目次
冷蔵庫に備わっている機能
冷蔵庫には、以下のような機能が備わっています。
- 冷蔵室
- チルド室
- 冷凍室
- 野菜室
- 製氷室
それぞれ非常に便利な機能を持っていますが、冷蔵室と野菜室は比較的温度が近いため、使い分けに悩むという人もいます。具体的に、冷蔵室と野菜室にはどのような違いがあるのかをまとめました。
『冷蔵室』と『野菜室』の違い5選
冷蔵室と野菜室には、以下のような違いがあります。
1.設定温度の違い
冷蔵室と野菜室は、設定温度が異なります。
- 冷蔵室…2~6℃
- 野菜室…3~8℃
それぞれの家庭で設定温度にはばらつきがあるものの、最低と最高温度に違いがあります。たかが1℃と思うかもしれませんが、食材を保管するための1℃は非常に大きな違いです。同じ温度に設定しておけばどちらになにを収納してもいいのかというと、そうではありません。
湿度に違いがあるので、そのことも加味して収納する食材を選びましょう。
2.湿度の違い
前述通り、冷蔵室と野菜室には湿度の違いがあります。
- 冷蔵室…10~20%
- 野菜室…20~50%
メーカーなどによって異なることが多いので、自宅の冷蔵庫の湿度を正しく把握したい場合は、取扱説明書を確認してみるのもよいかもしれません。野菜室は野菜を保存するため、湿度が高めに設定されています。
3.広さの違い
冷蔵室と野菜室では、広さが異なるものが非常に多いです。
- 冷蔵室…冷蔵庫で一番広く面積を取っている
- 野菜室…冷蔵庫で冷凍庫と同じくらいか少し狭いくらいの面積
冷蔵室は「要冷蔵」と記載されているものが収納対象なので、広めに設定されていることが大半です。野菜室も広めに作られていますが、昨今は冷凍食品の幅が広がっているため冷凍庫と野菜室の面積が同じくらいになっているものが多いです。
4.使用頻度の違い
冷蔵室と野菜室では、使用頻度が異なります。
- 冷蔵室…飲み物や食べ物を取り出すときに使用するので、高頻度で開け閉めする
- 野菜室…野菜の取り出しで使用するため、主に料理をするときと野菜を収納するときに使用する
使用頻度が高いのは、基本的に冷蔵室です。
5.扉の形状と奥行き使い方の違い
冷蔵室と野菜室では、扉の形状と奥行きの使い方に違いがあります。
- 冷蔵室…右開き・左開き・観音開き・両開きタイプがあり、奥にものを詰められる
- 野菜室…引き出しタイプで、縦にものが収納できる
野菜を立てて収納できるよう、野菜室はある程度の深さがあります。
うまく使い分ける方法
冷蔵室と野菜室をうまく使い分ける方法は、以下の通りです。
- 冷蔵室…要冷蔵のものや高温が苦手な野菜、冷凍保存専用のもの以外は基本的になんでも収納できる
- 野菜室…もやしなど特別暑さに弱いもの以外は、野菜の収納に特化している
湿度が高いので、お寿司などを野菜室で収納することもあるでしょう。設定温度のみではなく、湿度の違いにも注目して、うまく冷蔵室と野菜室を使い分けましょう。
まとめ
冷蔵室と野菜室には、さまざまな違いがあります。うまく使い分け、食材をできるだけ長く保存しましょう。