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おしゃれだけど、扱いにくい木の食器
木製の食器は、独特の温かみを感じるため、非常に人気が高いです。しかし、普段使用している食器とは扱いが異なる面が多いので、木製の食器だけで生活するのはよくありません。どうして木製の食器がおすすめできないのか、理由をまとめました。
『木の食器』をおすすめできない2つの理由
木製の食器がおすすめできない理由は、以下のものがあります。
1.使える場面が限られている
木製の食器は、使用できる場面が限定されます。
- 電子レンジの温めでは、使用しない
- 食洗器は使用不可
- 冷蔵庫での食材の保存時の使用不可
- 浸け置き不可
- 油物や汁物は入れない
上記の条件では使用できないので、必然的に盛り付けのみでお皿の食材が残ったらほかのお皿に食べ物を移し替えなければなりません。木製の食器は「食べ物を食べるときだけ」「個包装のお菓子などを乗せるだけ」といった、常温での、その場のみの使用に限られることが圧倒的に多いです。
また、油物や汁物を入れてしまうと、見栄えはよくなりますが食器にシミができやすくなるので注意しましょう。
上記のようなことから、たくさんの料理すべてに木製の食器を使用するのは、おすすめできません。取り皿や、ちょっとおしゃれなワンプレートランチなどに使用するのがよいでしょう。
2.トラブルや破損が多い
木製の食器は、木を使用しているからこそ、トラブルが起きやすい面を持っています。
- がさつきが出てくる
- 色あせが気になり始める
- 亀裂が発生する
- カビが発生してしまうなど
普段使っているお皿であれば、落とさない限りよほどの高温にさらすなどしなければひび割れが起きることはありません。毎日ちゃんと洗って乾かしておけば、カビが発生することもないでしょう。
木製の食器は、何回か使っているとコーティングが剥げ始めます。どんなに大切に使っていても、普段使用しているガラスやセラミック製のお皿よりも劣化スピードは速いです。
また、木製のお皿はカビが発生した場合、漂白剤でのつけ洗いができないので、その点も注意しなければなりません。
木の食器の正しい使い方
木製食器の正しい使い方は、以下の通りです。
- 一般的な食器と同じように食事を盛りつけることは可能
- 使用後はすぐに洗う…種類による可能性があるものの、普通の食器洗い洗剤を使って洗えるものが多い
- つやがなくなったら、オリーブオイルを垂らしてキッチンペーパーで伸ばして食器に塗り込む
- カビや傷ができたら、やすりで削る
木製の食器のメンテナンス方法は、一般的な食器とは異なる点が多いです。そのため、トラブルが起きたときは早め早めに対処しなければなりません。
まとめ
木製の食器は、かわいらしい反面使いにくさもあります。普段使っている食器より使える場面が限られ、メンテナンス方法も異なっているということを把握し使用を検討しましょう。