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宅配便の利用増で部屋に増えていくダンボール
新型コロナウイルス感染拡大時期から、通販で買い物を楽しむ人が急増しました。その時期の習慣は現在でも継続しており、通販などで購入したものを宅配してもらう、というご家庭は少なくありません。
しかし、宅配便を利用すると、どうしても家の中で嵩張ってしまうものが『ダンボール』です。宅配便を利用するたびにダンボールが増えてしまうので、置き場所に困っているという方も多いのではないでしょうか。
また、ダンボールは家の中に長い間、放置しているとさまざまなリスクを招きます。回収日には必ず家にあるすべてのダンボールを処分しましょう。
部屋にダンボールを放置してはいけない『4つの理由』
では、なぜ家の中にダンボールを放置すべきではないのでしょうか。ここでは部屋にダンボールを放置すべきではない理由を紹介します。
1.ダンボールに付いた害虫が部屋に侵入している恐れ
屋外から持ち込まれているダンボールには、気付かぬ間に小さな害虫がくっついている恐れがあります。
「工場から直接出荷されているし、大丈夫じゃない?」と思うかもしれませんが、小さな害虫は工場や企業から運び出される際、トラックで運搬されている最中、そしてトラックから各ご家庭に運び込まれる際に忍び寄ります。
また、ダンボールに害虫が卵を産みつけていることもあり、卵のついたダンボールを家の中で長い間放置していると、卵が孵化して家の中が害虫の温床になってしまう恐れも…。
2.ダンボールは害虫繁殖の温床になりやすい
ダンボールは吸湿性も高く、高い断熱性を持っています。それゆえに、ダンボールの中は湿度が高く温かい環境が整ってしまうため、害虫にとっては好条件です。
そんなダンボールを家の中に放置していると、害虫がダンボールを棲家にし、そこで繁殖し始めてしまうことも。ゴキブリの温床になりやすいともいわれているので、早々に家の外へと片付けるべきでしょう。
3.湿度の高い部屋ではカビ繁殖の原因になる
湿度の高い部屋にダンボールを放置していると、元々吸湿性の高いダンボールが部屋の中の湿気を吸い込んでしまいます。
一時的であれば部屋の湿気を吸い取ってくれるアイテムとして役に立ちますが、湿気を吸い取ったダンボールを部屋に放置し続けていると、ダンボールに給水された湿気によってカビが繁殖するリスクが高まります。
壁際などにダンボールを放置している場合は、壁にもカビが生えてしまうので、ダンボールは早めに屋外へと出しましょう。
4.収納しているものが湿気の影響を受けやすくなる
可愛らしいデザインのダンボールも増えている昨今では、ダンボール自体を収納ボックスとして再利用している方もいます。また、ダンボールに布などを貼り付け、自らデザインして収納ボックスにリサイクルしている方も多いでしょう。
しかし、ダンボールは湿気を吸い取ってしまうので、元々長期間使う収納ボックスとして適していません。また、中に入れているものも湿気の影響を受けやすくなるので、使う場合も期間を決めて処分してください。
ダンボールの保管場所には『屋外物置』が便利
ダンボールを部屋の中に保管していると、湿気や害虫など、さまざまなリスクを招きます。しかし、ダンボールの回収日は決まっているので、処分できる日まで保管しておかなければならないことも…。
そんな時は、家の敷地内、あるいは玄関やベランダに屋外物置や屋外用コンテナを設置してみてはいかがでしょう。屋外にダンボール置き場を設置することで、家の中に長期間溜め込むこともなく、害虫繁殖のリスクやカビのリスクも抑えることができます。
ダンボールは屋外で保管して回収日には必ず処分を
いかがでしたか。ダンボールは部屋の中に放置していると、害虫が繁殖したりカビが生えたりとさまざまなリスクが懸念されます。したがって、回収日までは屋外で保管できるよう、ぜひ物置やコンテナの活用を検討してみてください。