子どもが夏休みの宿題をしない…親が絶対に避けるべきNG行為5選!

怠ける女の子

7月後半から子どもたちの夏休みが始まります。夏休みといえば、親としては子どもの大量の宿題が悩みのタネになるという人も多いのではないでしょうか。今回は、子どもが夏休みの宿題をやらない時の親のNG行為や、やる気を出させるコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。また、子どもの自主性を育てる方法や効果的な声かけの仕方についても触れていきます。

夏休みの親の悩み…毎年上位に『宿題』がランクイン

毎年夏になるとやってくる子どもたちの夏休み。一緒にお出かけしたり、普段はできない経験をしたりと楽しい思い出が作れる一方で、夏休みの親の悩みに必ずランクインしてくるのが宿題です。

毎年必ず出される宿題をなぜかやらない子どもたち…少しずつ進めなければ、後になって大変なことになるとわからないのかしらと悶々とする方も多いでしょう。

どんなに言っても宿題に取り掛からない子どもに、つい怒鳴ってしまう親は少なくありません。宿題に対してやる気がない子どもは、その子の性格に合わせた工夫を取り入れなければ、なかなか取り組んでくれません。

また、宿題に対してネガティブなイメージを付け過ぎてしまうと、余計にやらなくなってしまうため、夏休みの最大の難関と言えるでしょう。

子どもが夏休みの宿題をやらない親のNG行為5選

母親に叱られて耳をふさぐ女の子

自主的に夏休みの宿題に取り組む子どもは、ほんの一握りです。中には「どんな方法を使ってもやってくれず、お手上げ」という親御さんも多いでしょう。しかし、以下の接し方は、子どものやる気を削ぎ、反発心を生んでしまい、余計にやらなくなってしまうのでNGです。

1.「少しだけ」と先にゲームや動画を見せる

子どもに「宿題は?」と聞いたら「この動画を見たらやるから」と言われて待ったところ、その後全く手をつけない…ということはありませんか。結論から言うと、子どもの「少しだけ」は信用してはいけません。一度見始めたり遊び始めてしまうと、宿題に取り組みにくくなってしまいます。ゲームや動画を宿題前にやらせる行為は、短時間であっても絶対NGです。

2.頭ごなしに怒鳴って圧をかける

宿題に取り組まない子どもに対して、「どうしてやらないの!?」「後で困るのは自分なのよ!?」と怒鳴って圧をかけていませんか。怒られたことに対するネガティブなイメージから、余計にやる気が削がれてしまいます。子どもに圧をかけても、余計に嫌がるだけでやる気にはつながりません。

3.「宿題やったの?」とやっていないことを前提に確認する

「宿題やったの?」というフレーズは、夏休みに親が子どもに最も言いがちな言葉です。しかし、この言葉のニュアンスや口調によっては、子どものやる気を削いでしまいます。遅い時間に「やったの?」と聞くよりも、早い時間に「今日はいつやる?」と聞く方が、子どもにとってやる気を削ぐダメージが少ないです。

4.「〜しなさい」と親から命令する

何度言っても宿題しない我が子に対して、つい「宿題しなさい!」と命令口調で指示してしまうケースも夏休みのあるあるです。しかし、ここまで言っても取り組まない子に、命令したところで改善されることはほとんどありません。むしろ、「宿題からどう逃げよう」という思考を生み出してしまう可能性があります。

5.「なんでやらないの?」とやらない理由を聞く

宿題をやらない子どもに対して「なんでやらないの?」とやらない理由を問い詰める行為もNGです。子どもが宿題をやらない理由に深い理由はなく、ただ「やりたくない」だけなのです。代わりに「やりたくないんだね」と共感した上で「どうしてか教えてくれる?」と聞き方を変えることで、自分でなぜやりたくないのかを考え、教えてくれる子もいます。

子どもにやる気を出させるコツと効果的な対応策

子どものやる気を出させるコツや工夫はいくつかあります。その子の性格に合った方法をうまく取り入れることで、宿題へ取り組むスタート地点に立つ最適な方法が見つかります。以下にいくつかの効果的な方法を紹介します。

1. 自主性を重視したアプローチ

子どもの自主性を育てることは、宿題への取り組み方を改善するだけでなく、将来の自立にもつながります。以下のような方法を試してみましょう。

  • スケジュールの立て方を一緒に考える
  • 選択の機会を与える

例えば、カレンダーを使って宿題の締め切りを確認し、それまでにどのように進めるか一緒に話し合ってみましょう。また、「今日は算数と国語のどちらから始める?」といった形で、子どもに選択させる機会を作ることで、自分で決定する経験を積ませることができます。

2. 効果的な声かけの方法

子どもとのコミュニケーションは、宿題への取り組み方に大きな影響を与えます。命令口調を避け、以下のような問いかけ形式を心がけましょう。

「宿題をしなさい!」ではなく、「宿題はどんなのが出ているの?」

《具体的な3つの質問テクニック》

  • 「宿題は何が出ているんだっけ?」 (対象を思い出させる)
  • 「どこまでやったら終わったことになるのかな?」 (取り組みの具体化)
  • 「どれくらいかかりそう?」 (時間と負担感の確認)

これらの質問を通じて、子どもに宿題の全体像を把握させ、取り組みやすくします。子どもの答えを聞きながら、一緒に計画を立てていくことで、自主性を育てることができます。

3. モチベーションを上げる工夫

子どものモチベーションを上げるには、様々な工夫が考えられます。以下のような方法を、お子さんの性格や好みに合わせて試してみましょう。

  • 宿題することでご褒美がもらえるボーナスシステム制度を導入する
  • 宿題後に楽しみがやってくるように計画する
  • 親も一緒に勉強やリモートワークを行う
  • とりあえず1問だけやらせる

例えば、1週間宿題を計画通りに進められたら、好きな場所にお出かけするなど、子どもが喜ぶご褒美を用意してみましょう。また、「まずは1問だけやってみよう」と声をかけ、取り掛かりのハードルを下げることで、そのまま続けてやる気になることもあります。

これらの方法を組み合わせたり、お子さんの性格に合わせてアレンジしたりしながら、最適な方法を見つけていきましょう。根気強く取り組むことで、きっと効果が表れるはずです。

子どもに合ったやる気の出させ方を試してみよう

夏休みの宿題を子どもに自主的にやらせるのは難しいものです。子どもの性格や興味に合わせて、適切なアプローチを見つけていきましょう。

大切なのは、子どもの自主性を尊重しながら、適切なサポートを提供すること。完璧を求めすぎず、子どもの努力を認め、励ましていくことが重要です。

宿題と楽しみのバランスを取りながら、充実した夏休みを過ごせるよう工夫してみてください。焦らず、粘り強く取り組むことで、必ず良い結果が得られるはずです。

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