歳を重ねるごとに友達が減るのは普通のこと?大人が疎遠になる6つの理由

年齢とともに友達が減るのは珍しいことではありません。多くの人が自然と疎遠になっていきますが、原因を正しく理解することで不安は軽減します。その理由と、友達との良好な関係を続けるコツを解説します。

歳を重ねると友達が減ると感じるのは自然なこと

年齢を重ねるにつれて、「最近友達と会っていないな」「誘われなくなった」と感じることがあります。友達が減っていくのは寂しく感じるかもしれませんが、これは特別なことではありません。

実際、日本では40代の約半数が「親しい友人がいない」と感じており、年齢を重ねるにつれて友達が減少するのは多くの人に共通した悩みなのです。

友達との関係が薄れることは自然なことですが、それでも不安になる理由はどこにあるのでしょうか。この背景には、年齢とともに訪れるさまざまな人生の転機や心の変化が隠れています。

この先では、歳を重ねると友達が自然と疎遠になっていく理由について、詳しく紹介します。

歳を重ねるごとに友達が減る理由6つ

歳をとるごとに友達が減る理由には、多くの人が直面する共通した原因があります。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

① 生活環境の変化が大きい

結婚、出産、転勤や転職などの人生の節目を迎えると、自然に生活の環境が変わります。例えば、独身時代に頻繁に会っていた友達でも、自分や友人に子どもが生まれれば子育てに追われ、友人と過ごす時間が激減します。

また、転勤や引っ越しで物理的な距離が離れると、頻繁に会うことが難しくなります。お互いに会えない状況が長く続くと、「もう誘いにくいな」と感じて、疎遠になることが多いのです。

具体的な環境の変化は次の通りです。

  • 結婚や出産により家族中心の生活になる
  • 転勤や引っ越しにより遠距離になり気軽に会えない
  • 職場を退職して付き合いが減る

生活環境が変わると、相手と自分の生活ペースが異なってきます。その違いが、自然と友人関係の距離を生むのです。

② 時間と体力の制限が大きくなる

若い頃は気軽に友達と外出できましたが、年齢とともに体力の衰えを感じ、長時間の外出が負担になってきます。また、健康を崩す機会も増え、病院通いや治療に時間を取られることもあります。さらに、高齢の家族の介護や自分自身の健康管理にも時間が取られます。

友達との付き合いが嫌になったわけではなくても、こうした時間や体力の制限があると、自然と交流が減っていきます。相手も同じ状況だと感じると、さらに誘いにくくなり、徐々に距離が生じてしまいます。

歳をとるほど、友達付き合いに割ける時間とエネルギーは限られてくるのです。

③ 相手への遠慮が強くなる

歳を重ねると、自然と相手への配慮が深まります。若い頃は気軽に誘えていた友人にも、「相手は忙しいのでは」「迷惑になったら申し訳ない」と考えてしまうのです。このような心理が働くと、自然に連絡を控えてしまい、お互いに遠慮しあう関係が生まれます。

しかし、お互いが遠慮していると、いつしか関係は疎遠になります。「相手も自分と同じ気持ちかもしれない」という配慮が逆効果になることも多く、適切な距離感をつかめなくなってしまうのです。

歳を重ねてからの友達関係は、こうした些細な遠慮が積み重なり、自然に距離を置いてしまうことがあります。

④ 価値観や興味の違いが大きくなる

歳を重ねるにつれて、自分の中の価値観や興味が明確になります。若い頃は話題が広く、どんな人ともある程度合わせられましたが、大人になるほどに「自分に合った人」と「合わない人」がはっきりと分かれてきます。

例えば、自分が仕事や家庭を最優先に考えている一方で、友達が趣味や遊びを中心にしている場合、会話や話題がかみ合わなくなり、付き合いが難しくなります。また、自分が人生の次のステージへ進みたいと考える時期に、昔のままの考えでいる友達に違和感を覚えることもあります。

