玉ねぎを切ると涙がでる理由とは?泣かなくなるための対策まで

複数の玉ねぎ

サラダや煮物、スープなど様々な料理で活躍する玉ねぎは日本人の食卓には無くてはならない食材です。しかし、玉ねぎを料理する時に気になるのが、目にしみて涙がポロポロと出てきてしまうことです。なぜ玉ねぎを切ると涙が出てきてしまうのでしょうか。ここでは、玉ねぎを切ることで涙が出てきてしまう理由から、玉ねぎを切っても泣かないで済むための方法までをまとめて紹介しますので、参考にしてみてください。

玉ねぎを切ると涙がでる理由

玉ねぎで泣くイラスト

玉ねぎを切ってポロポロと涙が出てきてしまうのはよくあることで、主婦であれば経験したことのない人の方が少ないのではないでしょうか。

なぜ玉ねぎを切ると涙が出てしまうのか、原因を知ることで対策が出来るかもしれません。理由はいくつかありますので、確認しておきましょう。

玉ねぎに含まれる成分

玉ねぎを切ることで涙が出る最大の理由とも言えるのが玉ねぎに含まれている成分によるものです。玉ねぎには独特の匂いが存在していますが、その匂いは硫化アリルという玉ねぎ以外にはニンニクなどにも含まれている成分によるものです。

切ることで細胞に傷がつくと玉ねぎの中にあるアミノ酸が酵素の働きにより分解され、催涙性のある硫化アリルに変化します。そのため、皮を剥いただけでは涙が出ないのに、切ると涙が出てきてしまうのです。

揮発性が高い硫化アリルの刺激

硫化アリルが目や鼻の粘膜を刺激することで防衛反応として涙が出るわけですが、直接触れているわけでもないのになぜ涙がでるのかは、硫化アリルの性質が関係しています。

硫化アリルは非常に揮発性が高く、空気中にすぐに溶け込んでしまうのです。揮発性が高いからこそ、切ると涙が出て玉ねぎを切っている最中はなかなか涙が止まらなくなってしまうのです。

玉ねぎで涙を流さないための対策5選!

玉ねぎを切る女性

玉ねぎは日常的によく使用する食材なだけに、使用するたびに涙を流していては大変です。人によってはしみるどころではなく、激痛だと感じる人もいるほどです。

ここでは、玉ねぎを切る時に涙を流さないでも済む対策方法を紹介します。どれも手軽に行うことが出来るので今日から実践することが可能です。キッチンの環境などに合わせて自分に合ったものを選んで実践してみましょう。

1.ゴーグルを使用する

プールに入る時などに使用するゴーグルを着用しながら切ると涙が出ません。玉ねぎを切ることで涙が出るのは硫化アリルが目の粘膜を刺激するからなので、ゴーグルで目を保護してしまえば硫化アリルに目の粘膜が刺激されることもなくなり涙を出さずに切ることが出来ます。

2.割りばしを噛む

割りばしなどを噛んで口を半開き状態にすると涙が出にくくなります。割りばしなどを噛んで口を半開き状態にすると口が乾燥しますので、乾燥を防ごうと唾液の分泌が増えます。涙になる成分は唾液の方を優先させますので、涙が出にくくなるのです。

3.玉ねぎを冷やしてから切る

玉ねぎを1時間程度冷蔵庫で冷やしてから切ると涙が出にくくなります。冷やすことで硫化アリルが揮発しにくくなるため涙が出にくくなるのです。他にも、玉ねぎを水につけながら切ったり、包丁を冷やすなども硫化アリルの揮発を抑えるので効果的です。

4.レンジで加熱してから切る

玉ねぎにラップをかけて20秒程度電子レンジで加熱します。すると、加熱の段階で硫化アリルが揮発していくので、涙が出にくくなります。

5.よく切れる包丁を使用する

詳しい切り方は後述しますが、硫化アリルは細胞が壊れることで発生します。切れ味が悪い包丁を使用すると細胞が潰され硫化アリルを発生させてしまうのですが、よく切れる包丁でスパッと切ると細胞の破壊を抑えることが出来るので、涙が出にくくなるのです。

