魚焼きグリルにやってはいけないNG行為8選!見落としがちな危険ポイントとは?

使った後の魚焼きグリル

魚焼きグリルはキッチンに備え付けられた便利な調理器具のひとつです。しかし、正しい使い方をしないと危険を伴うことがあります。この記事では、日常で見落としがちなNG行為とその注意点を詳しく解説します。安全で快適に活用するためのヒントを一緒に見ていきましょう。

魚焼きグリルの可能性を再発見

魚焼きグリルの中の焼き秋刀魚

魚焼きグリルという名前から、「魚を焼くためだけのもの」というイメージを持たれている方も多いかもしれません。しかし実際には、焼き魚以外にもさまざまな用途に活用できることをご存じですか?ピザの焼き上げや野菜のグリル、さらにはクッキー作りにだって使える優れものです。

たとえば、家庭で余った鶏肉を魚焼きグリルでこんがり焼くだけで、香ばしい香りとジューシーな仕上がりが楽しめます。そんな便利な魚焼きグリルですが、正しい使い方を知らなければ、安全に調理することが難しくなる場合もあります。次に、その「してはいけないNG行為」を詳しく見ていきましょう。

魚焼きグリルにしてはいけないNG行為

魚焼きグリルで作った焼き芋

魚焼きグリルは便利な一方で、誤った使い方をすると予想外のリスクを伴うことがあります。「自分は大丈夫」と思っていても、普段の使い方に思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれません。以下では、実際に気をつけるべき行為を具体的に解説していきます。

1. グリルを加熱したまま消し忘れる

魚焼きグリルを使うとき、一度火をつけた後に他の作業に気を取られて、ついグリルの火を消し忘れてしまった経験はありませんか?これが一番の危険行為と言えます。グリル内部が過熱しすぎると、調理中の食材が引火し火災につながる可能性があります。

例えば、家庭でよく調理するサンマなど脂の多い魚の場合、油がしたたり落ち、受け皿で熱を持つと一瞬で燃え広がる危険があります。これを防ぐためにも、必ず調理中は目を離さず、タイマーをセットするなどの工夫が必要です。

2. 水が必要なタイプのグリルに水を入れずに調理

魚焼きグリルには水を使用するタイプと使用しないタイプがありますが、特に水が必要なタイプのグリルでは、受け皿に水を入れることが欠かせません。水が油や食材カスの過熱を防ぎ、発火のリスクを大幅に下げる役割を果たします。

しかし、うっかり水を入れずに調理してしまうとどうなるでしょうか?たとえば、脂の多い食材を調理しているとき、油が直接受け皿に溜まり、これが過熱して発火する恐れがあります。少々手間に感じるかもしれませんが、安全のためには水を入れるひと手間を忘れないようにしましょう。

3. 脂の多い魚をアルミホイルに穴開けせず焼く

調理後の掃除を楽にするためにアルミホイルを敷く方も多いでしょう。しかし、脂の多い魚をアルミホイルに直接乗せて焼くと、脂がホイル上に溜まり、高温で加熱されることで発火する危険性があります。

たとえば、サバやブリなど脂の乗った魚は注意が必要です。対策として、ホイルに小さな穴をいくつか開けておくことで、余分な脂を受け皿に落とし、発火リスクを軽減できます。また、水を使用するタイプのグリルでは、この方法が特に有効です。

4. 食材を加熱後に長時間食材を放置する

魚焼きグリルで調理を終えた後、食材を取り出すのをつい忘れてしまうことはありませんか?これも見逃せないNG行為です。調理後の魚や食材を長時間グリル内に放置しておくと、臭いが庫内にこびりつく原因になります。さらに、その臭いが次回の調理時に別の食材に移り、風味を損ねることも。

特に焼き魚の脂分や香りは非常に強く、放置すると庫内の素材に染み込んでしまうことも。調理が終わったら、なるべく早く食材を取り出すことを習慣にしましょう。これだけで、次回の使用時の嫌な臭いを防ぎ、グリルの寿命を延ばすことにもつながります。

5. 加熱中にグリル部分を開けてのぞき込む

「焼き加減を確認したい」と思って、グリルを開けてのぞき込むことはありませんか?実はこれも非常に危険な行為です。グリル内では高温の水蒸気や熱風が発生しています。調理中にグリルを開けると、その蒸気が勢いよく外に噴き出し、顔や手に当たることで火傷を引き起こす可能性があります。

特に調理が進んでいる中盤では蒸気の量が増加するため、より危険性が高まります。調理状況が気になる場合は、外側のガラス越しに確認するか、一定時間ごとにタイマーをセットして焼き具合をチェックするのがおすすめです。

6. 使用後に脂や食材カスを掃除しない

魚焼きグリルの掃除が面倒でそのまま放置してしまう、というのはよく聞かれる問題です。しかし、使用後の脂や食材カスを掃除せずに放置すると、次回使用時に深刻な問題を引き起こす可能性があります。

たとえば、脂がこびりついて酸化すると、グリル内が焦げ付きやすくなり、さらに頑固な汚れとなります。その汚れに引火して発火する危険性も否定できません。掃除はグリルが完全に冷めてから、水を含ませた布や中性洗剤を使って丁寧に行うのが理想です。これを習慣化するだけで、グリルを安全かつ清潔に保てます。

7. 調理前に庫内を確認せずに使用する

魚焼きグリルを使用する前に庫内を確認しないまま火をつけてしまうのは、意外と多いNG行為です。前回の調理で残った脂やカスがある状態で火をつけると、それが熱されて煙や臭いを発生させるだけでなく、発火のリスクも高まります。

特に忙しい朝など、「そのまま使ってしまう」という状況になりがちですが、ここは少し立ち止まって、庫内の状態をしっかり確認する習慣をつけましょう。何もないと確認できれば安心して調理をスタートできますし、見落としを防ぐための簡単なチェックリストを用意するのも有効です。

8. 庫内が冷えないうちに掃除を始める

魚焼きグリルを使い終わったら、すぐに掃除をしたくなる気持ちはよくわかります。しかし、庫内がまだ高温の状態で掃除を始めるのは非常に危険です。高温の金属部分に触れると、火傷を負うリスクがありますし、清掃に使うスポンジや布が熱で溶けてしまうこともあります。

理想的なタイミングは、グリルが完全に冷めてからです。冷却時間を短縮するために、使用後にグリルの扉を少し開けておくと良いでしょう。これで安全性を確保しながら効率的に掃除を行えます。

魚焼きグリルを安全に楽しむために

魚焼きグリル

この記事では、魚焼きグリルの「してはいけないNG行為」を紹介してきました。調理中の消し忘れや、掃除を怠ることで起こり得るリスクから、アルミホイルや脂分に関する具体的な注意点まで、多岐にわたる情報をお伝えしました。

魚焼きグリルは、適切に使用すれば料理の幅を広げる非常に便利な調理器具です。しかし、誤った使い方をするとその利便性を損ね、安全性にも影響を与えてしまいます。この記事を参考に、正しい使い方を心がけてみてください。

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