このように、価値観の違いが少しずつ顕著になることで、自然に距離が生まれてしまうのです。

⑤ ネガティブな人間関係を避けるようになる

年齢を重ねると、精神的な負担を感じる人間関係を避ける傾向が強くなります。若い頃は、多少ネガティブな要素があっても人付き合いを優先して我慢することも多かったかもしれません。

しかし、歳を重ねるにつれて、自分の心身の健康を優先するため、一緒にいて疲れる人や、噂話や悪口を頻繁に言う人などと距離を置くようになります。

また、「マウンティング」など、自分を下げて相手を上げるような関係も敬遠するようになるため、結果的に付き合う人が絞られていくのです。

年齢とともに人間関係の質を重視するようになるため、自然と人付き合いの幅が狭まり、友人の数が減ることにつながります。

⑥ 経済的な事情で付き合いが難しくなる

経済的な状況の変化も、歳を重ねると人付き合いを難しくする要因の一つです。例えば、定年退職後は収入が年金のみとなり、現役時代と同じような頻度で外食や旅行などが難しくなります。友達と会うための経済的余裕がなくなることで、付き合いが減ってしまうケースもあります。

また、病気や介護費用など、加齢に伴う新たな支出が増えることも珍しくありません。このような経済的な事情から、外出や人付き合いを控えるようになる人もいます。

友人と会うのが経済的な負担になることで、無意識に友達付き合いを減らしてしまうのです。

歳を重ねても友達との関係を保つコツ

友達が減る理由は自然なこととはいえ、大切な友人とのつながりを完全に失ってしまうのは寂しいものです。友人との関係を無理なく続けるためには、少し視点を変えてみることが役立ちます。具体的なコツを紹介します。

小さなコミュニケーションを大切にする

頻繁に会えなくても、ちょっとした連絡を続けるだけで友人関係は維持できます。長いメッセージや電話をする必要はありません。LINEのスタンプを送ったり、「最近どう?」と一言だけ送るなど、小さなやりとりでもお互いの心を繋ぎとめる効果があります。

歳をとるほど大きな交流は難しくなりますが、小さな連絡を継続すれば、心の距離が開いてしまうことを防げるのです。

第三の居場所を見つける

自宅や職場以外に、自分が気軽に通える「第三の居場所」を持つこともおすすめです。例えば、趣味のサークルや地域のボランティア活動、カフェや図書館など、自分がリラックスできる空間で新しい人と出会うことができます。

歳を重ねるほど、新しい人間関係をつくる機会は限られてきますが、自分が好きな活動や場所に行くことで、自然に気の合う友人を見つけられる可能性が高まります。

年齢を超えた付き合いを楽しむ

友人との年齢差を気にせず、幅広い年代の人と交流を持つことも関係を豊かにします。年齢が離れた友人からは、自分が経験していない視点や、新鮮な考え方を教えてもらうことができます。

特に年下の友人と接することで、新しい文化や流行にも触れることができ、気持ちが若返ります。年齢にとらわれない友人関係は、視野を広げるのに役立つのです。

無理なくゆるやかに付き合う

友達関係を維持するために、無理をして深い関係を求める必要はありません。歳を重ねると、「本当に大切な友達が1~3人でもいれば十分」と感じる人が増えます。頻繁に会えなくても、お互いの存在を認め合い、適度な距離感を保つことが重要です。

無理をせず、適度にゆるやかに繋がることで、負担なく長く付き合える関係が築けるでしょう。

まとめ

友人関係が年齢とともに減るのは自然な流れであり、むしろ友人の数よりも、関係の質が重要になってきます。友達が少なくなったことをネガティブに考えるよりも、友人関係を通して自分自身がどのような人間でありたいかを考える機会にしましょう。

人生のステージごとに必要な友人関係は異なります。これまでの友人を大切にしながらも、これから出会う新たな友達にも心を開いていくことが、充実した人生につながります。

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