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泥棒は日頃から対象となる家の習慣をチェックしている
日本全国で年間約1万5000件以上もの住宅を対象とした空き巣被害が報告されています。昔に比べると減少傾向にあるものの、泥棒はさまざまな手段を駆使してくるため、こちら側も対策を徹底しなければなりません。
泥棒は日頃からターゲットにする住宅の習慣を観察していることが多く、住人の1日の行動パターンなどを観察し、留守の時間帯や家の防犯対策事情などを確認しています。
こうして数日間観察した後、泥棒に入りやすいと思われてしまうと空き巣のターゲットとなってしまうのです。
『泥棒に入られやすい家』がやっているダメなこと5選
泥棒に入られやすい家に住む人たちは、どのようなNG行動をしているのでしょうか。ここでは『泥棒に入られやすい家』がやっているダメな行動を紹介します。皆さんも心当たりはありませんか。
1.毎日日中に留守だと丸わかりな習慣
その家に住む人たちの1日の行動パターンや生活習慣が、外から見ていてわかってしまう行動は避けましょう。なぜならば「この時間帯は留守にしていることが多い」と気づかれてしまうからです。
- 洗濯物が干しっぱなし
- カーテンが締め切られている
- インターホンに日中は出ない
以上のような行動は、無意識に泥棒側へ留守であることを知らせてしまっています。この習慣が何日も続いていると「この時刻からこの時刻までは留守にしている可能性が高い」とターゲットになる恐れがあります。
2.鍵を閉め忘れることがある
泥棒は狙っている家に住む人の行動を事前にチェックしています。その時に鍵を閉め忘れていたり、「そこまで行くだけだから」と施錠せずに外出する習慣があると気づかれてしまうと、防犯意識が低い家としてターゲットになってしまうことも。
泥棒は2〜3分以内に侵入できる家を探しています。そのため、無施錠な家や防犯対策がされていない家は格好の対象となるのです。
3.窓を開けっぱなしで長時間放置している
換気のために窓を開けっぱなしにしたまま、近所のスーパーへ買い物に行くことはありませんか。窓を開けっぱなしにしていることも泥棒は近場からチェックしています。
また、普段換気している窓の場所なども特定されていることが多いので、その場所に足場となる室外機や椅子などが置かれていると、空き巣のターゲットになりやすいです。簡単に侵入できる家だと判断されてしまうので気をつけましょう。
4.ドアや窓などに対策がされていない
ドアや窓に何も空き巣対策が行われていないと、泥棒は施錠していても簡単に施錠して侵入してしまいます。例えば、玄関ドアの鍵が2つ付いている家と1つだけの家では、明らかに後者のほうが侵入しやすいでしょう。
また、窓も防犯フィルムや二重施錠などの対策が取られていない場合、簡単に割ることができてしまいます。こうした家は普段から防犯意識が低いため、侵入しやすいとターゲットにされてしまいがちです。
5.近所の人との関わりが薄い
泥棒は住人と近所の人たちとの付き合いも確認していると言われています。これは、近所付き合いのある家をターゲットにした場合、留守中であってもご近所さんから「あの人、この家の人じゃない」と通報がいくリスクが高まるからです。
そのため、近所付き合いのあまりない住宅を狙う傾向にあり、普段から近所の人と会話をしていない家や挨拶を交わしていない家などをチェックしています。
泥棒に入られないためにやるべき対策とは
泥棒に入られないように日頃から生活習慣や防犯対策を見直すことが重要です。
- インターホンに「録画中」と張り紙をする
- ドアや窓は二重施錠にする
- 人目につきにくい場所の窓ガラスには防犯フィルムを貼る
- 家の中の照明をタイマーで起動させる
- 砂利などを敷いて足音を立てやすいよう対策する
- 外に防犯カメラを設置する(ダミーも多少の効果あり)
しっかり防犯対策をしているとわかる家は、早々に諦めターゲットから外されることが多いと言われています。また、ご近所の方々とも挨拶を交わしたり、簡単な世間話をしておくことで、防犯につながることも多いでしょう。
特に人目につきにくい侵入口がある家や、隣家と距離が離れている家などは防犯カメラを設置したり、防犯フィルムを窓に貼るなど、いくつか防犯対策を講じておく必要があります。
日頃の生活習慣や防犯対策で空き巣被害を阻止しよう
泥棒は空き巣に入る前に住人の生活習慣や住宅ん防犯対策傾向を確認しています。日頃から泥棒に生活習慣を把握されないよう意識したり、防犯対策を徹底していることを示すことで、空き巣被害を未然に阻止しましょう。