野生のたぬきや猫…野生動物にやってはいけないこととは?見つけたときの対処方法まとめ

たぬき2匹

昨今では、住宅街にも野生動物が頻繁に現れることが多くなりました。都心部でも、たぬきやアライグマの目撃情報が出ているほどです。野生動物が自宅近所を徘徊している場合、動物に近寄ってきてほしいと思う人もいるかもしれません。しかし、野生動物にすべきではない行動を取ってしまうと、思いがけない事態を招くかもしれないので要注意!

住宅街でも見かける野生動物

昨今、住宅街にもさまざまな野生動物が出現します。

  • たぬき
  • ハクビシン
  • アライグマ
  • 野良猫
  • 野ネズミなど

住んでいる地域によって、きつねやウサギも見られるかもしれません。野生動物を見かけたとき、どのような行動に注意すべきなのでしょうか?

野生のたぬきや猫にやってはいけないこととは

野生動物を見つけたときにやってはいけない行動は、以下のものがあります。

1.餌付けする

野生の動物に餌付けするのは、厳禁です。

  • 繁殖につながる
  • 仲間を呼び、数多くの野生動物が近寄る場所になる
  • フン害などが発生し、近隣住民にも迷惑をかけるほどの悪臭が発生する
  • 餌付けをやめたあとの鳴き声がうるさいなど

人間も同じですが、食べることで生命力が湧き、子孫繫栄につながります。人間に害をもたらす可能性がある動物の繁栄につながるので、餌付けはNGです。ペットフードのみならず、人間の残した残飯なども、庭先に放置しないようにしましょう。

2.住める場所を提供する

野生動物が住めるような場所を提供するのはNGです。

  • 倉庫の中
  • 駐輪場など屋根がある場所に小さな小屋を置く
  • 使用していない家具の放置など

こちらの行動も、野生動物の繁殖につながります。一匹居つくと他の動物も居ついてしまうので、数がどんどん増えて、住居をかじる、糞や尿のニオイが出るといった害も発生しやすくなります。

3.虐待する

野生動物だからといって、むやみに虐待行為を行うのは辞めましょう。

  • 刃物や石を投げる
  • エアガンなどでけがを負わせる
  • 捕まえて暴力を振るうなど

野生動物も、人間と同じひとつの命です。むやみにいたぶるような行動は、絶対にすべきではありません。

4.むやみに触れる

動物好きな人は、野生動物に触れてみたいと思う人もいるかもしれません。たぬきやハクビシンなどは、かわいらしい印象を持ちやすいですよね。しかし、野生動物にむやみに触れるのは危険です。

  • 噛まれてけがを負う
  • 感染症などをもらう可能性がある
  • ノミやダニが発生している可能性が高いなど

室内飼育の動物でさえ、しっかり対策しておかねばノミやダニが発生することがあります。野生下では皮膚病を持っている可能性が高いため、動物に触れるのは避けるべきです。

5.けがをしている場合、無許可で手当てする

野生動物がけがをしていたり衰弱している場合、助けてあげたくなるかもしれません。しかし、こちらもNGです。

  • 餌をやる…復活し、繁殖する
  • 手当てするため触れる…噛まれてけがをする・感染リスクがある

弱っている動物を見つけたときは、市役所などの関連機関に連絡すべきです。

野生動物を見つけたときの対処方法

驚く女性

野生動物を見つけたときは、以下の点に注意してください。

  • そっと見守る…距離を詰めず、立ち去るのを待つ
  • けがをしている場合は、関連機関に連絡をする
  • 餌付けや住処の提供はしない
  • 連れ帰らない…自宅に動物がいる場合、喧嘩になったりけがを負わされてしまい、命にかかわる事態になる可能性も

野生動物を脅すなどの行動を繰り返していると、動物から顔を覚えられてしまい、噛まれるなどの被害を被る恐れがあります。まずは、かかわりを持たないようにしてください。

まとめ

野生動物は、人間が住む住宅街にも発生する可能性があります。こういった場合、むやみに近寄らず、接点を持たないよう心がけてください。

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