水回りにできる『赤い汚れ』の正体とは?防止するための対策も

蛇口を拭く

水回りの掃除を少しサボると、早い段階で発生する赤い汚れ。これは酵母菌の一種で、雑菌です。俗にいう「赤カビ」と呼ばれるものですが、これができてしまうと黒カビを呼んでしまうので非常に厄介ですよね。赤カビの発生を抑制するための方法を紹介しているので、取り組みやすいものに挑戦してみてください。

水回りを掃除してもすぐにできる『赤い汚れ』…正体は?

蛇口やシンク、お風呂場の床や洗面器の底などにできる、赤い汚れ。ヌルッとしているこれらの汚れの正体は、酵母菌の一種であるロドトルラと呼ばれる雑菌です。俗にいう「赤カビ」と呼ばれているものですが、カビではなく雑菌なのでその点は知っておきましょう。

水回りにできる『赤い汚れ』を防止する対策

シンクに置かれた泡の付いたままのスポンジ

水回りにできる赤カビの発生を防ぐためには、以下のような対策を練る必要があります。

水分が残らないよう拭き上げる

赤カビが発生するのは、餌となる汚れだけでなく水分が残っていることが条件です。そのため、水分をしっかりと拭き取ることで、赤カビが発生しにくくなりますよ。シンクや洗面台はその日使い終わったら、お風呂場は最後の人が使い終えたら床や蛇口回りを拭き上げましょう。

お風呂場の場合、洗面器やいすも拭き上げておくと、汚れが繁殖しにくいです。

汚れが残らないよう洗い上げる

赤カビの発生条件は、餌となる汚れが残っていることです。

  • 石けんカス
  • 食べ物汚れ
  • 皮脂
  • 髪の毛汚れなど

赤カビの餌となるものは、上記のものが挙げられます。シンク周りやお風呂場にたくさんあるものなので、それを放置しないためにも1日の終わりにはしっかりと洗いあげを行うことが重要です。

長時間の換気

赤カビは、高温多湿の場所を好んで発生します。そのため、高温多湿状態にしないためにも長時間継続した換気を行い湿度と温度を低い状態に保つのがベストです。冬場であれば窓を開けるとすぐに温度が下がりますが、夏場や梅雨時などはなかなか温度も湿度も下がりにくいですよね。

思うように湿度と温度が下がらないときは、お湯をかけて拭き上げるのがおすすめです。

50℃以上のお湯で流す

50℃を超える熱湯をかけると、赤カビの酵母菌は死滅します。赤カビ対策したい場所に熱湯をかけるのは、非常に有効です。お湯は水よりも早く乾くので、拭き上げる手間も少し省けます。

熱湯といっても、沸かしたての100℃に近いものだと、素材を傷める可能性があるので要注意!排水管の素材のことも考慮し、お湯の上限温度は70℃くらいまでにしておくのが得策といえます。

赤い汚れを放置すると、どうなるの?

天井の隅のカビ

赤カビを放置すると、どんどん広がっていきます。繁殖力が高いので、放置すると掃除するのが大変です。それだけでなく、赤カビをエサとして黒カビが発生します。黒カビは根を深くおろして除去するのが非常に大変!

有害な物質でもあるので、できるだけ黒カビを呼ばないためにも赤カビは手早く除去し、発生を抑えておくに越したことはありません。

まとめ

水回りにできる赤い汚れは、酵母菌の一種で雑菌です。カビではないものの、不潔な状態であることは間違いありません。赤カビを発生させないためにも、発生を抑制する対策をしっかりと立てておきましょう。

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