涙が出ない玉ねぎの切り方

カットされた玉ねぎ

冷やしたりレンジを使用したりするだけではなく切り方だけでも涙を出にくくすることは可能です。

涙が出ない玉ねぎの切り方ですが、まずよく切れる包丁を使用するのは大前提となります。切れ味が悪くなっている時は事前に包丁を研いでおくようにしましょう。本格的な砥石ではなく、手軽なシャープナータイプでも十分です。砥石など包丁を研ぐものがない場合には、磁器のお皿の高台部分を砥石替わりにして研ぐことも可能です。

涙が出ない玉ねぎの切り方は滑らせるように包丁の刃を目一杯使うイメージで切ることが大事です。スライサーで切ることをイメージするとわかりやすいかもしれません。というのも、落とし切りをしてしまうと細胞が潰れてしまうのです。

包丁は押したり引いたりすることでキチンと切ることが出来ますので、よく切れる包丁で丁寧に切ると細胞を壊しにくくなります。

実際、乾いた木製のまな板の上で落とし切りをするとまな板が玉ねぎから出た水分でたくさん濡れてしまいます。けれども、よく切れる包丁で面を目一杯使って切ると、細胞を壊しにくいのでまな板も濡れにくくなり、違いを実感することが可能です。

玉ねぎで涙が出ない人がいるのはなぜ?

カット中の玉ねぎ

玉ねぎを何の涙対策もせずに、細胞を潰すような落とし切りをしても涙が出ないという人がいます。

年齢や体質で出ないという場合もありますが、「ダークスポット」が出来ている可能性もあります。ダークスポットとは、日本人の6人に1人があると言われている目に黒い筋がある状態のことです。

涙の膜に筋状の黒い穴が空いているこの状態は、目の防護機能が低下している証拠でもあります。最悪の場合は失明に至ることもあるので、マッサージや眼科などで診察を受ける必要があるかもしれません。

玉ねぎで出た涙が止まらない時の対処法

玉ねぎで涙を流す子供

玉ねぎを切る時に涙対策をしなかったり、対策はしたけど十分ではなく涙が出てしまったりという人も多いでしょう。玉ねぎによって涙が出てしまった場合、玉ねぎを切っている間はなかなか涙を止めることは難しいです。

しかし、涙が出てしまうと視界がぼやけますし、包丁を扱っているのに視界がクリアではないというのは非常に危険です。では、涙が止まらない時にはどうしたら良いのでしょうか。

玉ねぎを切っていて涙が止まらない場合には、冷蔵庫や冷凍庫に顔を入れて数回まばたきをしましょう。こうすることによって、急激に目が冷やされ涙がピタッと止まります。

涙が止まったら換気扇の下で切ると換気扇が硫化アリルを吸ってくれるので再び涙が出るのを防いでくれます。また、扇風機やエア・サーキュレーターなどで硫化アリルを含んだ空気を飛ばしてしまうのも同様に効果が期待できます。

玉ねぎ対策は万全に

複数の玉ねぎ

玉ねぎによる涙に悩まされている主婦の方は非常に多いです。玉ねぎを切ることによって涙がでるというのは、目の防護機能がしっかりと機能しているということでもありますが、玉ねぎを切るたびに涙がポロポロ出てきてしまうのも厄介なものです。

玉ねぎや包丁を冷やしたり、レンジで加熱するなど、玉ねぎによる涙は対策を打つことが可能となっています。今回紹介した玉ねぎの催涙成分である硫化アリルの対策は、すぐに出来るものがほとんどなので、玉ねぎを切る時に涙が止まらないという人は試してみてはいかがでしょうか。

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