目次
寝る前にスマホを充電ケーブルに挿しっぱなし…大丈夫?
日常的に触れていることも多いスマホは、1日の終わりに充電するという方も多いでしょう。しかし、寝る前にベッド脇で充電していると、翌朝にはすでに100%を超えていることも。これは一般的に『過充電』と呼ばれます。
スマホは満充電を超えて充電してしまうと過充電となり、スマホのバッテリーに不要な負荷をかけてしまうと言われています。
このように、スマホの充電方法によってはスマホの寿命にも大きな影響を及ぼすため、正しい充電知識を持ち、バッテリーに負荷がかからない充電方法を実践することが大切です。
知っておきたいスマホ充電の正しい知識
毎日使っているスマホだからこそ、正しい知識で操作しなければいけません。ここでは知っておきたいスマホ充電の正しい知識を解説します。今一度、スマホの正しい充電知識を確認しましょう。
スマホのリチウム電池は充電サイクル回数で劣化目安がわかる
スマホのバッテリーには、主にリチウム電池が使われています。リチウム電池は充電サイクルの回数が多ければ多いほど劣化しやすくなる特性と持っています。
一般的に300回の充電で70〜80%ほどまで劣化し、500回充電すると50〜70%まで劣化すると言われています。この頃になると「最近、充電の減りが早いな」と不便さを感じる人が多いでしょう。
したがって、充電の頻度が多ければ多いほど劣化が早まるため、充電の持ちを良くする工夫や使い方を意識することも大切です。
最近のスマホは『充電制御機能』が備わっているものも多い
最初に少し触れましたが、スマホはバッテリー100%を超えて過充電してしまうと、バッテリーに負荷をかけてしまい、劣化につながると言われています。
しかし、最新型のスマホの多くは『充電制御機能』が備わっているため、80%を超えると充電速度が緩やかになり、100%に達すると自動的に充電が停止する仕組みになっているのです。
ただし、機種によっては充電制御機能が備わっていないものもあり、その場合は100%のまま充電し続けると『過充電』になります。バッテリー劣化の原因となるので、ご自身のスマホの性能を確認しましょう。
充電時間が長ければ長いほどバッテリーに負荷がかかる
スマホの充電は、充電にかかる時間が長ければ長いほどバッテリーにも負荷がかかります。もしも古い充電器を使い続けている場合は、充電器側も劣化している可能性があり、充電に時間を要していることも。
すでに数年使っている充電器は新しいものに買い換え、効率的に充電しましょう。また、最近では急速充電できる最新式の充電器も販売されています。こちらもバッテリーに負担をかけにくいのでおすすめです。
充電の残りが20%を切る前に充電を開始する
充電が0%になるまで使い続けている人を見かけますが、バッテリーの残りが20%を切ってから充電を開始すると、一度に充電しなければいけない量が膨大なため、バッテリーに負荷がかかりやすくなります。
なるべく充電は残り20%を切る前に開始し、バッテリーに負荷がかからないよう配慮しましょう。
涼しく直射日光の当たらない場所で充電がおすすめ
スマホ本体もバッテリーも高温多湿な環境とは相性が非常に悪い精密機器です。そのため、熱を帯びた場所や直射日光の当たる場所で充電していると、本体にもバッテリーにも負荷がかかり、劣化や故障につながります。
スマホを置く場所は涼しく直射日光の当たらない場所を選ぶようにしましょう。布団の上など熱がこもりやすい場所を避けてください。
スマホを操作しながら充電すると熱を帯びて劣化を早める
スマホを使っていると、途中で充電がなくなりそうになり、充電しながら再び操作する…という人は多いですよね。しかし、スマホを操作しながら充電すると、スマホ本体が熱を帯びて本体、バッテリーともに劣化を早めてしまいます。
したがって、スマホを操作しながら充電することは避けてください。
日常のマストアイテムだからこそ正しい充電方法を
いかがでしたか。すでに知っていた知識もあれば、少し前の常識に変化が現れた知識もあったと思います。日常のマストアイテムだからこそ、長持ちさせるために正しい充電の知識を把握しておきましょう。