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SNSの乗っ取り被害…具体的にどのような危険性があるの?
2000年代初頭から少しずつSNSの普及が始まり、現在ではSNSの普及率は8割を超えています。顔見知りの人だけでなく、年齢も性別の住む場所の違う人々と話を共有できるSNSは、正しく使えば良いコミュニケーションツールとして楽しめます。
しかし、最近ではSNSを悪用して金銭を搾取する犯罪が横行しているため、注意が必要です。SNSを乗っ取られることで、以下のような被害が多数報告されています。
- 登録情報や閲覧履歴から個人情報を収集される
- 個人情報や他人との会話が漏洩する危険性
- 他の犯罪事件に悪用されたり巻き込まれる危険性
今や個人情報はあらゆる犯罪に悪用される危険性があります。一度漏洩してしまうと、元の状態に戻すことは難しいので、SNSを乗っ取られないよう対策し、もしも乗っ取られてしまった際は速やかに対処することが大切です。
あなたのSNSが誰かに乗っ取られている『5つのサイン』
下記のような変化が見られたら、SNSを乗っ取られている可能性が疑われます。怪しい動きや乗っ取りと思われる変化がないかチェックしてみましょう。
1.SNSサービス側からログイン通知が届く
基本的に同じ端末からSNSにログインした場合、サービス側からログイン通知が来ないように設定している人が多いでしょう。ただし、別の端末からログインされた場合は、不正利用が疑われるため、サービス側から登録したメールアドレスや電話番号に通知が来ることが多いです。
もしもSNSにログインしていない時間帯にログイン通知が届いた場合は、他者からログイン情報をハッキングされて不正ログインされている可能性が疑われます。危険なので、速やかに対処しましょう。
2.SNSにログインできなくなる
いつも通りSNSを開こうとしたら、なぜか開けなくなっていた…ということはありませんか。もしかすると、第三者が勝手に不正ログインしたことで、使っている端末からログインできなくなっている恐れがあります。
また、ログイン情報を書き換えられてしまうと、その後、自分のアカウントにログインすることすらできなくなるので、早めにパスワードを変更するなど対応し、必要に応じてサービス運営側に通報しましょう。
3.覚えのない投稿や発信がある
皆さんは自分が投稿した内容を毎日チェックしていますか。投稿した後は自分の投稿を確認していないという方が大半だと思います。
しかし、知らぬ間に乗っ取り被害にあっている人の中には、後で見返してみると覚えのない怪しい投稿が行われていたり、フォロワーに覚えのないDMが送信されていたりすることも多いです。
毎日自分の投稿に怪しい動きがないか確認し、「こんな投稿した覚えはない」「こんなDMを送った覚えはない」という異変に気づいたら、速やかに正しい対応をとりましょう。
4.連携している他のサービスで不正利用があった
SNSのアカウントを利用して、他のサービスにログインできる連携アプリが増えています。もしもSNSと連携しているアプリ先で不正利用があった場合、連携元のSNSが不正ログインされている可能性が疑われます。
そのまま放置していると、勝手にクレジットカードを使われたり情報を抜き取られたりと非常に危険です。早めに連携を解除し、不正利用されたサイトのログイン情報を変更するなど対処してください。
5.覚えのない情報変更が行われている
多くのSNSは登録情報が変更されるとメールアドレスや電話番号に通知が届きます。もしも覚えのない情報変更が行われた場合は、第三者にSNSが乗っ取られ、勝手に情報が変更されている危険性も。
まずはSNSにログインできるか確認し、自分の登録情報を確認してみましょう。その後、ログイン情報を変更し、異変が見つかった場合はサービス側に通報してください。
SNSが乗っ取られてるかも…今すぐやるべきこと
もしも自分のSNSが乗っ取られた場合、どのように対処すべきなのでしょうか。
- パスワードを複雑なものへ変更する
- ログイン方法を2段階認証に変更する
- 外部アプリとの連携を解除する
- アカウントを凍結してサービス側に通報する
- アカウントを完全に削除して新たに作り直す
- 具体的な被害がある場合は警察に被害届を提出
SNSにログインできる場合は、速やかにパスワードを複雑なものへと変更し、多くのSNSで推奨されている2段階認証を設定しましょう。
その後、念のため連携している他のサイトやアプリとの連携を解除し、つながっているフォロワーに被害がないかなどの確認を行います。
もしも具体的な被害が出たり、アカウントにログインできない場合は、サービス側に通報したり警察に被害届を提出しましょう。
SNSが乗っ取られないように事前対策することも重要
SNSが乗っ取られてしまうと、あらゆる被害が想定されます。まずはSNSが乗っ取られないよう、パスワードを複雑化したり2段階認証を設定する、登録情報を他人に教えないなど事前対策を徹底してください。