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夏は天気が不安定…通り雨やゲリラ豪雨に要注意!
夏の天候は、ほかの四季に比べると不安定です。
- ザッと雨が降る通り雨
- 急に曇って外を出歩くことが難しいほどの雨が降る、ゲリラ豪雨など
急な雨だけでなく、滝のような豪雨や雷雨が発生し、家屋に甚大な被害が出てしまうことも、昨今では深刻な問題です。どうして夏は、ゲリラ豪雨が多いのでしょうか?
夏に『ゲリラ雷雨が多い理由』
夏に『ゲリラ豪雨』が多い理由をまとめました。どのような理由で、ゲリラ豪雨は発生しているのでしょうか?
ゲリラ豪雨が発生する原理
ゲリラ豪雨は、夏の強い日差しが大きく関与しています。
- 夏の強い日差しが、海面や陸地を温める
- 上昇気流の発生確率を高め、大気の状態が安定しにくい状態になる
- 大気が不安定な状態のときに活発な対流が発生することで、強い上昇気流を伴う積乱雲が発生する
- 積乱雲の発達に伴い、ゲリラ豪雨が発生する
ゲリラ豪雨の発生率は、近年のヒートアイランド現象が関与していると言われています。こればかりは、一人の人間の力で解決できるものではありません。ゲリラ豪雨をもたらす積乱雲の発生を防ぐのではなく、ゲリラ豪雨に遭遇したときの対処方法などを考えておくほうがよいでしょう。
ゲリラ豪雨の特徴
ゲリラ豪雨の特徴は、以下の通りです。
- 局所的な大雨
- 雹が降る
- 竜巻の発生
- 1時間程度で雨や雹はやむ
ゲリラ豪雨は、基本的に長時間続くものではありません。しかし、おおよそ1時間の間にとんでもない量の雨が降り、場合によっては雷雨や雹になることもあります。
排水溝から水があふれるなどの被害が出る他、交通網の麻痺なども昨今では見られ、河川の増水なども深刻な被害が発生することも珍しくありません。
ゲリラ豪雨がもたらす被害
ゲリラ豪雨によって、以下のような被害が発生することがあります。
- 上流での河川の急激な増水…橋の崩落など
- 土砂崩れによる、道路の寸断や孤立集落の発生
- 処理が追い付かない雨量で、道路や民家が水没する
- 交通網の麻痺や、屋外への外出がままなくなり、足止めを食らう
- 落雷や突風の被害など
ゲリラ豪雨とひと口にいっても、被る被害は場所によって異なります。山が近いとがけ崩れ、川があれば増水や決壊、都市部では交通網の麻痺などがあるので、ゲリラ豪雨を軽視するのは危険です。
ゲリラ豪雨が降る前兆とは
ゲリラ豪雨が近づいてくると、以下のようなことが起きやすくなります。
- 急に曇って、暗くなる
- どこからか雷の音が聞こえる
- 雲が光り、稲妻が見える
- 急に冷たい風が吹き出す
ゲリラ豪雨は、異変を感じて雨が降り始めるまでの時間が短いため、おかしいと思ったらできるだけ早く屋内に避難しましょう。家にいる場合は、開けっ放しの窓などをすべて施錠し、雨が降りこまないよう対処してくださいね。
まとめ
ゲリラ豪雨は、夏に発生する確率が非常に高いです。ゲリラ豪雨の基本的な知識を身につけ、豪雨被害を最小限にとどめましょう。