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旅行中に効率良く洗濯する方法
旅行先ではゆっくり洗ったり干したりする時間はなかなか取れません。そのため日中の行動に支障をきたさないよう効率的な洗濯、脱水、すばやい乾燥が必要です。
洗濯物が大量の場合
宿泊先にあるバスタブなどの大きな容器に水をはって洗剤を溶かし、それに洗濯物を30分ほど浸しておきます。時間を置いたらやさしく押し洗いし、その後シャワーなどを使って十分濯いだら水分を切って乾かしましょう。
洗濯物が小さく少量の場合
下着などの小さいものであれば、洗面台や洗面器などがあればそれに水を張って洗剤を溶かし込み、その中で押し洗いしましょう。これらの設備がなかったり、栓ができなかったりなどの問題がある場合は、ビニール袋に水と洗剤、洗濯物を入れて揉み洗いしても洗うことができます。
汚れが付いてしまうなどしている場合は、事前に2~30分浸けてから洗うと落ちやすくなります。汚れが取れたら水がきれいになるまで何度か入れ替えて濯ぎ、水分を切って干します。
濯ぎを温水でする
もしお湯が使える場合は最後のすすぎを温水で行うと、水は温度が高い方が蒸発も早いので、より早く乾燥させることができます。
バスタオルに挟んで水分を取る
洗濯が終わったら水分を取りますが、軽く水分を切った程度では簡単には乾きません。そこで水気を取った洗濯物をバスタオルなどに広げて挟み、くるくると巻いて上から押さえつける事で水気をバスタオルに吸収させ、よりしっかりと洗濯物の脱水をすることができます。
十分水気を据えたら、洗濯物とバスタオルを干して乾かしましょう。
洗濯物を空気に当てる
エアコンや通風孔、または換気扇の周辺など空気の動きがあるに干すことで水分が飛びやすく、手早く乾かすことができます。
また乾燥が気になる地域では、洗濯物から蒸発した水分が部屋の湿度を上げてくれることも利用しましょう。病原菌やウィルスの活性化を抑制し、乾燥による肌荒れなどを防ぐメリットもあります。
旅行で使える便利な洗濯ツール
旅行中の宿泊先では思ったような設備が無いこともあります。事前に必要なものや洗濯に便利なものを持ち込んでおくと重宝します。
乾かすときはエコバッグとバスタオルが便利
前述の通りタオルやバスタオルは洗濯物の水分を吸い取って乾燥しやすくするためにとても便利に使えます。またエコバッグは通気性がよいので、中に洗濯物を入れてドライヤーの温風を当てる事で非常に手早く、複数の洗濯物を乾かす事ができます。
折りたたみバケツがあればつけ置き可能
旅行先で必ずちょうどいい大きさの容器が在るとは限らないので、使いやすいサイズの折りたたみバケツがあると非常に便利です。浸け置き用のバケツとしてや、洋服以外のものを洗う場合にも役立ちます。
洗濯ロープ、洗濯バサミ、折りたたみハンガーの3点セット
宿泊客が洗濯をする前提の用意をしてくれている宿だけではなく、ハンガーがクローゼットに固定されているタイプの宿なども多くあります。当然、これでは洗濯物を干すために使うにはやや苦しいので、折りたたみのハンガーを用意しておくと重宝します。
また都合良くハンガーをかける場所が無い事も多いので、洗濯ロープもあるとよいでしょう。より乾きやすい風通しのよい場所を探してロープを張れば効率的に乾かせます。
洗濯バサミは洗濯以外にも、お菓子の袋を閉じるなどの二次利用も可能なので持っておいて損はないオススメのアイテムです。
旅行には乾きやすい衣類を選ぶ
旅行に行く際は乾きやすい衣服を選ぶことで洗濯・乾燥にかける時間を短縮することも重要なポイントです。カジュアルなジーンズや厚手のトレーナーなどは生地の厚さから非常に乾きにくく、濡れたままでは重くなって持ち歩きも大変になってしまいます。
そのため、比較的薄手になるイージーパンツやスラックスが良いでしょう。また下着もワイヤー入りのブラジャーは乾きにくい物になります。ノンワイヤーのブラジャーやブラトップをもっていくと洗濯がしやすいので毎日清潔な下着を着ることができます。
旅行先で身軽で居る方法として、洗うのではなく処分する前提のものを着るというのも方法の一つです。古着を持っていき、旅行先で着たら現地で処分してしまうようにすると、洗濯の手間も荷物も減るので快適に旅行を続けることができます。
同様に下着を使い捨てのものにすることでこちらも現地で処分して身軽になることができます。
旅行中の洗濯の注意点
旅行中の洗濯は時間もなかったり、慣れない地で集中力が落ちてミスをしがちです。せっかく洗って大事に使うのですから、注意点をおさえて衣服にダメージが残らないような洗濯を心がけましょう。
ドライヤーを同じ部分に当てない
急いで乾かしたくなるとやりがちですが、ドライヤーを押し付けて同じ箇所に熱風を当て続けるのは避けるようにしましょう。押し付けることでドライヤーに物理的な負荷がかかって故障したり、発火事故の原因となる場合があります。
また高温の熱風を当て続けられた衣服が焦げたり変色してしまったりと痛みやすくなってしまいます。ドライヤーで衣服を乾かす際は30cm~50cm程度離して全体にまんべんなく温風を浴びせるように使います。
初めて洗濯する服は色落ちする
旅行先などで衣服を買った場合は注意が必要です。これらは最初に洗濯する時に色落ちが起きるので他の衣類と一緒に洗ってしまうと色移りしてしまうのです。染料は水に溶け出すので湿っているだけでも色移りしてしまうことがあります。
新しく買ったばかりの衣類は他のものとは分けて洗うようにし、可能であれば収納の際も別の袋に分けるなどした方が良いでしょう。主にデニムや草木染め、刺繍の入った衣類などは色落ちがしやすいものとされていますので注意して取扱いましょう。
ホテルのクリーニングやコインランドリーを利用する
宿泊先にクリーニングのサービスがあれば、そこを利用することがもっとも安全な選択肢です。コインランドリーの場合は色落ちなどに注意しつつ洗濯しましょう。手洗いと比べて圧倒的に脱水、乾燥面で便利なので厚手の服などの場合は特に有効性が高いです。
すばやく乾燥させることは衣類のダメージも抑えてくれるので、大切な服であればなるべくこれらのサービスを使ったほうが良いと言えます。
いざという時のために自分で洗う準備をしておこう
クリーニングやランドリーのサービスがあればそれを使うのが最も良いのですが、やはり行く場所によってはそれらが無いことも当然あります。それでもを清潔に保つことは旅行先を良い気分で活動するためには必要不可欠です。
吸った汗を流す程度の洗濯はとても手軽にできますので、これを機に旅行先での洗濯を試してみてはいかがでしょうか。