体調を崩してしまうので、エアコンの暖房以外で寒さ対策を取り入れましょう。
- 夜間は厚手のカーテンとシャッターで外気を室内に入れない
- 窓ガラスに断熱シートや緩衝材を貼る
- エアコンの風向きを下方向へと設定する
- サーキュレーターを併用して暖かい空気を効率的に循環させる
- 電気毛布や湯たんぽを活用して設定温度が低くても寒くないように対策
- 部屋の湿度を上げて体感温度を上げる
以上のように、体感温度を上げる工夫を取り入れることで、エアコンの温度設定がいつもより低くても寒さを感じにくくなります。ぜひ取り入れやすい方法から試してみてくださいね!
エアコンの暖房は節約の工夫を取り入れながら活用しよう
エアコンの暖房機能は他の暖房器具よりも電気代が高くなりがちです。しかし、上手く節約の工夫を取り入れながら活用することで、電気代を抑えることができるので、ぜひ紹介した方法を参考に冬を乗り越えましょう。